<個人的な評価:10点中7.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
あらすじ:
主人公である駐在の阿川大悟は山間の村「供花村(くげむら)」に赴任することになる。前任の駐在が残した「この村の人間は人を喰ってる」という言葉に大悟も疑念を感じるようになる。閉鎖的な村社会で次々と起きる事件に大悟と妻、娘が巻き込まれていく。
カニバリズムを題材として限界集落を舞台とした、サスペンス作品。
原作は、 二宮正明による日本の漫画だ。
このドラマ、最初は原作を知らないで観たけど、かなりハマって、でも、放送が週1とかで、一挙配信じゃないんだよね。さすがに待てないので、先の展開が気になって、原作漫画を全部読んだ。
だから、ドラマが終わる前に、もう先の展開から結末まで、知ってしまったわ。
よっぽど気に入った作品じゃない限り、先の展開や結末を知ってしってしまった作品を、あえて、実写で観るのは面倒なので、ドラマは、ずっと途中で放置してた。まあ、ホラーサスペンスではあるが、あまり好きなタイプの作品ではないかな。つまらなくはないけど、荒々しすぎるというか、グロいのは別にいいんだけど、ゴシック的な、美しさがない。後藤家も、男ばっかりだし、ミステリアスな感じはしないし、乱暴なヤクザみたいで、華がない。
でも、一応、最近、ようやく、シーズン1全ての鑑賞が終わった。
グロや暴力描写が多いので、嫌いな人は注意。
個人的に、後藤家より村人の方がウザイんだけどな。
ああいう人に干渉するタイプの連中って嫌いだわ。
後藤家も派閥があって、恵介と洋介は、けっこう良いキャラしているんだけど、他は乱暴でウザくてキライ。
あの銀婆さんも嫌いだな。原作を読んだので、銀婆さんの過去も観たが、同情どころか、原作を読んで、もっと嫌いになったわ。
村人も後藤家も、とんでもない。
こんな村に着てしまった一家が可哀想。
でも、後藤家もそりゃヤバいんだけど面白いフィクションにはああいうカルト系のヤバい一族って必要要素かなと思う。カルト一族っていうより、ヤクザっぽいけど。荒々しい口調も好きではないが...
でも、それより村人はただ鼻につくし生理的に無理。どのドラマでもあるけど、フィクションキャラとしてやばくて嫌いなキャラ(または軍団)と、マジで生理的に無理なキャラっている。ああいう村人マジで無理だな。
特に、さぶさん。マジでうざい。
他人に過度に干渉する村人はリアルでもいそう。小さな集落や町ではいそうで嫌だな。村八分も嫌がらせでしかない。私が育ったのも現在住んでいるのも都会で「人は人。うちはうち。表向きフレンドリーだが干渉しない」な感じ。自分もそう。長く住んでいれば気があう近所の人と仲良くはなる事もあるけど。とにかく、私には、この村気質の価値観は、全くあわないだろうね。
大悟のキャラも、不良タイプ。乱暴ですぐに手が出る。
不良暴力駐在員に、不良な後藤家の村人。うーーーーーーーん。荒々しくて、下品で、華がない。
ただ、これでも、ミステリー要素はあったので、最初は面白かったけど、それも原作を読んで、全ての展開を知ってしまったから、面白さが半減してしまったよ。
大悟は不良キャラではあるんだけど、そこまで反感はないかな。
バカではないし、けっこう当たってる事もあるし、勘も鋭い。
なんだかんだで、主人公の大悟目線で観てしまうから、愛着はわくし、大悟と大悟の一家を応援はしている。
夫婦間も、友達夫婦な感じで、ナチュラル。
娘の、ましろは純粋で優しい子なんだろう。
犯罪者や凶暴な人に対しても、優しさや思いやりをみせるような子で、どんな悪人でも、人間の奥底にある微かな良心を感じ取れる子なのかな。
しかし、親からしたら、こんな危うい子は事件に巻き込まれそうだし、困ったものだ。
原作でいうと、ドラマのシーズン1は、まだ真ん中らへん。
シーズン2も、作らないと、中途半端だろう。
ドラマの終わり方をみても、中途半端すぎるし。
もう、原作で全ての展開を知ったので、ドラマでシーズン2が出ても観るかどうかわからないけど。