2012年02月24日
ジャングル走破記(10)
ゲート脇のちょっと小高い丘の上に一軒の事務所があり、中に入ると連邦警察による入国審査と税関審査が行われる。ここで車両の証明書のチェックもおこなわれる。
一通りチェックが終わっておもむろに捺印をしサインをして完了、パスポートと書類を受け取って車に戻り、いよいよヴェネズエラ入りをする事になったのである。
ベネズエラのゲートを超えてすぐにブラジル国旗とヴェネズエラ国旗が立てられ当時の大統領の胸像が境界線上に置かれている。
記念に写真を一枚、”パチリ”そのときはまさに我が愛車の汚さに一瞬愕然としたが、気を取り直して考えたら、赤土の埃にまみれた愛車はパンアメリカンハイウエーを走破してきた勲章、というわけで、このまま走り続ける事に決めたのである。それにしても周りの車がきれいにしている環境の中では”目立つ”存在であった。
なんとなく視線が集まってくる感じがひしひしと感じられた。
ガソリンも底をついたわけではないが、この先どこでスタンドに巡り合えるかわからない状況では(未知であるが故に)常にあった所で満タンにしておくのが鉄則であり、この鉄を踏まないと大変な事になるだろう事は容易に想像できた。
早速ガソリンスタンドに車を入れてガソリンを注文、元気よく満タンと頼む。ガソリンを入れていると車を見て長距離バスの運転手が近づいてくる。話してみるとこのバスはボアビスタから来たのだというが、この運転手は時にはマナウスから走ってくるともいっていた。
それにしてもバスの汚れもなかなか相当なものであった。ただバスは勲章にする必要がないからこの場で洗い落としていたが、、、、、
まもなくするとスタンドのおっさんが満タンだといいに来た。いくらかとたずねると此れが高い。
マナウスで購入する値段とほぼ同じなのである。来る前に聞いていた話では確かヴェネズエラは産油国でガソリンは水よりも安いとまでいわれてきた。
其れが実際に請求された値段はマナウスと同じ何故か不思議な気分になりながらもガソリンスタンドを後にした。
ここサンタエレナの町はこじんまりとしていて道が狭く、ごちゃごちゃしている感じで道を間違えそうになる事しばしば、何度か道を尋ねながらもどうにか町を抜ける事ができた。
町を抜ければ廻りは平らなもので見晴らしはどんどんよくなる。
暫くいくといよいよグランドサバンナの始まりである。ここの景色は壮観そのもの、だだっ広いゴルフ場が広がっているようなもので、適当にアップダウンがあり、所々に椰子の木がポツリ、ポツリとおかれているいる様は、クラブと玉をもっていたら思わず打ち込んでしまうだろうと思うような所である。
実際には近づいてみると草は葉の長さが10cmほどもあり、其の根元はがれきのような小石の状態でとてもゴルフボールを置いて打てそうな所ではない事がわかるのだが!!
ここで興味深かったのはこの草の葉が何故か不自然に伸び切っていない事である。自然に伸びれば日本刀の刃のようにスーッと伸びる草のはずであるが、葉の中ほどで刈られたようになっている。
ただよく見るとどうも刈られたのではなく、自然の状態で伸び切れていないようなのである。
なんの影響かはよく分からないが、多分全体がこのような感じなのだろうと勝手に考えていた
一通りチェックが終わっておもむろに捺印をしサインをして完了、パスポートと書類を受け取って車に戻り、いよいよヴェネズエラ入りをする事になったのである。
ベネズエラのゲートを超えてすぐにブラジル国旗とヴェネズエラ国旗が立てられ当時の大統領の胸像が境界線上に置かれている。
記念に写真を一枚、”パチリ”そのときはまさに我が愛車の汚さに一瞬愕然としたが、気を取り直して考えたら、赤土の埃にまみれた愛車はパンアメリカンハイウエーを走破してきた勲章、というわけで、このまま走り続ける事に決めたのである。それにしても周りの車がきれいにしている環境の中では”目立つ”存在であった。
なんとなく視線が集まってくる感じがひしひしと感じられた。
ガソリンも底をついたわけではないが、この先どこでスタンドに巡り合えるかわからない状況では(未知であるが故に)常にあった所で満タンにしておくのが鉄則であり、この鉄を踏まないと大変な事になるだろう事は容易に想像できた。
早速ガソリンスタンドに車を入れてガソリンを注文、元気よく満タンと頼む。ガソリンを入れていると車を見て長距離バスの運転手が近づいてくる。話してみるとこのバスはボアビスタから来たのだというが、この運転手は時にはマナウスから走ってくるともいっていた。
それにしてもバスの汚れもなかなか相当なものであった。ただバスは勲章にする必要がないからこの場で洗い落としていたが、、、、、
まもなくするとスタンドのおっさんが満タンだといいに来た。いくらかとたずねると此れが高い。
マナウスで購入する値段とほぼ同じなのである。来る前に聞いていた話では確かヴェネズエラは産油国でガソリンは水よりも安いとまでいわれてきた。
其れが実際に請求された値段はマナウスと同じ何故か不思議な気分になりながらもガソリンスタンドを後にした。
ここサンタエレナの町はこじんまりとしていて道が狭く、ごちゃごちゃしている感じで道を間違えそうになる事しばしば、何度か道を尋ねながらもどうにか町を抜ける事ができた。
町を抜ければ廻りは平らなもので見晴らしはどんどんよくなる。
暫くいくといよいよグランドサバンナの始まりである。ここの景色は壮観そのもの、だだっ広いゴルフ場が広がっているようなもので、適当にアップダウンがあり、所々に椰子の木がポツリ、ポツリとおかれているいる様は、クラブと玉をもっていたら思わず打ち込んでしまうだろうと思うような所である。
実際には近づいてみると草は葉の長さが10cmほどもあり、其の根元はがれきのような小石の状態でとてもゴルフボールを置いて打てそうな所ではない事がわかるのだが!!
ここで興味深かったのはこの草の葉が何故か不自然に伸び切っていない事である。自然に伸びれば日本刀の刃のようにスーッと伸びる草のはずであるが、葉の中ほどで刈られたようになっている。
ただよく見るとどうも刈られたのではなく、自然の状態で伸び切れていないようなのである。
なんの影響かはよく分からないが、多分全体がこのような感じなのだろうと勝手に考えていた
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