『Doctor Sleep (2019)』
<個人的な評価:10点中7点>
下記、個人的な感想です。
ネタバレありです。
CAUTION!!! Be aware of spoiler.
下記、個人的な感想です。
ネタバレありです。
CAUTION!!! Be aware of spoiler.
映画館で見損ねてしまったDOCTOR SLEEP!
SHININGの続編です。ちなみに、SHININGは、10代のころに2度も観たんですが、二度も観た後に怖くて寝れなくて、一度目は弟と一緒にみて一緒に寝てもらい、二度目は一人でみたけど怖くて、おばあちゃんに一緒に寝てもらいました。そんな記憶がある映画がSHINING。
特に 237号室 のお風呂場のあれが怖かった。
でも、好きな映画だったんです。巨大迷路とか、ホテルの幽霊たちがたくさんいる豪華な会場や、バーのシーンや、あのノスタルジックな音楽とか。
怖かったけど、美しいとさえ感じた映画。今、あの映画に評価をつけると10点中9点かな。
だから続編は観たかった。
ずっとずっと観たかったけど、いつのまにか上映期間を逃してしまった。
U-NEXTにあったので、さっそく観た。
でも、なんか、思ってたのより違った。SHINING の続編だけど、思ってたのより違った。
つまらないわけじゃないし、一つの作品としては面白いと思う。
でも、幽霊というより、どっちかっていうと、超能力がメインに感じた。
舞台のホテルが出てきたのは、最後の30分前後ぐらいだけ。
それでも、巨大迷路やバーのシーンは良かった。
ただ、怖いとは思わなかった。SHININGに出てきた幽霊たちも出てきたけど、もう大人になったのか、この映画の雰囲気なのか、昔みたいに怖いと思わなくなった。あんなにトラウマで怖かった、237号室の醜い幽霊も、今では全然怖いとは感じないし逆に笑えてくる。昔と比べて、自分が強くなったのか、それとも、フィクションの作り物の幽霊を怖いと感じる心が薄れてしまったのか、わからない。
ただひとつ、この映画で胸糞悪かったのは、幽霊でもなんでもない。
子供を痛めつけるシーンが一番胸糞悪い。
これはフィクションでも私が一番嫌いな描写。
フィクション出てて来るセクシーな悪女は基本的に好きだが、でも、子供を拷問するクズは美女だろうと魔女だろうと許さない。最後、苦しんで消えてくれてスッキリしたけど、もっと苦しんでほしかった。
それにしても、主人公のダン、無念すぎる。
まさか、彼も死んでしまうなんて。あのホテルで。やはり彼は、大人になっても、あのホテルの亡霊(ホテルそのものが亡霊)に囚われていたのだろうか。なんか切ない感じに終わってしまった。
無念といえば、ダンの友人。
本当に無念。ダンを信じて人助けをしただけなのに、死んでしまうなんて悲しい。
てか色々と無理があると思う。
警察は何をしているんだ。野球少年の死体、あれを発見したら、まず警察にいうべきではないのか。
超能力少女は、ダンを頼ると同時に警察に言うべきだし、ダンも死体発見したら、警察にいうべきではないのか。
ダンは、あの超能力集団の中に警察にコネがある人がいるだろうと言ってたど、それらしい描写はないし、超能力集団はヒッピーのように暮らしていただけで、警察や政府の人とコネがあるようにはみえないんだけどな。
ダンは結局死んだけど、死ななかったら、ぜったいに警察につれていかれるほど疑われてしまうべき状況だよなーと思った。
でも思ったのとは違うけど、なんだかんだで面白い映画。