『The Ninth Gate (1999)』
<個人的な評価:10点中7点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
あの有名な監督、ロマン・ポランスキーの作品で、若き頃のジョニー・デップが出てくる作品。
ジャンルとしては、ゴシックサスペンスかな。後半はゴシックだったが、それまでは、特にあまりゴシックっぽい場面はなかったかな。
せっかく、シントラにきているんだから、レガレイラ宮殿を舞台にすれば、もっと良かったのに。
秘密結社や黒魔術といったら、レガレイラ宮殿でしょ。
絶対一度は行ってみたい場所★ポルトガルの『レガレイラ宮殿』
テーマは面白いが、ちょっと途中だるかった。後半からちょっと面白くなってきたが、もう一捻りあっても良かった。あの金髪の気味が悪い女が、魔女っぽいのは最初から予想できてたが、あの双子の可愛らしい爺さんたちは何者なんだろう?最後、謎が残る展開だった。
あの双子の爺さんたちは、もしかして、ずっと昔の時代の人達で、選ばれしもので、永遠の命でも得たのかなー??何者だったのか。そもそも存在しているのか。
とある魔術所を巡る、ちょっとした冒険ものってテーマが面白いし私好みだが、ちょっと惜しい!といったところか。
ストーリーは、若き頃のジョニー・デップが演じる、アンティーク製本の発掘・売買を生業とするコルソが主人公。
彼は、悪魔学の泰斗でもある収集家バルカンから、高額な報酬と引き換えに、世界に3冊しか現存しない祈祷書『影の王国への九つの扉』についての調査を依頼られる。そして、3冊のうち本物はどれなのか。はたまた全部本物なのか?全部偽物なのか?
バルカンのコレクションであるオリジナルと思われる1冊を借り受けたコルソは、他の2冊と比較するために世界各国へと飛び立つ。ワクワクするねー!!!
しかしワクワクする展開なんだが、イマイチ、盛り上がりが欠けるような印象。
破格の報酬に惹かれて仕事を請けたコルソだが、調査を始めて以来、彼の周りには謎の金髪女が付きまとったり、銀髪の黒人に殺されかけたりと、危険な目にあう。
そして、双子の製本家セニサ兄弟から悪魔本のヒントを得て、本の秘密の鍵は堕天使ルシファーの署名が入った挿絵の版画だと知る。ついに、3冊の本に載せられた版画が少しずつ異なっていることに気付いたコルソだが..........
最悪な事に、本の調査を進めている中で、2冊の所有者が相次いで殺害され、オリジナルを保管するように頼んでた自分の友達までもが殺害される。人が死んだのに、悲しまずに、いたって冷静な感じのコルソ。
なんか人間味がない奴だなー。
まあ、コルソ自身も命を狙われるが、ここまできいたら、本の秘密について暴いてやるぞって勢いなんだろう。途中から、一緒に行動を共にする事になった、金髪のストーリー女。
うーん、美女って設定なのか知らんけど、個人的に、あまり好きじゃない見た目の人。(ロマン・ポランスキーの妻らしいけど、個人的に美人とは思いません)
気味が悪い。まあ、魔女なんだろうけど。空中を舞ったりしているのが、笑えた。
この女より、あの妖艶な男爵夫人の方が、美人だと思うな。その男爵夫人も、ヤバい奴だけど。
キレたら、魔女のような形相で、襲ってくるし。でも彼女は人間だったようだ。
本の秘密に気付いたコルソは、最終的に、目的の古城に辿り着いた。
そこにいたのは、バルカンで、悪魔を呼び出す儀式を始める最中。
バルカンもバカだな。コルソを生贄にするのかと思いきや、自分で焼身自殺かよ。
バルカンは選ばれし者ではなかったってわけだ。
コルソが選ばれし者だったようだけど...
LCFのサインが、言われる前から、既にルシファーを意味するものとわかったり、バルカンの図書館に入る鍵の暗号が、666ってすぐに予想できて、実際そうだったし、私も悪魔学については、最低限の知識はあるよ。雑な知識だけどね。それにしても、暗号に666って、バレるよ。暗号の意味ないと突っ込まずにはいられなかった笑笑。
結局、あの気味が悪い金髪女は、ルシファーの手先の魔女で、コルソを導きし者ってことか。
双子の爺さんも、導きし者たちか、過去に選ばれた者たちだろう。
最後、コルソは、悪魔を呼び出すことに成功して、特別な人になれたのか?
求める先は、不老不死?そこらへん、なあなあに終わった。
でも、それなりに面白かったと思う。
これが例の9つの版画。
LCFのサインがあるものが、本物で、3つの本に、それぞれ3つづつ、計9個の本物の版画が隠されてたとの事。