P152:今月の一本!4K Ver.
“『アナと雪の女王』を取り上げている。貝山氏は躊躇なくネタバレ記事を書くので最後の画質に関する部分だけ読んだ。”
と書いたが先日『アナと雪の女王』の3D BDを鑑賞したので、やっと安心してこの記事を読んだ。案の定前半のあらすじが書いてあり1か月間凍結しておいて正解だった。(笑)
貝山氏は何故エルサが氷魔法を使えるのか考察している。私は単純に「エルサ生誕祝いのパーティに呼ばれなかった悪い魔女が腹いせに呪いを掛けたに違いない」。ディズニーだから『眠れる森の美女』設定を流用したハズ。”ううん、知らないけど絶対そう”と思って観ていた。(笑)
HiVi8月号では「VIDEO SOFT VIEW」の「番長の映画部屋へようこそ」で映画ライターの橋爪さつきさんを招いて『アナと雪の女王』を上映している。この中で橋爪さんが運営しているサイトで「アナ雪」の閲覧数が多いと語っている。このブログでも発売日の7/16(水)をピークに検索キーワード”アナと雪の女王 MovieNEX”が多くなっていただけに思わず納得してしまった。
記事に寄ると”7月14日から20日までの販売枚数は151万4,000枚を記録”、”「アナと雪の女王 MovieNEX プラス3D」も発売初週に3.9万枚を売上”とのことだから確かにアクセス数に影響を与えるには十分な母数だ。
この155.3万枚のうち3D盤はたったの2.5%しか占めていないのではディズニーがパッケージをMovieNEX仕様単品にしてしまう筈だと納得してしまった。(苦笑)
JEITA (電子情報技術産業協会)の「2014年 民生用機器主要品目国内出荷実績(数量)」を見てみると2014年半年で薄型テレビは2613千台出荷されており、その内3D対応モデルは449千台もある。出荷台数の17.2%も占めているのに「アナ雪」ではたった2.5%というのだから本当に3D機能は使われていないのだと実感させられてしまう。
3D対応テレビ発売からの出荷台数を調べて見ると2011年1340千台、2012年1139千台、2013年888千台と過去3年間で3367千台も売れているのに、3D映像を楽しんでいるのはたったの0.12%のユーザーだけとは本当にもったいない。
ディズニーアニメ映画は「超一流のCG技術と音楽」に「単純明快な話と分かり易いキャラクター」と言うアンバランスさを楽しむものと思って私は観ているが、私なりに「アナ雪」大ヒットの理由を考察してみた。
「アナ雪」は長女の責任を1人背負うエルサと次女の気楽さを満喫して天真爛漫に育ったアナという姉妹の立場の違いから袂を分かつことになるが最後に和解し合うというストーリーだ。簡単に言ってしまえば兄弟姉妹がいるだれでも経験したことのある兄弟喧嘩話で、殆どの人が共感出来る設定だ。姉の立場で観て「Let It Go」に感動するも良し、妹の立場で観て姉の命とクリストフのどちらを選ぶか迷うのも良し、とシンプルなストーリーの中にも女性受けする要素が織り込まれており「なるほど女性客を捕まえれば大ヒットする筈だ」と感心してしまった。
【関連リンク】
『「アナと雪の女王」初週売上は151.4万枚。映像作品で過去最高』
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20140723_658954.html
『2014年 民生用機器主要品目国内出荷実績(数量)』
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2014/
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