<個人的な評価:10点中7点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
バイオハザード系のSFジャンル。今の時代にピッタリなドラマだと思う。
だが、このシーズンは、かなり謎を残したまま終わった。
シーズン1の舞台が、巨大で近代的な地下研究施設だったのに対して、今回の舞台は、孤島にそびえたつカルト教団の洋館。前回の研究施設も、今回のカルト教団の洋館も、外界から切り離された場所。クローズドサークル好きな私にとっては、超好みの舞台だ。
ゾンビが暴れまくる系のものは苦手なんだけど、HELIXには、ちゃんとSF的なストーリーがあって、内容もしっかりしている方だとは思うんだが、このシーズンは、謎が残るばかり。あと拍子抜けな点もあった。
年代が、現在と30年後で、行ったり来たりしている。
30年後の世界では、ジュリア&謎の男が対面。
「do you know the way to san jose」
は??
「do you know the way to san jose」
Juliaに、しきりに同じ質問を聞いてくる謎の男。
アメリカの有名な古い曲で、知らない人はあまりいないと思うけど。
私も好きな曲だし、小さい頃は、親がよく車とかで流して一緒に聴いてた。
なんだかノスタルジックな気分にさせてくれる曲。
で、この曲が、なんかすごい秘密があるのかな?と冒頭から色々と予想してたが、最終話で、単に、アラン&ジュリアの若き頃の思い出の曲だったという。は?
いや、もっと何かあるだろう...
不死の身で、不死にこだわるジュリアに対して、単に、アランの事と、初心を思い出せって事?
うーん。わからない。
でも、この曲が、色々と、バッググランドで流れてくるのはシュール。
ゾンビやサイコパスが、どんどん殺戮を侵している場面の、バックグランドで、この快適なテンポの爽やかな音楽。
で、謎の男の正体も拍子抜けなんだけど。まあ、それは後で語るとして。
ジュリアの父親、ハタケ博士が、落ち武者っぽくなってたー!!!!!!
元々、サムライ!な印象がする人で、シーズン1でもミステリアスなキャラだったんだけど、根は家族をとても愛している繊細な侍魂の人。サイコパスっぽい面もあるが...
不死のハタケ博士は、シーズン1の後半でせっかく再会した愛する妻&自分に尽くしてくれた息子(養子)の突然死を、乗り越えられていない様子...涙。
愛する家族は既に死んでいるのに、彼には、生きているようにうつり、一緒に暮らしているのだ。幻影と。
しかし、実際に彼が一緒に暮らしているのは、二人の屍。
グロい。
端からみたら、ハタケ博士は、とても病んでいるんだけど、本人が観ている世界は平和で、妻も息子もいて...
あー、切ないね。
そこへ、まだ生きているジュリアがやってきた!
父&娘の再会!
そして、戦い!!
刀!!
伝承!!!
『和』を取り入れた、そこらへんの描写が、かっこよかった。
このシーズン2での、名場面はそれぐらいだろう。
ハタケ博士、その後、死亡。
今度こそ、あの世で、妻と息子に再会できるだろう...涙。
不死とは孤独なものだったな...
ハタケ博士は、不死の身体で、500年以上も生きているけど、なんか孤独な人だったな。
ジュリアに関しては、良い人でも悪い人でもない点が逆にユニークなキャラとして成り立っている。不死にこだわっている感じはする。そして自分勝手で自分本位で強情。
ただ、賢いのが馬鹿なのか、その両方なのか笑。
まあ、ヒーロー系のキャラではないね。
ジュリアはイラリアの幹部(不死の人たちの集団)の1人になってたが、イラリアが、人類削減と称して、人類を皆殺しにするのを阻止する為に、もっと平和的な解決法を探していたのだ。(それがイラリアのトリックとも知らずに)。しかも、その平和的な解決法が、幻の果実で、人間の生殖機能をなくす事。
自然と、子供は生まれてこなくなるので、平和な解決方法。
つまり、私ら人間が、既に動物などにやっている、去勢と同じ事だね。
不死の集団が、一般人間に対して、去勢を行うという事だ。しかも、人間にはバレずに。
人間が動物にやっているのに、人間にやるのはダメってのも、ダブルスタンダードかな。
まあ、私は個人的に、地球の人口増加は大問題だと思っているので、なんとかしなくちゃいけないと思っている派だけど。日本だけでいうなら、少子化問題!って感じで、悪い事としてとらえられているけど、むしろ、少子化のおかげで、日本が一番、地球に貢献しているんだよね。少子化は、地球への貢献だと思っている。人間が減って、労働力はロボットとかAIが代行して、そうすれば、地球はもっと平和になるし、地球温暖化にも貢献するし、ほんと、広い目でみれば、人口が増え続ける方が大問題だよ。争いも増えるし...
こんな感じで、私は、人口のコントロールは、別に『悪』とは思わないし、ある意味、正義というのは、人によって違うのだから。さすがに大虐殺とか、去勢とかは、やりすぎだけどね。
あと、誰が生き残るか。私は、社会に貢献できる人や、優秀な人が生き残るべきだと思っているから、私は何が何でも生き残る側になれるよう努力するけどな笑。優勢思想になるが。別に優勢思想も悪い事だと、私は思ってないので。
そう考えると、一人っ子政策とか、ふたりっ子政策とかは、そういうのは人口コントロールには必要か。
あと、私のように子供を産んでない人には、ボーナスをくれ笑。
私は、子供を産んでない事で、地球の人口増加問題に貢献している。
つまり、日本の少子化政策とは、逆行の政策こそが、地球の為。
まあ、日本やアメリカのような人権国家ではありえない話だがね。
(人に子供を産め!というのもNG。産むな!というのもNG。弱者は優遇!差別するな!)
人権というと聞こえがいいが、日本やアメリカのような人権先進国で、自分の権利ばっかり振りかざして、社会への責任は一切果たさない、社会に貢献をしない、それどころか働きもせず税金も納めない弱者という名の強者が増加しているのも大問題。そういう国で、被害者ビジネスが流行るのも無理はない。あたり屋ビジネスといってもいいだろう。国が、そういう連中を甘やかしているからね。
しかし、本当に世界規模でいうと、人口増加は、問題なんだよ。
どうしようかって、突き詰めると、人口コントロールに行きつくから、人権ウルサイ現代社会では、一般市民の前では、タブーな話題でもあるけど、きっと、もっと上の権力者たちの間では、色々と計画立てているかもね。ドラマに出てたイラリアのような不死集団はさすがにいないと思うが、世界を裏でコントロールしている権力者集団ってのはいると思うね。(イルミナティとか)
それにしても、考えもしないで、計画もせず、貧乏人が、子供沢山産んで、生活保護で、税金を食いつぶすパターンとか一番最悪。私はアメリカ出身だが、そういう連中、本当に多いので大っ嫌い。アメリカでは、生活保護で、税金食いつぶす子沢山の上に無職の馬鹿が多すぎるし、加えて不法移民問題もあるし、犯罪者や犯罪者予備軍も増えているし、マジで良い事ない。本気で全員、消えてほしい。求人あるのに、あえて仕事しない系とか。生活保護の方が手厚いから笑。ほんと腹立つわ。資産家は金持ち過ぎて気にしないだろうけど、私のように、地味にそれなりに稼いでいるシングルが一番損をしているわ。すごく仕事しているし!!!税金めっちゃ高いし。そういう点では、私はトランプの不法移民政策には、頷く点も多かった。壁を作る方法はアホだけど。
コロナももしかして人口削減の為に作られた、人為的なものと囁かれた事もあった。
殺傷力が低いから、すぐに、人口削減という事には、結びつかないけど。
でも、もし、徐々に、体を蝕んでいるとしたら...
弱い人は、どんどん死んでいくとしたら。実際に今も死んでいる人はいるし。
世界に何が起こっているのか、一般人はわからないだろう。
私ら凡人は、わが身が一番かわいいので、とにかく自分は生き残ろう!と頑張るだけだ。
こんな感じで、現実問題と照らし合わせてみても、色々と考えさせられるドラマではある。
だから、ジュリアのキャラは、善でも悪でもなく、面白い立ち位置のユニークなキャラだ。
もう一人の主要女キャラ、サラはどうだろう。
シーズン1は、あまり好きではなかったのだが、彼女も中立キャラだ。
ただ、ジュリアよりかは、まだ「人間らしい善」の側面があると思う。
行動からみると、彼女も優秀なのか馬鹿なのかわからないが...
今回の鍵は、なんといっても、サラとサラの子供だろう。
で、サラに子供がいる事がわかってから予想してた事がある。
そう、30年後にジュリアと会った謎の青年は、サラ&アランの子供だろうなと、ずっと予想してた。なのに、違った時は拍子抜けだ...........
とにかく、サラの子供は、重要なキーになると予想してた。
なのに、結局、特に何もないどころか、サラの母性を刺激するだけの胎児で終わった。
そう、生きられなかったんだよね...たぶん、あの描写からするに...
あんなに必死に助けようとしてたのに...
サラの赤ちゃんは、成長する事もなく、胎児のまま亡くなった...
最後はそういう解釈でいいのかなー?
まあ、もしかして生きてたというパターンでもいいけど、あの終わり方、そしてシーズン3もない事をみると、やっぱり、あの胎児は死んだんだろうな。
30年後の世界で、ジュリアと会った謎の男の正体は、ソーレン。
そう、あのカルト教団で生き残った男の子。そして、治癒薬ともなる特別な血の持ち主。
あの男の子は、正義感があって、すごくいい子だから、普通の少年として幸せになってほしかったけど、あの教団を出たあとも、色々と大変だったようだね。
ソーレン&カイルの友情はけっこう好きだし、ソーレンは良い子なんだけど、でも過去で会ってたとはいえ、ジュリアとの接点がほぼなかったし...
アレンとは確かに接点あったけど。
でも、なんだかなー。
あんだけ、ずーーーーっと引っ張って、謎の男の正体は、サラの息子ではなく、ジュリアがよく知っている人でもなく、ソーレンだったとは。
ソーレンの話によると、アランとハタケは、不老不死者を殺すTXM-7ウイルスを作り出していたのだ。不老不死に拘り続けるジュリア。
そのウイルスが、ジュリアを蝕んでいる...
そんなジュリアを救うがために、ソーレンは、自分の血液を治療薬として差し出すが.....
あんなに不老不死であり続ける事に拘っていたのに、おそらく「do you know the way to san jose」の曲&アランとの過去の思い出がキッカケで、今までこだわり続けてた事が、さして重要ではないと悟ったのか、自ら、死を選ぶ......
ジュリア、死んだかな、多分。
死んだ描写はないけど、治癒薬を断り、死ぬ事を認めた描写はあった。
次にアラン。ちょっと微妙な点はあるが、作中、一番、ヒーロー的な位置にいる。
たぶん、彼はジュリアと離婚した後も、ジュリアを愛していたのだろう。サラとは一時の関係であり、彼が本当に愛していたのは最後までジュリアだったろうな。でも、不老不死を誰よりも嫌ってた。
そんなアランは、最後、自分が不老不死になってしまった。
おそらく、死にそうだった彼を、サラが助けたがゆえに、不老不死になったんだろう。
その後のアランはどうなったのかというと、そう、不老不死を止めたいために、ハタケと、不老不死者を殺すTXM-7ウイルスを作り出していたようだ。
30年後の世界で、アランは、まだ生きているのだろうか?死んでいるのだろうか?
それも謎のまま終わった。
ただ、自分が不老不死を殺すウイルスを作り出しているという事は自分も死にたいって事だから、おそらく死んでいるかも?30年後の世界では、ジュリアと再会はしなかったけど。
ただ、ジュリアもアランも、行きつくところは、死。
この曲って、故郷を懐かしんでいる曲でもあるんだよね。
そして、人生とかに色々と疲れたから、故郷に帰りたいみたいな...
そんな感じの曲。
ジュリアとアランも、あの世で、再会するかもね。
San Joseというのは、この場合、メタフォーか。なんとなく、この曲をもってきた意味がわかったような気もする。
Do you know the way to San Jose?
I’ve been away so long
I may go wrong and lose my way
Do you know the way to San Jose?
I’m going back to find
Some peace of mind in San Jose
L.A. is a great big freeway
Put a hundred down and buy a car
In a week, maybe two
They’ll make you a star
Weeks turn into years, how quick they pass
And all the stars that never were
Are parking cars and pumping gas
You can really breathe in San Jose
They’ve got a lot of space
There’ll be a place where I can stay
I was born and raised in San Jose
I’m going back to find
Some peace of mind in San Jose
Fame and fortune is a magnet
It can pull you far away from home
With a dream in your heart you’re never alone
Dreams turn into dust and blow away
And there you are without a friend
You pack your car and ride away
I’ve got lots of friends in San Jose
Do you know the way to San Jose?
Oh, L.A. is a great big freeway
Put a hundred down and buy a car
In a week, maybe two
They’ll make you a star
Weeks turn into years, how quick they pass
And all the stars that never were
Are parking cars and pumping gas
I’ve got lots of friends in San Jose
Ohhhh, do you know the way to San Jose?
Hmmmm, can’t wait to get back to San Jose
<“Do you know the way to san jose” by Dionne Warwick>
このドラマで一番ムカつく男は、アランの弟、ピーターだな。
シーズン1からクズで、ゴミ不倫男(しかも兄の妻であったジュリアと)だっただけじゃなく、組織の裏切り者でもあり、常に兄へのコンプレックスの塊で、陰湿で、狡猾で、グロ殺人鬼で、しかもサイコパス気質もある。最後、もっと痛い目みればいいのに、逮捕されただけって....
なんだかなー。かなり狡猾だよ。人狼ゲームだと狂人役だね。
結局、死ななかったようだし。それに、30年後にどうなったかも不明。まあ、30年後の世界では死んでいるかもね。
カルト教団のアンは、穏やかな印象ではあるが、彼女もサイコパスだろう。
普通に頭おかしい。拷問出産部屋がグロかった。
シーズン1と比べると、このシーズン2の方がグロだ。
ただ、アンも頭おかしいが、一番頭おかしくて、ムカついたのは、エイミーだな。
顔からしてムカつくが、狡猾すぎる。
女キャラで一番嫌い。
サイコパスそのまんま。
Game of Thrones のRamsay Boltonとお似合い。
つか、Ramsay Boltonの女バージョンみたいな感じ。
拷問出産部屋の管理をしてたし、女たちの歯や舌を抜いて、喜びながら拷問してたのも彼女。
あの下僕は、弟(または兄)だったのか。
幼い頃から洗脳したんだろうな。
Ramsayと似ている点はけっこうあるんだよね。サイコパスなのはもちろんだが、クズなのに地味にカリスマ性があり下僕がいる事。Ramsayも下僕の女たちがいたし。悪のカリスマ性と恐怖で洗脳してたな。
このドラマのエイミーとかいうサイコ女も、同じパターンでまわりを洗脳してた。
そして、GoTのRamsayも、エイミーも、父親コンプレックス。
父親に認められたいと同時に、父親より偉大になりたいという欲があった。
うん、本当に似ている!
エイミーの最後は、Game of Thrones のRamsay Boltonと同様に、因果応報!!!!
ざまあみろーーーーーー!!!
クズはろくな死に方をしない!と証明してくれたキャラなので、死にざまはスッキリしたけど。
あと、不死の男、マイケル。
井戸に生き埋めにされて、30年間も本当に死ななかったのは、すごい。さすが不死。
けど、やはり狡猾でサイコなクズはろくな死に方をしないな。
刀で首を斬られて絶命。
良い死に様です。
ピーターも、こんな感じで死んでほしかったのに。
ピーターだけは本当にスッキリしないからムカつくな。
でも、一番、?????????になったのは、最後の結末。
さらに、後世の世代。近未来的な世界。
なんと、あのサラ、まだ生きてたー!!!!!!
イラリアコーポレーションも、なくなってはいなかったし、むしろ大企業として発展していた。
おそらく、あの果実で、不妊が進んでいるんだろう。
でも、不妊治療もすごく進んでいる。
その不妊治療の担当医がサラ!!!
近未来的だが、怪しすぎる。
あの、拷問出産部屋を、近未来的にしているだけでは?と疑ってしまう。
まあ、拷問はないと思うけど。
でも、謎だな。目的がイマイチわからない。
人口削減がイラリアの目的では?だから、あの果実やら農産物やらを売り出しているんでしょ?
なのに、不妊治療?
もしや、その不妊治療でできた子供は、もれなく、不老不死になるとか?
ただ、そんな人口がさらに増えるような事をイラリアはするだろうか?
サラも目的は?
そういう事も曖昧なまま、終了なので、すっごくモヤモヤが残る最後だった。