<個人的な評価:10点中7.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
かなり面白かった。理不尽な死しかなかったが、美男美女が多くて、子役の女の子も凄く可愛くって、目の保養になる。ストーリーも、ドッペルゲンガーの話が出てて、なかなかユニークで面白かった。
一応、注意事項として...犬は出てくるが...
ハラハラしたけど...
犬は、精神的には散々かもしれないが、肉体的には酷い目にはあわないし、死にません!!
最後も、ちゃんと育ててくれるミアとシャーロットがいるようで安心。
良かった。
罪もない人が無残な目にあうのも嫌だけど、それが犬や猫だと、さらに嫌な気分になるのでハラハラした。
しかも、舞台が、元精肉工場だからね。
主人公のアレックスは、昔、殺人事件+首謀者の自殺があった精肉工場を、リフォームして、AI完備の高級マンションへ。妻のシャーロットはアーティスト。2人とも、人当たりが良さそうで、賢い美男美女の夫婦だ。特に娘のミアが、とーっても可愛い。しかし、幸せな家族にみえたが、主人公アレックスは、奇病を抱えていた。娘のミアも異常な行動をとる事がある。
このマンション、私なら、安くても住みたくないわ。
住みたくない理由は、複数あるけど。
まず、元精肉工場ってのも嫌だし、動物の霊とかあるだろうし、なにより、いくら昔の出来事でも、死臭がしそう。そして、殺人事件があって、精肉工場の社長が自殺した現場でもある。
かなりの事故物件だ。
機能的な面でも、住みたくない。
最先端のAIマンションらしいが、たかが、電気を消すだけで、いちいち声を出すのが嫌だし、普通に壁のスイッチを押した方が早いじゃん。壁のスイッチが見当たらないようだが、まさかないの?笑。スマホでも捜査できるらしいけど、スマホの電源がない時や、各部屋のスイッチを、小さいスマホ画面で探すのも面倒。たんに、壁のスイッチを押せば電機は消えるでしょ笑。
私にとっては、無駄な機能だ。
とにかく、静かに暮らしたい私は、一々、声を出すのが嫌。
たかが部屋の電気を消すための、呪文(笑)も、なんか長いし。
うーん。最先端のものが、必ずしも、みんなにとって便利ってわけではないよね。
私の親友で、最先端好きの人がいる。
車ももちろんテスラだが、何もかもスマホでやっていて、便利!便利!と主張しまくっているが、私からみたら、アプリだらけのスマホも、なんか見づらいな〜と思うし、そういうものに頼りすぎて、自己管理などが、おろそかになっているなと感じる事も結構ある。
私も、めんどくさがりだが、彼女とは違うタイプのめんどくさがり。
まあ、私は機能面でも、AIマンションには住みたくないなと思った。
もちろん、遊びで、気分転換に、1−2泊するなら全然いいけどね。
そういえば、実際に、ロボットホテルってあるよね。行った事ないけど。
フィクションとしては、舞台が、AIマンションってのが斬新で面白いけど。
古い洋館や古城が舞台のホラーは沢山あるけど、こういう高機能なマンションのホラーも面白いね。
さて、このAIマンションに、移住してきた住民は、全員が悲惨な目にあっている。
まず、マッチョな、イケメンでスポーツの、ジャクソン。彼は犬を飼っている。
そのマッチョなイケメンと隣人で良い仲になる美人な若い女性。ビッチに見えるがビッチではなく、普通に良い子なんだが、このカップルも悲惨な死を遂げる。可哀想すぎる。
この人達、全然、悪くないよね。しかも、ホラー映画にありがちなウザいカップルじゃなくて、人当たりがよく、普通に暮らしているだけの人達だったのに。
特にジャクソン、めっちゃ良い人なのに、悲惨な死に方。
1泊しただけで死んだアレックスの取引先のオッサン。彼も過去に何か関わっているのかなと思ってたが、何も悪い事してないのに、殺されてしまった。
そして、Devin。この物件を調査するために移住してきた。
彼の父親は昔、この精肉工場で働いていて、殺された。何があったのか調べるためにDevinは越してきた。
彼が、この作品の探偵役。
彼もかなり悲惨な目にあうが、最後は死なずに生き残った。
良かった。彼も良い人。
この作品は、『SHINING』を連想させる。
主人公であるはずの父親役のキャラが、どんどん狂っていき、殺人などを犯して、家族も襲っていく様とかね。最後、狂った父親は死んで、母親と子供が生き残るのも、SHININGと似ているね。
このホラーの真相は、主人公アレックスのドッペルゲンガーにある。
アレックス(本名:RUPERT)は、予知能力があって、ドッペルゲンガーを生みだしていた。父親が自分をまきぞれに心中自殺するという予知をみてしまった。彼は予知を見て助かったが、ドッペルゲンガーを生み出してしまった。ドッペルゲンガーの方は、永遠に、この精肉工場に囚われてしまった。本体とドッペルゲンガーも、リンクしているので、それがアレックスの奇妙な頭痛&失神の原因だ。ドッペルゲンガーと本体は最終的に一緒になって、死を迎える運命。
それにしても、それに巻き込まれて悲惨な目にあった人たちが可哀想だな。
最後、娘のミアも、自身の予知能力のおかげで、母親と共に助かった。
しかし、それと同時に、ミアもドッペルゲンガーを作り出してしまった。
ミアのドッペルゲンガーは優しい笑みをしていたから、悪意はないと思うけど、もしかして、彼女も、この建物に囚われてしまうのかな。
自分のドッペルゲンガーを見たものは、不幸になるという都市伝説もあるし、ミアが心配だけど。
とりあえず、この映画の最後で、ミアも母親シャーロットも、犬も助かったので良かった。