NY旅行で新聞(日経)が溜まりまくってまして、ようやく先ほどキャッチアップできましたw
そんな中、気になる記事があったので、シェアします。
エネルギー再考(上)
エネルギー自給率を上げましょう。という話なんですが、なんていうんだか、日経の論調もそうですし、資源エネルギー調査会もそうなんですが、何で原発再稼働ありき何でしょうかね。紙面にもありますが、「原発再稼働 なお険しく」って書いてありますが、険しくていいんじゃないでしょうか。いや、むしろ再稼働しなくていいんじゃないでしょうか。日本は脱原発に舵を切ったんではなかったんでしたっけ?
どうにも再稼働ありき的な論調が多くて気になりますw
エネルギー再考(下)
九電の幹部が抑制の可能性について言及しています。「稼働を止めてもらうことになるかも。。。」とのことですw で、出力抑制の背景が、何と何と、FIT固定買取制度、と決めつけてますw 日経新聞さん、ちがうでしょ! 違うだろーーー!!!(笑) 抑制の背景は原発再稼働です。原発が稼働すればするほど、太陽光が押し出される構図になってるんですから。なんだか印象操作を感じる記事ですねぇ。
ただ、FIT固定買取制度の限界が来つつあるのは私なりに理解しています。買取単価は40円から21円に下がりましたが、現在ドイツ、フランス、アメリカなどは5〜10円が相場のようですw この相場でやれているということは、日本はどんだけ業者の企業努力が足りないんじゃい、って話になります。
欧州やアメリカも部材の多くは中国から輸入しています。日本もそうです。
にもかかわらず、10円程度の相場でやれている国と、21円でないとやれていない国。。。これってなんだか違和感ありますよねぇ。物価指数はそれほど大きくかい離していないのにw
最近業者さんと話す機会が多いのですが、うーん、何だか利回りありきで、部材のコストが下がった結果を全て利益として吸収している業者が多いようですw 投資家サイドには余り還元されずにw
となると全体としてはコスト削減の努力や生産性が低下していくわけで、いつまでたっても業者のスキルが上がりません。んで、ひいては日本全体の太陽光発電産業の地盤沈下につながります。やはり、制度としてFIT固定買取はソロソロ限界なのかもしれませんねw
打開策はこれから始まる高圧の入札制度を低圧に導入ってことでしかないようです。もしくは固定買取単価を思いっきり下げるとかw 10円とかにw
入札制度であれば業者間のコスト削減競争が激しくなり、優勝劣敗、努力した業者が勝ち残るという構図になるわけですからw
とはいえ、昨今の経産省のグデグデで業者もパツパツなのは知っているので、難しいところですが、理想としては業者と投資家が一体となって、適正な太陽光発電市場が形成されることを願う今日この頃ですw
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