『Tin & Tina (2023)』
＜個人的な評価：10点中6点＞
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
子供を結婚式当日に流産してしまった夫婦が、カトリック系の孤児院から、奇妙な双子を養子にとる物語。
個人的に、夫婦、特に妻の方に、好感がもてなかった。てか、顔が怖い。
双子達はたしかに怪しすぎるが、養子にとってからには、責任とって、教育しないとって思うんだけどな。
子供ができない体なのに、双子を養子にとって、妊娠したのは、奇跡だし。
でも、神に感謝しないし、双子達に辛くあたるのもどうかと思う。
私は、仏教徒で、クリスチャンではないが、ラッキーな事が起きた時は、神に感謝するよ。
都合いいときだけ、神頼みで、願いがかなったら、神を忘れる人も多いけど、それは、よくないね。
それは、クリスチャンだけじゃなく、仏教でも神道でも、同じこと。
ようは、感謝の心。
無宗教の人だって、傲慢な人がいれば、周りの人間への感謝を忘れない人だっている。
この感謝の心が、夫婦には欠けてたんだなーと観ながら思った。
子供たちが純粋かどうか。
うーん。純粋すぎると思うね。
育った環境もあるから、聖書の教えを、子供ながらの純粋な心で解釈してしまう。
子供たちを正すのは、信仰を無理やり取り上げる事ではなく、同じ信仰の人を持っている人が、正しく導く事かな。
夫婦は、まず、クリスチャンじゃないなら、始めから、あのような子供達を養子にとるべきではなかったし、他の孤児院にいくべきだった。
養子をとるにしても、ある程度の年齢をいった子供を養子にとるなら、自分と同じ信仰をもっている人、（クリスチャンならクリスチャン、イスラム教ならイスラム教、無宗教なら無宗教）を養子にしないと、問題がおきると思うんだけどね。
そのような思慮に欠けてたのは、夫婦の方だからな〜。
無責任すぎる。
という事で、あまり夫婦に好感もてなかったわ。
ちなみに、私の祖父祖母世代の昔の話だが、親戚に、子供ができなない夫婦がいて、親戚から養子をとったら、自分の子供ができたパターンはあるらしい。もちろん、実子ができたからって、養子を返す事はせず、養子も実子も、同じように可愛がったそうだけど。その時に、養子を返すのは、罰当たりとも言われてたし。
まあ、実子ができたからって、養子を捨てるのは、モラル的にダメだなと現代の感覚でも思うけど。
昔は、子供がいない夫婦が、親戚から養子をもらうのは、よくある話だったな。
親戚だから、文化も信仰も同じだし、血も少しは繋がっている。
たくさん、子供を産む時代だったから、例えば、子供ができない姉妹に、自分の10人の子供のうちの1人を養子にわたすのは、よくある事だったらしい。
今は、先進国は、少子化の傾向にあるから、そんなことは滅多になくなったけど。
でも、アメリカ含む欧米では、養子をとる事はめずらしくない。
違う人種の子供も養子にとるのが流行ってるみたいだし。慈善活動の一種でもある。
赤ちゃんならいいと思うけど、でも、ある程度、年齢がいった子だと、違う文化圏や宗教だと、大変なんじゃないかなと思うわ。親の偽善的なエゴではなく、子供の気持ちを考えてほしいな。
そういえば、リアルの事件だけど、黒人夫婦が、わざわざ白人の子供を養子にとって、まわりに、自分は先進的アピール。でも、家の中では、白人の養子に対して、「お前は白人だから生まれながらの差別主義者だ！」
とイジメて、最終的には殺害したケースがあった。
欧米で、わざわざ自分の子供がいるのに、養子をとる人は、本当に優しい人もいれば、単に、まわりに良い人アピールしたいだけの偽善者もかなりの数でいる。それに、振り回されるのが、純粋な子供たちだな。
この映画では、最後、夫婦のうち、夫の方は雷に打たれて死亡。
でも、妻の方は、また双子を養子にとって、実子の赤ちゃんと、4人で暮らすのだろう。
妻の方も、どうやら、今度子ど本当に、改宗して、双子達と同じ宗教になったようだ。
クリスチャンになるのは、良いんだけど.... ちゃんと子供達を正しく導いてほしいが....大丈夫か？？？
彼女が、双子の間違ったキリスト教に、洗脳されているような気がしないでもないが。
