<個人的な評価:10点中9点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
Leighton Meester(Gossip Girl / Blair) が主演で出ているので観賞。演じるのは、Eleanorというキャラ。
今作の舞台も、ニューヨークだが、Blair とは正反対ともいえるような役だ。
Upper East Sideで、御曹司たちや資産家の娘などの仲間達と育った超お嬢様のBlair と違って、Eleanorは、音楽の才能があるにも関わらず貧困で大学にもいけず、アルバイトを転々としている女性。
新たにみつかった仕事は、ナニー。雇用主は、Upper West Side の大邸宅に住んでいる大富豪。仕事は、12歳の一人息子の世話役だ。
その少年は、実は天才児だった....
そこらへんの大人より、はるかに賢く、大人だ。
切なく淡くプラトニックで、静かでスローな物語。思わず泣いてしまった。芸術的ともいえるような良い作品だ。
12歳の天才少年と、23歳の女性の二人の物語。
違う環境で育った二人、違う年齢の二人、裕福で天才だけど孤独な少年、孤独なのは大人の女性もそうだった...、天才少年の初恋、でも、ラブストーリーというよりプラトニックな人間ドラマだった。
生意気にみえて、実は使用人想いで優しい心をもっている少年。
単に勉強ができるだけじゃなく、聞き上手で、人の気持ちを考えたり、心優しく本当に賢い少年だ。
少年のお世話をするために、ナニーとして雇ってもらったのに、逆に自分が勇気づけられたり、精神的にも話し相手になってくれたりとお世話されている主人公。少年は料理も作れるし凄いなと思う。
主演のLeignton Meester & Julian Shatkin の演技が良かった。
Leighton も壮絶な幼少期で、10歳頃から家族の生活費を稼ぐためにモデルとして働いていて、高校の時は、プロムにいくお金もなかったというぐらいで、普通の高校生活を送る事ができなかったらしい。皮肉な事にも、彼女の失われた青春&高校時代は、フィクションで、Gossip Girl のBlairとして、経験できたけどね。
だからか、今回のようなお金に困っている役も、リアルさが出ていて泣ける。
ラストの音楽のシーンは言葉にできないぐらい切なくて好きだ。
小雨の日に観たい映画。
二人は将来また出会うのだろうか...
もう出会わないのだろうか。
けど、少年は、一生、この淡い初恋を忘れないだろうな。
二度と会う事がなくても、この2人の出会いが、この先、二人の生きる糧、生きる道しるべになるだろう。
ちなみに、12歳&23歳というと、子供と大人で年齢的に恋愛はありえないけど...
でも、大人になったら、所詮、12歳差。
あと、私の両親も12歳差。父親の方が年上だけど。友達の両親も、父親の方がはるかに年上って人もいるし。
そして、アメリカなどでは、女性が年上の場合もけっこうある。
私自身は、年下の男には興味ないんだけね。
でも、年齢差は大人になれば、実はそこまで関係ないと思う。
20歳年上のバツイチ子持ち女性と真剣交際している従弟もいるし。
結婚の予定はないらしいけど、もう15年以上も一緒にいて、いつも幸せそうだよ。
まあ、みんな大人になれば、年齢差なんて、さして問題じゃないと思うな。
不倫とか略奪愛とか、誰かを傷つける関係じゃないかぎり、愛に年齢は関係ないと思う。