歌舞伎観賞
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市川海老蔵『古典への誘い(いざない)』
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市川海老蔵『古典への誘い(いざない)』
歌舞伎観賞に行きました。
歌舞伎ファンでもないし詳しくもないし、前にワンピースのスーパー歌舞伎を観て以来、ずっと歌舞伎には行っていないけど、日本の伝統芸能を少しでも知るために、また市川海老蔵さんが好きなので、彼の公演を観る為に行ってきた。
一番良い席に座りたいが、前方の席は、すべて売り切れ。
私がゲットできたのは、一等席だけど、3階の一列目だった。
私のように一人客がけっこういた。ジロジロと周りをみてないから、年齢層までは詳しくはわからないけど、女性客の方が多かった気がする。
会場のコロナ対策はしっかりしていたと思う。
また、席も一席を空けての販売だったので、となりのは誰もいなくて、とっても快適だった。一応、食事も禁止なので、みんなマスクをしていた。
歌舞伎だから3時間ぐらいの長い公演なのかなーと思ってたが、おもったより、かなり短かった。
間に20分間の休憩があったが、その休憩もいれて、約1時間半の公演だった。
思ったより短かったな。
前にワンピース歌舞伎を観た時は、一等席ではなかったけど、同じぐらいの値段で、確か、倍の時間だった気がするんだけど。
歌舞伎ってこんなに短いの?と、時間の短さは、ちょっと残念、もっと観たかったなと思った。
内容に関しては、けっこう満足はしたけど。
海老蔵さんの挨拶や声も聞けてよかった。
演目は二つ。
間に、成田屋一門による『御目見得口上(おめみえこうじょう)』があった。
演目:
一、『寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)』長唄囃子連中
三番叟…市川海老蔵 /翁…市川九團次 千歳…大谷廣松
★能楽の『翁』という神聖な曲を基に作られた歌舞伎舞踊「三番叟物」の一つ。かつては、正月興行や顔見世、劇場の新開場など祝儀の場で上演された儀式舞踊で、通常、舞台を清める意味を込めて冒頭に上演されてたらしい。前半は翁と千歳による天下泰平・国土安穏を願う荘重な舞、後半は五穀豊穣を祈る三番叟の踊りが見どころ。
感想: 床をとんとん、どんどんって叩いたり、見ていて迫力があって楽しかった。縁起が良い踊りのようで、厄除けをした気分になった笑。前にも動画で観た事があるが、海老蔵さんのジャンプは迫力があって、けっこう高くジャンプできる人なんだなーと凄いと思った。普段からの筋トレをしっかりしている人なんだろうね。
二、成田屋一門による『御目見得口上(おめみえこうじょう)』
★舞台挨拶
感想: 海老蔵さんをはじめ、みなさんの生の声が聞けた。コロナ禍の中、どう歌舞伎をやっていくか考えている声などなど、ジョークも交えながらのお話だった。
三、『男伊達花廓(おとこだてはなのよしわら)』長唄囃子連中
五郎蔵…市川海老蔵 禿…大谷廣松 新貝荒蔵…市川九團次
★御所五郎蔵は江戸一番の男伊達。侠気溢れる粋な男振りの五郎蔵が向かうのは、大勢の客で賑わう吉原仲之町。五郎蔵がこの廓へやって来たのは、恋人の傾城から文が届いたゆえ。
その傾城との馴れ初めをはじめ、折々に交わす逢瀬の様子を語る五郎蔵。
そこへ五郎蔵に遺恨を抱く男伊達たちが現れ、恨みを晴らそうと打ちかかる。
しかし、五郎蔵はこれを難なく退け、恋人の許へと向かうというお話。
感想:思ったより短かったけど、楽しかった。御所五郎蔵のストーリーは、パンフレットに書いてあったので、どんな人なのかなと読んでから、歌舞伎を観賞した。知らない人は読んでから観賞するのをお勧めする。
パンフレットには妻と書いてあったが、2人の馴れ初めとかもかいてあって、2人が本来は大名の家に仕えてた身だったらしいから、それなりに身分があったのだろう。大名に仕える武士と侍女だったらしい。御所五郎蔵昔は、同じ家に仕えている男女同士が、恋仲にはなってはいけないらしいので、2人の中は禁断ゆえに、武士の実をはく奪されて、2人とも低身分になってしまったらしい。はれて夫婦になったが、性格が苦しく、御所五郎蔵が病で倒れたので、妻の皐月(傾城)は遊女として働きに出たらしい。その妻に会いにいくストーリー。
2人とも、昔では、そこそこのキャリアだったのに低身分になって貧しくなるのは可哀想だなーと、観賞前に、パンフレットで知識を少し得てから観賞。でも悲恋とかそういったストーリーではなく、ワクワクするような、おちゃめで、明るい感じの演目だった。傘を使いながらの踊りが面白かった。
以上、歌舞伎の感想。
素人だけど、普通に楽しめたかなと思う。
時間的には、もっと長くてもいいかなと思ったが、今の歌舞伎ってこんなものなのかな。
で、席だけど、3階は1列目であっても、やっぱり見えにくい。
よっぽど目がよくなければ...海老蔵さんは目立つし、遠くからも、すぐわかるけどね...
それでも、やっぱり、もっとシッカリ観賞したかったな。
だから、近くに座るか、又は、オペラグラス(双眼鏡) が必要だね。
価格:3,170円 |
価格:2,980円 |