『Mary Queen of Scots (2018)』
<個人的な評価:10点中5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
歴史映画は作り手のbiasが絶対に入るから、同じテーマのものでも、それぞれ作り手によって違ってくる。
これも制作側のBiasが入ったものの一つ。だから、史実映画だが、事実とが限らない。そもそも私達が習う歴史でさえ、国や制作側のBiasが入っているからね。アメリカの歴史教科書、日本の歴史教科書、中国の歴史教科書、全部違う。この作品も、そうだ。たぶん、フェミ思想の人が作ったものだろう。男を問答無用で悪者にして、逆に、女王のMary や Elizabethに肩入れして美化しているような映画だ。私が思うには実際の彼女たちはもっと強く、女王らしく、冷酷だったと思うけどな。Queen Elizabethは不倫女だしね。10代の頃からどうかと思う行動がしばしばだし、淫乱な母親を受け継いだかのような素質がたくさんある。例えば、優しくしてもらった継母の結婚相手とも不倫するような女だったし、年とってからも、有名な愛人Robert Dudleyは、既婚者でその妻を死に追いやったのはElizabethとまで一部で言われているし。国の政策についても賛否両論があるし、有名な女王だけど、決して聖人ではないね。別に君主に聖人を求めているわけでもないけど。
Maryにいたっても、恋愛脳で、女王としてより女として...のような行動が多いという文献もある。この映画ではかなり美化されているだろう。被害者のようになっているし笑。
そもそも二番目の夫を殺したのは、彼女だってのはけっこう有名な話だけど(事実は不明)、この映画では、完全に彼女のせいではない...みたいな感じだったな。だったら逆に女王として、どうなの?って思う。
自分が知らないところで、夫が殺された...笑。つまり女王としての威厳がないって事じゃん。まわりの部下をコントロールできなかったって事じゃん。フェミ映画は、女を変に被害者にしているけど、そういう事をする事で、女が弱くみえる。私が思うには、実際のMaryもElizabethも、色んな意味で、強かったと思うけどな。悪い意味でもいい意味でも。
まあ、何はともあれ、君主にとって配偶者選びは重要。
君主じゃなくっても、王室にとって、配偶者選びは重要。いや、一般人でもそうだよ。特に裕福な人は注意。
ただ、君主にとっては、もっとそれが重要になってくる。
女王として、男を信用できないというという、Elizabethの気持ちはわかるね。
少しでも油断したら寝首をとられる...
これは、別に女王に限った事じゃないけど、国王でもそうだけど、狡猾な王妃によって政権を握られた!って話は、古今東西、よく聞く事だ。(傾国の美女と歴史的には美化されているが実際は狡猾なだけ。ブスでも、そのような才能があればなれる笑。リアルでは、日本国のとあるプリンセスの婚約者の母親みたいな女だね。あれがリアルの傾国の美女になりうる存在だ笑。あと、英国ではあれだな。Mがつく名前の人。あの女は気持ち悪いし陰湿。早く離婚してほしいけど王子も完全に洗脳されてるね。あいつらのせいで仕事が増えた王室の家族が可哀想だ。)
だから、男に限った事ではないけど。君主の配偶者選びというのは、重要だ。
Elizabeth1世も、Maryも、私にとっては尊敬できない女王。
でも、どちらかというと、Elizabethの方が、女王としての覚悟と責任はあると思うな。