『女鬼橋 〜 The Bridge Curse
(呪われの橋) (2020)』
(呪われの橋) (2020)』
<個人的な評価:10点中6.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
台湾ホラー!!
日本や韓国のホラーに似ていて、じめじめくる感じ。
このジメジメくる感じがたまらなく怖い。
普通に怖かったです。
てか、私はなんで、ホラーばっかり最近観ているんだろう。
別にホラーは好きなジャンルではないし、できれば避けたいし、まわりにホラー好きがいるわけでもないんだけど、なぜか、憑りつかれたように、すごく観たくなる時ってある。
今がそんな時期。やばい、呪われてるかな?笑。
特に、この映画とかさ、タイトルやポスターからして、ヤバいやつじゃん。絶対怖いやつじゃん!!!
はい、でも気になって、観てしまいました。
で、やっぱり怖かったので、幽霊が出てくる時は、画面をほぼ隠した。いつもこんな感じ。
ホラー観る時は、100%観てないね。怖い場面を隠して、音声だけで、なんとか話を繋げてるだけなので。
そんなわけで、けっこう、この映画はややこしかった。
確かに、あれ?この登場人物いたっけ?とか、この人どこいったのかな?とか、そんな違和感は感じてたけど。画面は暗いし、怖い場面を隠しているので、ちゃんと見ているわけでもないし、それにメインの女の子(キャスターじゃない方で、女子学生の方)の顔が、最初から怖いなと思ったし。幽霊じゃないのに、怖い顔!って思っちゃった笑。実際、その人、ずーーっと憑りつかれてたようだけどね怖。
日本のホラーもそうだけど、韓国も台湾も香港も、てかアジアのホラーは怖い。
じめじめする感じで怖い。
欧米ホラーも怖いのは怖いし、アジアのホラーに似たものもあるけど。
あくまで、一般的な傾向として、欧米ホラーは、悪魔が人間に憑りついて大暴れしたり、ゾンビ化して驚かせたり、大暴れで吃驚仰天系が多い。そして、幽霊かと思いきや、殺人鬼だったパターンも多く、それもある意味、ホラー(サイコスリラーホラー)。
アジアのホラーも、この映画では、幽霊はかなり大暴れしてるけど、じめじめ来る感じなんだよ...
あと顔がやっぱり怖い。特殊メイクなんだろうけど、怖い。
欧米の幽霊顔は、すごすぎて、よくみると慣れて、逆に笑ってしまう場合もけっこうあるんだけど、アジア系は本当に怖いし、特にこれは、かなり怖かった。欧米は獣化、悪魔化に対して、アジア系は、人間に近い顔が残っているから怖いのかもしれない。不気味の谷というのかな。人形でもそうだけど、人間に近い方が不気味さ、怖さが増すというか。完全に獣になったら、もう怖くない。
さて、ホラーについて、色々語ったけど、大学でJホラーの講義をとった事があるとはいえ、全てのホラー作品を観ているわけでもないので、ホラーのエキスパートではないです。
あくまでも、個人的な感想や意見!
で、思ったのは、この作品は、王道の怖いジメジメするアジアホラーですね。
そして時系列と登場人物が、ややこしい。
だが、うまく整理すると、謎が解けてくる!
最初から、長い髪の女学生が、ちょっと怪しいなと思ってた。彼氏にフラれてしまった子ね。
普通に明るく派手な子で、いっけん普通なんだけどね。
普通にしている時も、顔がたまに一瞬怖くなったりするのが怖い...
まあ、この女学生が、物語の鍵を握っていたんだけど。
ちょっと、キャーキャーうるさい女キャラがいるのが、ウザかったけど、まあ、ホラー映画にいがちなタイプなので、うるさいなと思いつつ、スルーしたけどそれ以外は、普通に怖いし面白かった。
あらすじ
東湖大学のキャンパス内にある心霊スポット「女霊橋」
遠い昔、恋人を待ち続けた女学生が、深夜湖に身投げ自殺を図った。
それからというもの、深夜0時になると湖の傍の階段が、13段から14段に...
1段増えるという怪奇現象が学生たちの間で広まっていた。
時は立ち、2016年...
同大学の学生5人が女霊橋で肝試しを行う。
ルールは、鐘が鳴ったら目隠しを外して湖を1周する事。
そして、スタートしはじめたら、絶対に何が起きても振り返ることはできない。
もし振り返ってしまったら...女鬼が現れ、あの世に連れていかれてしまう...
早速ルールに従い肝試しを始めた5人。
そして、早速、男子学生のウェンヤオが行方不明になってしった。
残された4人は、その後、恐ろしい怪奇事件に巻き込まれていった。
生き残ったのは...
そのちょうど4年後、あの時と同じうるう年になった。
女霊橋で起こった学生変死事件を調べていた元キャスターの女は、ある事に気づく。
謎を解く鍵は、年と肝試しの参加人数。
実は、ずっと、2020年にいるキャスターが、2016年の事件を追っているのようみえたが、
実際は、2012年、2016年におきた出来事を、私達、視聴者は、全部2016年の出来事と勘違いして観ていた。
だから、途中で感じた違和感、あのキャラどこいったっけ?とか、こんな人いたっけ?と思うのだ。
全て、2016年の出来事と、錯覚してしまったのは、あの女子学生がいたから。
そう一人だけ、2012年にも、2016年にも、両方のきも試しにさんかした女学生がいたのだ...
怖。
私が、最初から、顔が怖いなと思ってた女子学生は、2012年に、初めて肝試しに参加して、橋に貼られた御札を剥がしてしまった。その時に、彼女は、女鬼に、憑りつかれてしまったのだ。
2012年では、4人が亡くなり、その憑りつかれた女子学生だけが行方不明になった。
そして、なにくわぬ顔で、2016年に、彼女は、また別のメンバーと、肝試しに参加していたのだ。
(今思えば、その女は、2016年に彼氏にフラれたわけだけど、既に憑りつかれてる状態だったから、付き合っている上で、異常行動や、あれ?って思う事があったのかもね。)
そして、2016年の肝試し、今度は、最初に憑りつかれてしまった女、元彼に殺されて死んだ。むしろ、殺してもらったといった方が正しい。死ぬより、4年間憑りつかれたまま生き残るのが辛い...みたいな事を言ってたな。そして、女鬼が、次に憑りついたのは、元彼の方だった。
2020年...
ずっと、脇役だと思ってたカメラマン...
キャスターの女性と一緒に行動していたカメラマンだった。
それが、あの時の元彼だった。
そして、最終的に、カメラマンは死に、次に、女鬼が、乗り移ったのは、キャスターだった。
そういう話。
話の筋が通っていて、そしてホラーらしく、まだまだ呪いは続く...ような感じ。