1) 11:30〜12:10 ガンダムエース presents 富野由悠季トークショー
の【増補版】を(敬称略)でレポートする。
富野由悠季、中須賀真一(航空宇宙工学教授)とガンダムA編集長3名のトークショー。「過去の栄光で食べている」と自己紹介した富野は「今やガンダムを知っている人は一般人となっている。それが30年以上続いた成果だ」と言い、「現在新企画を構想中で9月創刊の『ニュータイプA』という漫画雑誌で発表する」と言明した。今から千年後の軌道エレベーターが存在する地球が舞台とのこと。
「アニメや漫画等のフィクションは子供達に未来の技術のあり方を見せて彼等が大人になった時、それを実現する原動力にならないといけない」と3.11後の使命観を語っていた。「ガンダムを破壊するのではなくて、その上に積み重ねる作品にしたい。作品は製作者の力だけで出来上がる物ではない。ファンの応援が必要なのでよろしくお願いする」と締めていた。
宇宙世紀でもバイストン・ウェルでもない世界観というのが興味深い。皆殺しの冨野と呼ばれたこともある話の展開は戦争体験から来たと聞いている。3.11がどのようにストーリー構成に影響するのだろうか。