『名探偵コナン 水平線上の陰謀(2005)』
<個人的な評価:10点中7.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
この劇場版コナンも、まだ観てなかったものだ。
2010年以降の作品は観ているはずだが、それより前の作品はけっこう観てなかったりする。
今回、HULUで観賞できて良かった。『名探偵コナン 迷宮の十字路 (2003)』や『名探偵コナン ベイカー街の亡霊 (2002)』や『名探偵コナン 世紀末の魔術師 (1999)』ほどでは決してなかったが、まあまあ面白かった。というか、個人的に名探偵コナンの劇場版でハズレって、あまりないと思うな。
漫画も読んでいるし、キャラも親近感があるから贔屓目線かもしれないけど、面白いものは面白い。
本編の舞台は豪華客船。
推理サスペンスにありがちな舞台、クローズドサークル!
その中でも、客船の中のサスペンスは個人的に好き。
今回は、最初から視聴者にわかる犯人と、最後にのみ明らかにされる、もう一人の真犯人という面白いパターン。
最初から視聴者にわかる犯人が、そのまま犯人だったら、はっきりいってつまらないだろう。
どんでん返しで真犯人がいるから、面白い。
しかし、私は既に、冒頭から真犯人を予測していた笑。そして当たった。
冒頭の過去話で、殺された船長の机に飾ってあった写真、メガネの女子高生が映ってたけど、あれは船長の娘の写真だなと予想したし、その娘が復讐するパターンかな、と、もう冒頭でここまで予想できてしまった。あくまで予想だから実際にその娘が犯人になるかどうかは、その段階ではわからなかったけど、この娘は確実に絡んでくるなとは確信できた。
そして、蘭の母親(毛利小五郎の妻)に似ている女性が出てきたので、ああ、この人があの時の写真の娘だなーと確信。この人が真犯人かなーと、もう8割、予想できた。推理もなにもなく、ただのメタ解きといったものだけど笑。
私だけに限った事じゃないけど、推理ものばかり読んだり、観たりすると、犯人像というのが予想できてしまう。
それにしても、蘭。
好きなキャラだが、今回はちょっといい加減にしてくれよ、と思った。
あんな危険な状況で、船内のあんな危険な場所に戻るって、無責任にもほどがある。
まわりも、もっと止めるべきだろう。
気持ちはわかるけど。
貝殻の金メダルが、命取りになってしまうなー。
でも、もちろん、フィクションで、アニメだから、都合が良い。
コナン(新一)がピンチの時には駆けつけてくれるお約束。毎回同じパターン。
そして、これも都合よく、貝殻の金メダルが、最終的に、コナンの命を救った。
不幸のグッズから、幸運のグッズになった笑。
まあ、アニメだから都合がいいし、あれのせいで、蘭が死んだら、さすがに後味悪すぎだし、少年探偵団の子供たちは鬱になるだろうな。
だが、しかし、子供向けアニメだから都合がいいものの、本当に、津波や地震の時には、そういう行動が死に繋がるから、本気で蘭の行動には大反対!!
めずらしく、蘭にイラっとしたよ。
今回の毛利小五郎の推理、あいかわらずの迷推理かと思ったが、今回は名推理だった。
妻への想いには、ちょっと感動したよ。
あと、蘭と新一の幼い頃の思い出が、かわいらしかったな。
幼なじみって良いね。親友であり兄妹でもあるような関係が好き。
人間だから時々すれ違うけど、何だかんだでお互い分かり合っている、言葉がなくても通じ合えてるのは良い。そして思いやり。長く付き合えば付き合うほど、お互いの事もわかってくるけど、思いやりは大切だ。
だから、私は特に古い友人や家族を大切にしたい。新しい友人も良いが、別に友人が多ければ多いほど良いとは決して思わないので、本当に気が合う人としか付き合わない。新しい友達より、自分の時間と、既に昔からいる大切な人達との時間も大切にしたい。それに本当に気があう人とは自然と付き合いが長くなるし縁ができるものだよ。
蘭とコナン(新一)だけじゃなく、少年探偵団だって、蘭と園子だって、そういうお互いへの思いやりがあるし、通じ合っているものがあるから、そういう部分には凄く共感する。
ちなみに、豪華客船が舞台の映画、ドラマ、アニメは色々と観てきたけど、その中でも、これが最高傑作!とは思わないけど、少なくとも、あの名作(笑)、タイタニックよりかは、こっちの方が共感するし感動するな。そもそも私は昔、観たけどタイタニックは好きじゃない。まったく共感できない恋愛話がくどかったし、主人公もヒロインも好きになれない。あの作品の個人的な評価は、4.5 だな。予告の時点から、自分の苦手なジャンル(恋愛メインのものは苦手)だなと思ったけど、当時、無理やりみせられたからな。時間の無駄だった。やはり苦手なジャンルには手をだすべきじゃないな。
やっぱり、世界観や舞台が好みかどうか、そして主人公やヒロインに共感できるかどうか、主人公じゃなくても脇役でも好きなキャラがいるかどうかって、かなり、自分の中の楽しみ具合にかかわる。
例えば、名探偵コナンは、主人公もヒロインも脇役も、出ているキャラのほとんどが好きだからね。
恋愛ものも、幼馴染ものは感動や共感しやすい。都合がよすぎる場面もあるけど、それは子供向けアニメだから仕方がない。
だから、さっきも言ったけど、私は、名探偵コナンで、ハズレ!と思うものは、あまりない。てか、今までないと思う。漫画も読んでいるし、キャラも親近感があるから贔屓目線かもしれないけど、面白いものは面白いし、好きなものは好きなのだ。
自分が何が好きか、何が嫌いか、しっかり把握しているから、映画やドラマやアニメ、小説、そして旅行や食べ物でも、あまりガッカリする事はない人生だ。
たまーに、気分転換に冒険はするけどね。ただ嫌いなものもハッキリしているし、関わると気分が悪くなるし時間の無駄なので、そういうものには手を出さないように気を付けている。