ポータルにハックする為にはその場所の半径50メートル圏内に入らないといけない。通勤電車内でイングレス・スキャナーを稼働していると次々とポータルが現れては消えていく。神社や鳥居がポータルに設定されることが多いので沿線にその手の建造物が多いことに気付く。
駅は必ずポータルに設定されているので停車時間はハックの機会だ。GPSの誤差のお陰で車内から駅前ロータリーの時計台をハックすることも出来た。イングレスのスキャナー越しで見る通勤電車はキラキラと緑と青の光が飛んで行き、まるでスペースマウンテンの様だ。(^_^)
乗換の時も位置を確認してホームから駅前のポータルにハック出来ないかとついつい場所を変えてしまう。大きな駅にもなるとホームにいては駅自体にハック出来ないこともある。GPSが使えないとスキャナーは動作しないので地下鉄通勤ではこの楽しみは味わえないと思うと地上を走っていることに感謝だ。
バスに乗れば道路沿いのポータルが気になるが、走行中だとあっと言う間に有効圏外になる。半径50メートルに入ったところでバスが赤信号で止まらないかと期待してしまう。窓の外にポータルが見える度にワクワクするので、まるでサファリパークのバスに乗っているかのようだ。
会社に向かう道路沿いにも3か所ポータルがあると分かったのでわざわざ遠回りしてハックして行く。
イングレスはグーグルマップと現実の密接なリンクが妙な魅力を醸し出している。
「誰だよ、こんな店の看板をポータル申請したのは?」
「やはりローソンは店舗カラーに合わせて青優勢か!」
「公園の遊具をポータルにするのは止めてくれ。うろうろしていると不審者に思われてしまうじゃないか…。」
思わず心の中で呟いてしまうことが色々ある。
そしてエンライテンド陣営とレジスタンス陣営の攻防がCOMMを通じて伝わってくるのが面白い。今日の昼までは緑陣営だったポータルが夕方には青になっていた。ところが今見ると緑が取り戻しているのだからこの深夜の時間にも盛んに活動しているエージェント達がいる。
まるでMMORPGをリアルにプレイしているような気分だ。
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