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2012年09月06日

最後に本物と同じ動きを見せてくれた潜水艦のプラモデル

小学生の頃、夏休みの工作で船を作りました。
少し大きな長方形の板を拾ってきて、
長い五角形のような形に切り、
小さい正方形の板を上部に打ち付ける。

長い五角形の淵に釘を打ちたて、
タコ糸を巻いて。

拙い文章で伝わるでしょうか?
なんとなくフェリーのようなものができ、
学校で提出しました。

最初はみんな、
「おぉ」みたいな雰囲気になるのですが、
やがてみんな見向きもしなくなる・・・

なぜかというと、夏休みの宿題の工作に、
市販の工作キットを作ってくる人が
何人かいたからです。

光ながら動くねずみとか。

何千円もする市販品を
宿題として当たり前のように提出する児童に、
先生はひとり困惑していましたが、
子供の興味は尽きることなく、
休み時間になると人だかり。

そうか、トレンドは市販品か。
私もそう思ったんでしょうねぇ・・・
休みの日におもちゃ屋に行きました。

バブルに向かってまっしぐらの時代に、
タッキー家はあまり余裕がなかったため、
モーターで動く船のプラモデルは買えず、
ゴムを巻いてスクリューを回すタイプの
潜水艦のプラモデルを買いました。
確か500円ほどだったか。

さっそく作ったけど、
船底が平らではなく丸くなっているので、
机の上に置くとこてっと横に倒れる。

かっこよくないじゃん・・・

そう思ったのですが、すぐに気がつきました。

そうか、これは潜水艦だ!
水に浮かべれば横には倒れないんじゃないか?


早速近所の貯水池に行きました。
(当時は上部に金網を張っただけの貯水池があった)

そしてどきどきしながら
そっと潜水艦を水に浮かべる・・・

すると机の上と同じようにこてっと横に倒れ、
少しずつ潜水艦上部から水が入り、
一瞬縦に戻った直後、
ゆっくりと潜水していきました。


「・・・」

潜水する機能がないはずの500円潜水艦。
お前は水上でゴム動力スクリューで
前に進むはずじゃなかったのか?

最後に本来の姿を取り戻したということか。
二度とその勇姿を見ることができなかった。

自分が作った船の方が遊べましたね。
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