2017年07月12日
意識が飛ぶ時
母の肺がんが末期に差し掛かった時、
危険信号は「むくみ」として出ていた。
むくみは少しずつだったが、着実に進行した。
最初はひざ下だけだったむくみは、次第に上昇し
太もも、腰・・・と拡大し続けた。
それでもまだ意識ははっきりしていた。
しかし、母はその頃からベッドで眠れなくなっていた。
肺は、重力に弱い。
だから、仰向けになっても、腹ばいになっても
体内にある肺は十重力で押しつぶされてしまう。
検査確認は出来なかったが、水も溜まっていたかもしれない。
その証拠に、直立姿勢だと苦しさが軽減された。
母は椅子で・・・リビングの椅子から移動できなくなった。
お尻が痛い、でも身体が動かない。
むくみの症状が悪化してから二週間と経っていない。
急激な変化が起きていた。
寝れない、でも眠い、でも横になれない・・・
椅子に座ったまま眠る母。
お尻が痛い・・・痛くて寝れない・・・でも・・・
やがて、会話中でも意識が飛び始めた母。
最初は、極度の睡眠不足だとばかり思っていたが、
それとは少し違った。
確実に意識が飛び始めていた。
意識が飛ぶ・・・眠ってばかり・・・
食事中、お椀を持ったまま意識が飛ぶ。
味噌汁を飲みながら意識が飛ぶ母。
お茶を・・・湯呑を持ったまま、意識が飛ぶ母。
言動も支離滅裂になることもしばしばだった。
意識が飛ぶことで、前後関係が錯乱していたのだろう。
末期のがん患者の意識が飛ぶとき・・・
それは一つの危険信号なのかもしれない。
私の母がそうだったように・・・。
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危険信号は「むくみ」として出ていた。
むくみは少しずつだったが、着実に進行した。
最初はひざ下だけだったむくみは、次第に上昇し
太もも、腰・・・と拡大し続けた。
それでもまだ意識ははっきりしていた。
しかし、母はその頃からベッドで眠れなくなっていた。
肺は、重力に弱い。
だから、仰向けになっても、腹ばいになっても
体内にある肺は十重力で押しつぶされてしまう。
検査確認は出来なかったが、水も溜まっていたかもしれない。
その証拠に、直立姿勢だと苦しさが軽減された。
母は椅子で・・・リビングの椅子から移動できなくなった。
お尻が痛い、でも身体が動かない。
むくみの症状が悪化してから二週間と経っていない。
急激な変化が起きていた。
寝れない、でも眠い、でも横になれない・・・
椅子に座ったまま眠る母。
お尻が痛い・・・痛くて寝れない・・・でも・・・
やがて、会話中でも意識が飛び始めた母。
最初は、極度の睡眠不足だとばかり思っていたが、
それとは少し違った。
確実に意識が飛び始めていた。
意識が飛ぶ・・・眠ってばかり・・・
食事中、お椀を持ったまま意識が飛ぶ。
味噌汁を飲みながら意識が飛ぶ母。
お茶を・・・湯呑を持ったまま、意識が飛ぶ母。
言動も支離滅裂になることもしばしばだった。
意識が飛ぶことで、前後関係が錯乱していたのだろう。
末期のがん患者の意識が飛ぶとき・・・
それは一つの危険信号なのかもしれない。
私の母がそうだったように・・・。
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胸に響くものがあります。
Kikoさんが娘さん達を想う気持ち・・・子供への深い愛情を感じました。
想い・・・母への想いが強くなっているのは自分自身も感じていました。
そうですね・・・想いを募らせてはいけませんね・・・
でも・・・これでも落ち着いてきた方だとも思っています。
母への想いが、母にとって重たいものであって欲しくありません。
「心の深い所での思い出」・・・この言葉の真意を理解するには時間が掛かりそうですが
母からのメッセージと受け止めながら拝読させていただきました。
by satorich