今日は天気イマイチですね。
10月は日照弱かったですね〜。11月に期待しましょう〜!
さて、先日負担金の記事を書いた所、すごいすごいといった反響を頂いちゃったのですが、少々補足しておきますと、一応形上は9割以上の値引きに成功、となりましたが、実際に東電が、当方の圧力によってや、当方が金貨や小判、スーツ券をばらまいた(笑)ので、値引きした、というのではなく、彼らの見積もりとして、電柱を通すルートが明らかに頭の悪いルートとなっており、「そっちのルートじゃなくてこっちのルートで計算せいやー!」っと執拗に迫ってきた結果、そのルートが採用され、値引きというよりは、当方が指定した効率的なルートへの変更により、電柱の設置が不要となった、というコトがミソでございました。ですので59万円という価格自体、その内訳としては一切値引きとなっておらず、単純なる正規料金、という形になります。
で、今後はギリギリまでエア発電をしようと思っているのですが、
「何でアントレさんってエア発電で粘るんだろ?」
といった、素朴な疑問の声も聞こえてきましたので、このエア発電で粘る行為について、そのメリデメ中心に解説してみたいと思います。
まずは言葉の定義です。当方が勝手に定義しているエア発電は以下となります。
エア発電とは?
経産省の売電開始期限ギリギリまで意図的に稼働を遅らせること。若しくは、強烈な悪運を持ち合わせ、意図せずに様々なトラブルに見舞われ、結果として売電開始まで長期間かかってしまう事象
当方のスタンスは前者なのですが、たまに当方の卒サポ生の中で後者な方もチラホラいらっしゃいますが、後者の皆さん、ご愁傷様でございますw
それでは、エア発電のメリデメを整理してみましょう。
■メリット
@設備代が下がり、利回りUPが期待できる。
A周辺の他の発電所が先んじて電柱を立ててくれることにより、負担金が安くなる可能性がある。
■デメリット
B経産省、電力会社、自治体等の後出しの施策や条例により、事業とん挫リスクがある。
C金融機関、信販会社がシビレを切らして審査OK取り消しのリスクがある。
D生産性向上特措法の対象外リスクがある。
E地主がシビレを切らして土地契約解消のリスクがある。
Fキャッシュインが遅い。
という感じでしょうかね。
以下解説です。
まず、メリットの部分ですが、当方は自分で土地権利を見つけているので、@のように設備代のコントロールが可能となります。逆に業者案件は一度契約した設備代金で進める必要が出ちゃいますのでソモソモ難しい、というコトになろうかと思います。逆にデメリットも多いんですが、当方はCについてはイザとなったら現金買いもしくは権利売買のオプションがありますので、コチラも普通の土地権利を自分で取ったコトにより成せる業となります。Eについては土地決済を先にしちゃって地主さんと良好な関係を作ってますが、BとDのリスクを思いっきり背負っている、という形になります。Fについてもすでに稼働済みの発電所が複数ありますので当方的には急いでない、というコトです。
ということで、要約すると、BDのリスクを取ってでも@Aのゲインの方が高い、と、当方は考えているので、敢えてギリギリまでエア発電する、と決め込んでいるというワケです。
ただ、経産省により3年ルールが設定されちゃいましたので、粘れてもMAX3年、というコトなんですケドね。
まあ、このエア発電で粘る行為ですが、正確には、設備認定後3年以内には事業開始しなさい、というのが経産省認定のオフィシャルルールですので、グレーでも何でもない、単なる普通な行為であると、当方は理解しておりますw
では、その効果について試算してみたいと思います。
例えば、FIT単価21円、設備代2000万、年間売上200万、利回り10%の発電所を確保して3年エア発電で粘ったと仮定しましょう。
3年後のFIT単価は14円ですので、21円に比して、設備代は、
(21円ー14円) ÷ 21円 = 33%
下がる、というコトになろうかと思います。両単価においてIRR(≒実質利回り)が同一ですのでね。
つまり、14円時代になると、設備代が1340万になる、というコトになります。
一方、3年粘ってもFIT単価は21円のまま、よって、年間売上も200万のままですので、利回りを計算すると、
200万 ÷ 1340万 × 100 = 15%
というコトになっちゃうんですよね〜!
要約すると、FIT単価21円、利回り10%の案件が、エア発電で3年粘ることにより、利回りが15%になってしまう。というコトになろうかと思います。
っとまあ、コレはあくまで机上の計算ですので、机上論というコトでご理解ください。また、上述した通り、当方は土地権利を自分で取っており、地主さんとのネゴや業者とも施工タイミングで最新価格で再見積を頂く前提で事業を進めています。いわゆる業者案件は業者も早めに売り上げたいでしょうし、部材をすでに旧価格で確保済みも場合が多いので、この粘るスタンスはやはり中々難しいというコトでご理解ください。まあ、サラリーマンの方はやはり早めにキャッシュインが欲しいという方が大半ですので、大きなリスクを取って粘るよりは自然と早め早めになるようですケドね。
というコトで、極力リスクが顕在化しないように、引き続き地に足付けて進めていきたいと思います〜!
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さて、ご指摘の件、非常に臨場感あるお話ありがとうございました。頻度としては多くはないんですが、太陽光アルアルなお話かと思います。感じてしまったのは、やはり太陽光発電所というものに対する地元の皆さんの評判という部分ですね。自治体から目の敵にされ、地元の方もご指摘の通りヒガミやっかみが蔓延しているという部分は、場所によっては炸裂している面もありますね。でもこれは書き出すと長編大作になるんですが、今までの我々の電気は原発と火力、この2つによって成り立ってきました。本ブログの読者さんに置かれましてはその2大勢力は世界的にオワコンになっていることは周知の事実でございます。そこに新しい勢力というか、もはやこれしかないという再エネという超新星が登場しました。誰がどの観点でどう切り込んでも、日本の、イヤ、世界の未来は再エネが主役になっていくことは火を見るより明らかです。本ブログの読者さん含め、再エネ業界の人間はそのようなお話は日々感じながら過ごしているんですが、やはり、旧態依然の皆さんは一定量いらっしゃるわけで、決してその方々が悪いわけではなく、単に情報が行き届いていない、これから理解を深めていくであろう皆さんという感じで割り切るしかないと思います。その反対されている方に菓子折りもって会いに行くのはいかがでしょうか。上述したお話に加え、自然災害が多い日本において、地産地消型の再エネが、実は地元の皆さんにとって、原発や火力なんかより数百倍貢献できる、万一停電が起こっても、この発電所を活用して是非とも電気をお使いください。このようなお話を是非ともしてみてください。それでもダメー!ってな形もあるかと思いますが、我々再エネ発電家が地道にコツコツ、トライ&エラーでそのようなお話を地元の皆さんと共有していくという点は、非常に価値があり、我々にとってのある意味責務ではないかと感じてしまっている今日この頃でございます。色々大変な部分もございますが、日本のエネルギー業界の未来のために、そして地元の皆さんへの惜しみない貢献のために、何事も前向きに進んでいってもらえればと思います。引き続き頑張りましょう〜!
いつもお世話になっております。
やっと1基目の稼働が見えてきました。
結論:外部から権利付きの土地を購入した方が展開が早くなりました。
ここで、皆様にトラブル事例の報告をしたく記載致します。
小生、本来ならば、別の場所にて最初に稼働する予定でしたが、東電の
連携が振出しになり、このような結果になりました。
理由
東電が負担金を確定させる際に、直近の電柱(隣地者の敷地に建っている電柱です)から
既設トランスを容量アップして引き込む計画だったのですが、その隣地者に対して、
東電が用地交渉に訪問した際に、隣地者が協力を拒んだそうです。
※人が金儲けする事への協力する事が、嫌なようです。妬みですね・・・
結果、別ルートにて引き込む事となり、東電が再設計となりました。
なんと2020年1月まで時間を頂きたいとの事でした。(設計だけで3か月ですよ・・・)
ワォ!!!
イライラしちゃいます。(同時にガッカリもしました)
連携が長引くし、金額も決まらないし・・・
近所のババ〇とジジ〇が、道路隔てた居住者が太陽光を
実施することに、非協力的な事が判明しました。完全たる「妬み・ひがみ」だな・・・
元々は、家があって、そこの電柱から給電していたにも関わらず、小生が太陽光を
実施する時には、嫌だと言ったみたいです。
東電の電柱は、隣地者の所有物ではなく、東京電力の所有物にも関わらず
東電が隣地者に了承を得るために行った時には、ダメと言われたようです。
それで引き下がってくる東電もダメですが・・・
田舎の年寄りは、頑固者ばっかで結構面倒ですね・・・
こんなことで、稼働が4か月遅れるので、皆さん注意願います。
(内訳:設計3か月、負担金積算1か月)
アントレさん、またどこかで会いましょう!!(^^)