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2012年08月28日

盲学校吹奏楽部の演奏 真の冷酷人間は誰?

高校生の頃、吹奏楽部に所属していました。




全国高校芸術文化際というのに

参加したことがあります。




都道府県大会のコンクールで

金賞を受賞した高校が参加する。

他校の演奏が気になり、

待ち時間や演奏後もステージに釘付け。





自分たちは全国レベルでどの位置にいるのか。

色々分析しながら聞いていました。





そして全国の代表校の演奏が終わり、

特別参加のような扱いの、

ある盲学校の吹奏楽部の演奏が始まりました。





音程がずれていて、テンポも一定ではない。

音量もバラバラ。





周りの人たちは途端に泣き始め、感動してる風。

中には号泣に近い状態の人も。





私は????





やがてある一人が、

「おい、タッキー、おまえこの演奏を聴いて感動しねえのか!

視覚障害者が演奏してんだぞ!」




そして他のみんなも大きくうなずきながら

「ひどい・・・」

「信じられない!」

「嘘でしょう?」

「タッキー、許せない。」





こうして私は冷酷人間という烙印を押されたのでした。




私の盲学校吹奏楽部の演奏を聴いた感想は、

「この人たちはもっとうまくなれる!」





彼らの演奏にまだまだ上達する可能性を大いに感じ、

少しワクワクしながら聴いていました。




視覚障害者というだけで

「あなた達の演奏の技術は、

コンクールで勝ち抜いた私達のレベルまで達しない。

このレベルの演奏で満足しなさい。充分ですよ。」

と健常者が考える。





私はこれが気に入らない。




なぜ健常者が上から目線?




私達は金賞受賞校のみが参加する演奏会に来ている。

ついさっきまで技術的な分析をしながら

他校の演奏を聴いていたのに、

突然同じ高校生に対してその態度は何なんだ?





同じ演奏会に参加して、

「まだまだうまくなれる!」と考える人間と、

「障害者には無理。合っていない合奏をみんなで感動してあげましょう」

と考える人間。





どっちが本当の冷酷人間でしょうね。
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