『Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 1
(ハリー・ポッターと死の秘宝) (2010)』
<観賞2度目>
(ハリー・ポッターと死の秘宝) (2010)』
<観賞2度目>
<個人的な評価:10点中8点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
Caution SPOILER
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
Caution SPOILER
Harry Potter 最終章の2部作の前編。
本格的にHorcruxes 探しの旅。
とにかく、暗い。Harry Potterの1章〜4章は、ファンタジーという感じだったけど、それ以降は本当にダークファンタジー。人が死ぬし暗いし。
今回の最終章の前編でも、死でしまったキャラがいる涙。
ちょっと萌えたシーンは、ハリーとハーマイオニーのダンスシーン。
なんだか、男女の友情って存在するんだなと。人によっては存在しないって人もいるだろうけど、ほんとこれに関しては、その人の人間性や性格にもよるな。(ちなみに、ハリーとハーマイオニーほどの親友ではないけど、私にも恋愛関係一切ない親しい男友達がいます。)
ロン、ハリー、ハーマイオニーの3人は小さい頃から、みてきたけど、ロンとハリーは不器用。
特にロンは笑。
3人の中で、私が一番好きで尊敬しているのは、ハーマイオニー。
映画や漫画で、メインヒロインを一番好きになるって事は滅多にないけど。
でも、ハーマイオニーは珍しく、この作品で一番好きです。
今回も、その頭の良さと勇敢さで、活躍してくれた!
さて、この話で、ちらほら出てきた謎の印。
その印は「吟遊詩人ビードルの物語」のなかの「3人兄弟の物語」に出てくるニワトコの杖、蘇りの石、透明マントという、3つの死の秘宝のことを示していて、透明マントはハリーがもっているけど、ニワトコの杖は、なんと、ヴォルデモートの手に渡ってしまった。これは大問題。
後半も目が離せない。
あと追記。
実は削られたシーンがあります。
このシーンは、動画があったのでみれたけど。
ハリーの従兄のDudley だ。
実は冒頭のシーンで、ハリーの叔父叔母と従兄が家から避難するシーンがあります。
そこで、Dudley とハリーのちょっと泣けるシーンが、削られてしまってるけど、これは大切なシーン。
実はDudley は、ハリーに悪い印象はもってないどころか、自分の命を救ってくれた事で、ハリーに対して、観る目が変わった。二人は、別れ際に握手してるんです!!!!!!!涙。
イヤな従兄だったけど、彼は意地悪ではあったが、サイコパスでもなんでもない。
親の影響と育て方の問題で、ああなってしまっただけだ。
Dudley だって、環境がかわれば、ハリーと友達になってたかもしれない。
別れ際に、Dudley は、ハリーと和解した。
ハリーも、それを受け止めた。
実は、続編で明らかにされるが、大人になったあとも、ハリーとDudley は、親戚関係を続けていて、クリスマスカードを送りあっている仲だと!たまに、ハリーは家族をつれて、Dudley にも会いにいくと。
ハリーもハリーで、実際のところ、Dudley の事を憎んでたわけじゃないし、好きではないけど、でも嫌いってほどでもないのかなと思ってました。Dudley から、握手してきたのは、ハリーにとっては、やっぱりうれしかったんじゃないかな。数少ない家族だし。
それに、ハリーも、 Petuniaおばさんの事は、嫌ってなかったと思う。
Petuniaおばさんの気持ちも私はわかります。ハリーの母親リリーの姉妹で、リリーとは幼少期仲良しだったけど、リリーが魔法界に入った事で仲たがい。
Petuniaは、意地悪だけど、でもハリーには、残酷になりきれない部分があった。
複雑な感情があったんでしょう。
ハリーも、後から、自分の両親の事を知って人は誰でも悪や善にもなれるんだなとわかっただろうし。
(実はハリーの両親は、別に超善良な人間でもない。特に父親はクズでいじめっ子だった。母親リリーは、まあ優しかったが、それでも完璧聖女でもない)
意地悪なPetuniaおばさんだったけど実は、ハリーが赤子の時に、くるまれてた毛布を今まで捨ててなかったようで、続編で明らかにされるけど、その後、Petuniaおばさんが死んで、大人になったDudleyが母の遺品を片付けて、それをみつけたのだとか。そして、 Dudleyが、ハリーにそれを送ったようです。ハリーはそのことが嬉しかったようですね。
やっぱり、Petuniaおばさんにとって、ハリーは、憎い姉妹の子だけど、でも大好きだった姉妹の子供でもあるし甥っ子でもある、そんな複雑な気持ちがあったんだろうな。
Petuniaおばさんにとって、ハリーの母親は、憎いけど愛してる(姉妹や友人として)存在。
だから、ハリーの事、いやいやでも、育てたし、あの毛布も捨てれなかったんだろうな。
本当に色んな立場から、物事を考えると、みえるもんが多くなってきて、人って複雑で面白いなと思います。
ハリーも人間的にとても成長したな。
私が1回目にこの映画を観たのは、2010年。もう10年以上前。まだ若かったし社会人でもなかったし、大学に入りたての子供だった。
今、そんな私も、もうアラサーになって改めて、1からハリーポッターみると、親目線というか、なんだかもっといろんな目線でみてしまいますね。(私自身は子供がいないけど笑。甥っ子はいますが。)
思ったより深い作品です。