内容は「P.4 広角編」で5本、「P.20 標準&高倍率編」で14本、「P.54 望遠編」で9本、「P.78 大口径&その他編」で20本の計48本の実写レポートが掲載されている。MTF曲線、レンズフードの形状、収納時と再延長時の長さまで網羅しておりレンズカタログとしても必要情報が網羅されており便利過ぎる。(笑)
「テストページ」には全47本の「解像力&最短撮影距離&ボケ」が同一被写体実写画像で掲載されている。抜けている1本は14/02/28発売の「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」だ。私には14/02/13発売の「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH./POWER O.I.S.」までしっかり掲載されていることが重要だ。
例えば何かと比較対象となる「オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」と「パナソニックLUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8 ASPH./POWER O.I.S.」だが、解像度は互角に見える。
一方スペック上の最短撮影距離0.05mの差がどの程度の撮影可能面積になるのか、画角35mmと40mmの差がどうボケに影響するのか一目で分かってしまう。これを見るとボディ内手振れ補正があるカメラさえ持っていればオリンパスのレンズを選びたい。(笑)
「オリンパス ボディーキャップレンズ BCL-1580」はボディキャップアクセサリーだから、「パナソニック LUMIX G 12.5mm/F12」は3D専用レンズということで画質コメントが無いのも正直だ。MTF曲線もメーカー未公開と言うことで載っていない。
「すぐに実践できるアプローチテクニック」ではそれぞれの画角のレンズを使いこなす撮影テクニックが掲載されており勉強になる。
「開発者インタビュー」では自社の技術が顕著に表れているレンズとしてオリンパスは「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」の3本を、パナソニックは「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.」「LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.」の2本を上げている。
両社とも偶然マクロレンズなのは、3つのフォーカスレンズを個別に動かすには技術的な高さが必要だからだ。「LEICA DG MACRO-ELMARIT」のAFの遅さにはそんな理由があったのかと妙に納得してしまった。(苦笑)
私がマイクロフォーサーズを選んだのはコンパクトな「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6」に惚れたからだが、今では明るいレンズの魅力に目覚めてしまい大きく重い「LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8」と「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2」を愛用している。このFAN BOOKを読みながら自分のレンズ遍歴を思い出した。
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