<個人的な評価:10点中7.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
観ました…
私、本当に考察系のミステリーホラーが好きで、この作品もその魅力がしっかりと詰まってる。予測できない展開が続く中で、矢代の行方が気になって仕方ない。
彼、いったいどこに消えたのだろう?もうこの世にはいない、そんな予感がする…。
イシナガキクエも印象的だったけど、この作品は一歩も二歩も先を行く、謎めいていて胸を締めつけられる。怖さというより、背筋を凍らせるような不穏な空気が漂っていて、まるで現実と幻想の境界を揺らすような感覚😧
下記ネタバレ
代わり玉となった良樹は、暗闇に包まれたベッドの上で、まるで別の存在に変わり果てているかのよう。布に覆われた体、見間違えそうな手足の不自然さ。そのベッドのシーン、あの輝度が上がった瞬間、まるで誰かがその下に隠れているかのような錯覚を覚える。自らその身をその場所に縛りつけ、果てしない裁きに身を投じているのか…?
「四十九日の儀式」の話が、すべてを語っている気がしてならない。
そして、良樹母の言葉。
「あれじゃあ、やっぱりだめみたいですね。」
真犯人:
明正?オカルトに夢中だった?
矢代の儀式は失敗なんかしていない。
明正が引き起こしたのは、家族を呪い、全てを終わらせるための、計画的な「終焉」だったんだろうか。
「自分の中に抱える不運やネガティブな感情を思い浮かべ、それらが鏡に映るようなイメージを描いてみてください。そして、それを紙に書き留めてください。」という言葉が響いた後、一家が記入していた紙の内容が画面に映し出される。
「数学の成績」と書かれている部分は、おそらく良樹が記入した。
残りは「明正」「お兄ちゃん」
これにより、明正が家族から疎まれ、厄介な存在として扱われていたことが明らかになる。
良樹が「替え玉」として選ばれた背景にもその理由がある。明正の過激な言動や引きこもりが原因で、家族が苦しんでいたことが示唆されている。写真が良樹によって撮られたのは儀式の前か後かは不明だが、元々オカルトに対する関心が深かったのではないかと感じる。明正がオカルトにのめり込んでいたのか、それとも陰謀論に取り憑かれたかのような振る舞いをしていたのかは定かではないが、彼の行動にはそれらの影響が見て取れる。
真犯人は明正だろう。