<個人的な評価:10点中7.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
タイのホラーは凄く怖いものに時々当たる。これもかなり怖かった!
オチがしっかりあって満足いく良作。
かなり怖かったから心霊写真ネタが好きな人にはオススメ。
しっかり怖いんだが、単に怖がらせる系とかではなく、伏線もしっかり張り巡らせており、全てがちゃんと繋がり、ストーリーが最後の最後まで、ちゃんとしっかりしていた部分は「仄暗い水の底から」に通じるものがある。
結論から言うと、主人公は自業自得だし、死んだ仲間も自業自得。主人公の恋人ジェーンが最後まで無事だったのを見ると、怨霊ではあるが、理性がある霊でもあり、あくまでも全部、復讐の念で、関係ない人は傷つけてないんだよね。
主人公の根っこがクソなのは、冒頭のひき逃げの時から思ってた。普段は温厚な優男風だが根拠が腐ってるクズ。実際にひき逃げはしてないし、ひき逃げは何だったの?と、ちょっと思ったが、あれは怨霊が「主人公の本質が根っこが腐ってる」という事を、主人公の恋人ジェーンや、私たち視聴者にヒントをくれた形になった。そして主人公の過去を思い出させるキッカケでもあったが主人公は最後まで都合よく嘘を突き通そうとしたな。
怨霊になったネート。彼女が消えた原因も自殺の原因も本当は全て知ってた主人公。だが最後まで、知らないふりをしてた。主人公だけ最後は死ぬこともできず(2回も飛び降りさせられたが大怪我だけで命はある)、生き地獄を生きる羽目になる。
体重計のシーンは初めて観た時から霊の重さが追加されてるのかなーと予想できたが、やはりオチを知った時は改めてゾッとした。
終盤のシーンで、主人公が心霊写真を撮ろうとしても霊が映らなかったが、霊が映らなかった理由が、怖かった。映ってないのは、主人公が撮ったからであって、怨霊はずっと主人公の肩に乗ってたのだ。しかも肩車!!!
そして一生、主人公の肩に乗る。
そんなオチ。
怨霊は主人公の元カノだけど、生きてる時から見た目がミステリアスな感じで...つまり、不気味で怖い印象。(実際は根暗だが真面目な子で主人公を愛してたが...)
ああいうミステリアスな見た目の女優さんを選んだのは、怖さにつながるから良い配役。
オチがないホラーや怖がらせるだけのホラーが多い中、このホラーは怖かったしストーリーもしっかりしてた。