アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2019年07月07日

引退試合

土曜日の午後から隠れ家にこもった。

日曜日とは言え、明日から始まる期末試験に向けて、試験問題を完成させなければならない。
本来、一週間前には完成させるべきものなのだろうが、私の教員生活で、そうした芸当は一度もない。たいていは三日前。前々日には完成し、前日に印刷している。

中には、前日の夜中まで試験問題を作っている強者の先生もいるが、私はそうした危険なことはしない。

というわけで、今日は試験三日目にある代数の試験問題の仕上げ作業をした。
私は三学年6種類の考査問題を作るが、昨日3つ印刷しているので、残り3つ。

昨今はPCさえあれば、試験問題が作れるのでありがたい。
しかも、私の場合、自宅にいながら学校のPCを制御して問題作成ができるので、実質在宅勤務のような形になっている。

隠れ家で時折、家の仕事をしながら、昼寝もしつつ、試験問題を作ってみた。
一万円台のダイニングテーブルの椅子は、なかなか固くて仕事には適さないのだが、何とか目処がついた。

一日、小雨が降ったりやんだりの天気で、畑までは手が回らなかったが、春に入手した木の苗をようやく鉢植えにすることはできた。本当は庭に地植えをしようと思っていたのだが、適切な場所がまだ見つからない…。庭には至る所に花が咲き、どこを掘れば良いかもよく分からないからだ。

夕方、一日ぶりなのだが、生徒と会うと、何だか新鮮な気持ちになった。
「バスケの試合はどうだったの?」

数日前、高3の教え子が、「先生、僕もうすぐ引退なんです」、と寂しそうに声を掛けてきたのを思い出したのだ。土曜日が試合だったはずだ。

「負けました…。」
高1の部員が答える。
総体予選の試合だったと思う。

「これで現役引退か…。」
そういう思いと、後輩たちからのねぎらいの言葉に、複雑な心境でいるに違いない。

彼が中学直後に、私が連れて行ったのは野球の試合。
ユニフォームを着せて、ベンチに入れた。
だが、その後バスケ部に行ってしまった。

「彼も3月には卒業か…。」
一抹の寂しさとともに、「ご苦労様」、とねぎらいの言葉を心の中でかけて見る。












ファン
検索
<< 2019年07月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
最新記事
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
丹澤三郎さんの画像
丹澤三郎
プロフィール
リンク集
おすすめ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。