<個人的な評価:10点中6点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
「死ぬほどしゃれにならない本当に怖い“洒落怖”」な都市伝説を実写化したオムニバス。
久しぶりに短編の和風ホラー。観始めると、どんどん色んな短編が観たくなる。
怖いのは苦手だけど観たくなる。画面を小さくしたりして観る。
今回は、6話の短編。一つ、25分ぐらいなので簡単に空き時間に観れる。
#1 本当に危ないところを見つけてしまった
ホラー度:★★★☆☆
総合評価:10点中6.5点
ユリとマリの売れないアイドルコンビ・ユリマリは、ユーチューバーをしているが、なかなか人気が出ない。そんな折、ほかの配信者の人気動画を知り、2ちゃんねるのあるスレッドをもとにした企画を考える。
廃墟に出向いた一行は...........
POV形式のホラーは、やっぱり面白い。
気づくか気づかないかの感じで、謎の女がけっこう前から、少し離れたところに立ってたりしているのが怖かった。最後は攻撃してきたようだけど。あの化け物の顔は、仮面?なんかよくわからなかったが、気持ち悪かった。人体実験されたところかな。そして出向いた一行、全員、死んだっぽいかな。
#2 くねくね
ホラー度:★★☆☆☆
総合評価:10点中5点
山ガール初心者の亜弥と沙奈は、ハイキングコースを歩いている途中で神秘的な洞穴を見つけた。好奇心にかられて洞穴に入る亜弥を不安げに追う沙奈。洞穴の途中で文字が書かれた石像を見つけた。そのあと、洞窟の外で記念撮影をしようとする亜弥。沙奈がカメラをもって、亜弥を撮ろうとすると....
亜弥が急におかしくなって動かなくたった。パニックになった亜弥は、とりあえず、沙奈をつれて、民家へ避難したが、民家のおばさんには、沙奈の姿がみえない。どこにいったのかな沙奈。最後に、亜弥もくねくねにやられてオシマイ。うーん、結局二人とも、くねくねにやられたって話だな。くねくねより、憑りつかれた時の沙奈の顔の方が怖い。くねくねの事、知らなかったので、調べたら、都市伝説みたい。
#3 異世界に行く方法
ホラー度:★★★☆☆
総合評価:10点中6点
大学生の七緒は、高校時代の親友・真奈に線香をあげるため岡倉家を訪れた。彼女は失意に暮れている真奈の父・幸作から、「真奈が生きている別の世界があるのでは」と思っていると聞かされた。その後、家に帰り、妹から、エレベーターを使って異世界に行く都市伝説の話を聞く。実行する七瀬だが...
そして七瀬の隠してた秘密とは...
うーん。親友を殺したのは、あんたかい!殺したっていうか見殺しね。とても仲良しに見えたが、この年齢だと、大学の推薦や男絡みの事があるのかなと思ったら、普通に事故かよ。普通に、その場で、すぐ救急車呼べば助かったじゃん。助からなくても、人を呼ぶとか、やるべき事はあったでしょ。逃げるって何よ。親友じゃなくっても、知らない人でも、救急車呼ぶべきでしょ。事故なんだから。もしバレたら、大学の推薦が消えると思うと、逃げるしかなかったって、大学の推薦を理由にしてたけど。うーん。それでもきつい。じゃれあって押したとはいえ、殺意があったわけじゃないし、力づくで押したわけでもない。死んだ真奈にも、階段側でふざけてたという非はあったのだから。階段の側で遊ぶな!は、小学校の頃から、よく学校でも注意があったけど、こういう事故がおこる可能性があるから。事故はありきたりなもの。それでも、まだ息がある人を見捨てて逃げた主人公が意味不明。エレベーターで誰かが入ってくるのは予想できたが、なかなか入ってこなくて、そしたら、既に入ってきてた女(真奈)が怖かったけど、主人公の妹の姿も怖かったわ笑。
都市伝説にもある異世界に行く方法はこちら。
異世界へ行く方法
必要なもの:10階以上あるエレベーター
1. まずエレベーターに乗ります。(乗るときは絶対ひとりだけ)
2. 次にエレベーターに乗ったまま、4階、2階、6階、2階、10階と移動する。(この際、誰かが乗ってきたら成功できない)
3. 10階についたら、降りずに5階を押す。
4. 5階に着いたら若い女の人が乗ってくる。(その人には話しかけないように)
5. 乗ってきたら、1階を押す。
6. 押したらエレベーターは1階に降りず、10階に上がっていきます。
(上がっている途中に、違う階をおすと失敗します。ただしやめるなら最後のチャンスです)
7. 9階を通り過ぎたら、ほぼ成功したといってもいい。
成功を確かめる方法は、1つだけある。その世界には、貴方しか人はいない。
そこからどうなるかは、わからない。
でも一つ言えることは、5階で乗ってきた人は、人ではないということだけ。
ちなみに、これ、試した人も沢山いる。
You Tuberとか絶対やりそうな事だし、私も色々と動画を観たので、嘘の都市伝説だとわかる笑。
嘘というか、まあ... 成功しない事がほとんどでしょう。少なくともネットに動画あげてる人は失敗している。生きて動画を現実世界でアップできているって時点でね。
それに、5階で女が乗ってこなかったら、失敗!!って事なので笑。
女が乗ってくるまで待たないといけないのかな笑。
ただ、そもそも1人で乗らないといけないわけなので、動画を生配信中!とかってのは、1人じゃないのかも。誰にも知られずに、1人、ひっそりとやって成功した人ならいるかも?
私はこういうのは絶対試さないので、やりません。
昔、コックリさんみたいな事が学校で流行ってたけど、私は関わらなかったよ。
(私が住んでたアメリカやシンガポールでも、コックリさんみたいな危険な遊びはあった。ウイジャボードを使った本格的なものもあれば、紙で書いたものもある。いずれにせよ、私は、霊は信じているので、そういう遊びはやらない。おかげで、たぶん、呪われたような事はない。やろうとしてた友達を、Geek みたいで陰気臭いから止めなよって阻止して、本物の人間で遊んだほうが楽しいといい、Spin the bottle をやらせたね。私のおかげで呪われずにすんだな。そして新たなカップルがうまれた笑。感謝しなさい)
#4 パンドラ
ホラー度:★★★★☆
総合評価:10点中6.5点
母の田舎に引っ越してきた姉妹・梨沙と志乃。ある日、志乃は高校の同級生と一緒に学校へ向かっている途中、空き家の前を通り掛かる。志乃はその家が「パンドラ」と呼ばれていると知って母に何なのか問うが...。
けっこう怖いが、姉妹愛もあって、最後の展開は切ない。残酷な風習がある一族。その呪い。姉が妹を無償の愛で救った。騙したいじめっ子は、なにも痛い目にあわないのか。姉が一番可哀想だな。家の中でも、母親は妹ばっかり可愛がっているし。姉妹がいる家庭はこうなるのかな?私には兄と弟しかいないし、女1人だけだからか、両親、特に母親には愛されて育てられた。確かに頭が良い兄や弟と学力では比べられる事が何度もあったけど、私の長所もちゃんと見てくれてたし、私は両親からの愛は感じて育った。
姉妹だと、同性で年が近いと比べられたり、一方だけが可愛がられたりするのかなー。そんな家庭は嫌だな。私だったらグレるかも笑。でも、このストーリーの姉は、それでも、最後は妹を助けた。優しい子だな。切ない。別に妹に慕われてたわけでもないのに、よくあんな自己犠牲の精神でいられるな。
#5 メリーさんの電話
ホラー度:★★★☆☆
総合評価:10点中5.5点
階段から落ちて足を骨折した加奈は、友人の早苗に助けてもらっていた。そんなある日、加奈の家に飾られている人形を見つけて、早苗は一目で気に入る。加奈は普段のお礼にその人形を早苗にあげるが...。
良い友人だし、主人公も別にメリーさん(人形)に悪さをしてないのに、なんという仕打ち!
メリーさんの電話の都市伝説は昔から知ってたけど。怖いけど毎回笑ってしまう。ここまで凝った嫌がらせをしてくる霊。かまってちゃんか。結局、メリーさんの正体は何だったんだろう。人形の中に入った悪霊?
殺人人形なのかな。チャッキーみたいな感じか。
メリーさん、電話でなければどうなるのかな?朝まで電話でなければいいんじゃないの。着信音でも消せば。私はいつも着信音消しているし、メリーさんかけてきても、気づかないだろうけど笑。
#6 トイレの花子さん
ホラー度:★★★☆☆
総合評価:10点中7点
久美は学校のトイレの中で少女がトイレの花子さんに腕を引きずり込まれる夢を見て目を覚ます。彼女が自分の腕を見ると、夢の中で少女が花子さんにつかまれた部分と同じところに子供の手形が付いていた。その日、幼馴染が死んだとの連絡が入った。葬式の為に、故郷に戻った久美。そして、花子さんの真実と向き合う。
今回はめずらしく、切なくもスッキリする話だった。冒頭の夢のところから、なんとなく結末は予想できたが、やっぱりそうだったか。母が久美を邪険にする理由。久美の記憶喪失...
花子さんも寂しい少女の霊だった。久美はいじめられっ子で、花子さんは久美と入れ替わった。それ以来、本物の久美(久美の精神というべきか)は、トイレに閉じ込められてたのだ。久美として生きる事になった花子さんは、自分が久美を引っ張って閉じ込めた記憶も亡くなってた。自分が何者かも忘れてた。ただ久美として生きていた。別に悪事を働いているわけでもなく、普通に生きている人間の世界を生活していた。久美の身体をのっとってね。最後、真実を知った花子さん。久美に謝罪して、久美は久美の身体を取り戻す。母親に会いにいったら、母親はすぐに久美が戻った事に気づいて、感動の終わり。
今まで嫌がらせばかりの悪霊だったが、花子さんだけは、なんだか可哀想だったな。そして自分が悪かった事も謝れる良心がある霊だった。成仏してほしいね。トイレの中に閉じ込められて可哀想。
個人的に、この花子さんの物語が一番好きだった。花子さんもいじめられっ子だったのでは。
親友のふりをしたいじめっ子はどうなったのかな?
イジメにも色々あるけど、1対1の場合で、やられたらやり返す復讐系は、イジメとは私は思わない。
あくまでも、双方の個人的な問題。どうも馬があわないだけかもしれない。その動機も、学生だと、勉強、進学、恋愛、友人関係など、色々あるので外野が、とやかく口をはさむべきではない。それに、正当防衛や競争心は別に悪い事ではない。人を傷つけたら因果応報な目にあうのはしょうがないし。(例えば、学生時代だと、陰口、裏切り、金銭問題、借りパク、進学妨害、恋愛妨害、人様の恋人にちょっかいだす等、そういう事をしている人が、嫌われて無視されても一切同情しないし、関わりたくないと思うのは人として当たり前だよね。そういう人、学生時代にもいた。グループに入れたくないと思うのも当たり前。今までしてきた事、鏡をみてみろって。私もそういう人は無視するし。因果応報だよ。自分の行いが返ってきてるだけ。嫌なら少しは人の気持ちを考えて、周りの空気を読んで、行動をすべき。)
まあ、やり返す場合も、それがいきすぎると犯罪、下手したら殺人とかになっちゃうけど。先日のニュースみたいにね。そうなる前に、どこかで外野がストッパーをかける事は大切だろう。
ただ、イジメと外野がいっている事も、つきつめれば、イジメではないし、お互いが嫌いあっているだけ。実際は、個人VS個人の問題だし、双方にも言い分があるんだろう。
しかし、このドラマにあった小学生のイジメ。ただ面白がって、集団でやってる系は、明らかにイジメ。
その人が何もしてないのに、その人の嫌がる事を集団でして、面白がって笑うのはイジメ。
子供って深い意味はなくても残酷な事をする。子供のイジメってそういう場合が多いかも。
面白いからイジメる。人が嫌がる事をして笑うのは、よくないね。やっぱり、こういうのって学校より、親の教育が大事だと思うけどな。いじめっ子の家庭をのぞくと、けっこう家庭崩壊してたり色々あったりするから。イジメを根本的になくすには、いじめっ子の親も、子供との向き合い方に真剣に取り向かないと。
下記、イジメを目撃した私の話
私の経験談になるが、私も後悔している事がある。
私は、10代前半の頃、イジメを見て見ぬふりした事があって、今でも後悔している。
イジメの首謀者は、当時、私が付き合ってた元カレ。(←借りパクで性格も微妙だったので別れたけど)
元カレは学年の中では1番や2番を争う人気者でスポーツマン。(←顔と人気と影響力だけで付き合った私がバカだったが良い経験)
元カレは、スポーツは何でも上手にこなせるし、バスケ部で、教師からも一目おかれていた。しかし、私は知っているが、彼は勉強はダメだった。けど、宿題をやってくれるパシリみたいな友達が何人かいたし、試験でもカンニングの常習犯。しかも勉強ができる優等生の友達も囲んでたので成績は悪くはなかった。
元カレは、いつも、もう一人の人気者の親友(←同じく性格が微妙で悪党だけどスポーツマン)とつるんでて、回りにも常にイケている系の男子が複数いた。
私は、ただのお飾りだったが、元カレの友達など、男子たちによくチヤホヤされてたので、私も調子のってた時期があった。なにより、カースト最上位のグループに属するのは良い気分だ。
カーストとか、取り巻きとか、スポーツできるクズが人気者とか、ドラマの話だけじゃなく、リアルでも本当にある事なのだ。経験済。
そんな中、少し冴えないぽっちゃりした男の子がいた。元カレの幼稚園時代からの幼馴染だ。
その男の子は、ずっと元カレの事を友達と信じていて、金魚の糞のように、ずっとついてまわり、パシリをやってた。自分もグループの中にいる一員なんだ!と嬉しそうだった。自分から美味しそうな弁当を差し出したり。ちょっと大丈夫?と声をかけた事があったが、その男の子は、笑って、全然平気、自分がそうしたいんだ!と言ったので、私もそれ以上は言わなかった。
元カレと私が、学校でイチャイチャしてた時に、誰かがこないように、ドアの門番をしたり。そんな事までした。本人も嫌がってないし、別にいいかと私も当時は思ってた。そういうパシリだけなら、ともかく、酷かったのは、暴力もあった事。「プロレスごっこ」だの「訓練」だのって言って、1対1だけど、明らかにデカいスポーツマン系の男子が、変わる変わるが、その子の事を、殴ったりしてたのも見た。
それでも、なぜ、毎日その子は、後をついてくるのだろう。
ある日、その子の母親が、その子の痣をみて、学校に怒鳴りこみにきて、問題に発展。
もうその子は、元カレとはつるまなくなったし、元カレは2週間の休学処置。やっぱりイジメだったんだね。
その時は、私はもう元カレとは別れていて、上級生のカレ(←今のパートナー)と付き合ってたけど、別れてから、改めて、第三者目線でみると、やっぱりあれはイジメだったんだな。
他の友達にも、意見をきいてたけど、みんな、わかってた。
でも誰も言わなかった。私も止めなかったし、周りの誰人も止めなかったどころか、笑った人もいた。
男子生徒も、女子生徒も。
元カレは、その後、高校に進学しても、問題をおこしたり、どんどん問題児になったから、早く切って良かったと思っている。ただ、元カレには、私にも言わなかった事があって、あとから知ったが、彼は当時、家庭に問題があった。父親の不在&不倫、そのストレスからによる母親のギャンブル癖で、家の中には誰もいなかた。確かに家に遊びにいっても両親はいなかったね。とっても大きい家で、親不在だから、みんなよく元カレの家で、パーティーをしたよ。かなりのお金持ちだったのに、なぜか借りパク癖がある元カレ。今でも謎だ。ただ、元カレも家庭内でストレスあったのは間違いないだろう。だからといって、人をイジメていい理由にはならないけどね。見て見ぬふりしてた私も人の事を言えないが。
その元カレも、ようやく今は落ち着いて、結婚して、親やってるので、きっとまともになったと思いたい。
そして、聞いた話によると、そのいじめられっ子は、知人に、「自己責任」「本当に友達だと思ってた」って言ってたらしい。複雑だね。でも、やっぱり、あれはイジメだと思うよ。
幸いな事に、そのイジメられた男の子は、今は、普通に親の会社を継いで、ちゃんと立派なビジネスマンになっている。とにかく生きて元気でいるのが嬉しい。私は、そのいじめられっ子にも転んだ時に、助けられたことがあって、彼が本当に優しい人なのは知っている。そして、人に騙されやすいのかもね。
私も若い時は、このようにイジメを見て見ぬふりしてたので、私みたいな人が意外と沢山いるから、イジメ問題はなくならないんだろうな。
ホラー映画感想なのに、イジメの話になってしまったけど。
ちょっと色々思う事があって。
この都市伝説を実写化したオムニバスは、学生が主人公だから。
親子関係、姉妹関係、イジメ....
そういうのが、あったから、私も昔を思い出した。
都市伝説というのは、案外、思春期の若者たちが生みだした心の闇なのかもしれない。