2018年11月13日

ストレスチェック

先週、私の机上に「ストレスチェック」なるものが置かれていた。
提出は任意だという。
私自身、以前記入した記憶がないので、おそらく、以前この書類を置かれた頃は、元気もりもり、ストレスなどほとんどなかったのかも知れない。

昨今、ストレスが多くなり、
「今、記入したらやばいぞ…。」
と、しばらく放置しておいたのだが、今日になって広げて見ていたら、同僚のA先生が、
「先生、これ記入するんですか?」
と、問う。

聞けば、その先生は、ストレスがたまり、「今の状態で記入したら、やばい…」とのこと。
「変なこと書くと、呼び出されるのでしょうかね…。」
とも言う。
「どこぞの学校の先生は、校長が原因でストレスがたまったにも関わらず、このストレスチェック後、校長から面談を受けた、という話を聞いたことがあります。」
と、最近見たツイートを伝えてみた。

6時間目に、再びA先生から、「相談があるので時間を作って欲しい」、というので、「今ならば…」と、相談を受けた。

A先生によると、「中学生の指導に苦手意識がある」とのこと。
特に、ある二人の生徒がどうしても苦手で、指導が上手くいかないのだそうだ。
ご自身の、中学時代のトラウマがあり、なかなか自信が持てないと言う。
この二人は、私の言うことは聞く生徒なのだが、確かにヤンチャだ。

A先生は、本年度、系列の学校から赴任してこられた方だ。新しい職場で勝手も分からず、また、前任者の引き継ぎがあまり意味をなしていなかったようで、すべてゼロから築き上げようとしている。その仕事量の多さも、ストレスになっているようだ。

「どう中学生と関わっていいか分からない。」
と、言われるので、私の拙い経験をお話申し上げた。

「丹澤先生は、ストレスはなさそうに見えるのですが…。」
と、言われたので、「そんなことはありません。そろそろ限界です」と答えた。

話は一時間ほど続いた。
どちらも『生徒指導における自分自身の力不足』と、『管理職からのプレッシャー』によるストレス。
何のことはない、お互いのストレスのことを共有し合い、
「ため込まないように頑張りましょう。」
と、語り合うことになった。

「私は、周りからは、機嫌良く務めていて、ストレスなど感じていないように見えているのか…。」

「本当はそうではないんだ…」
と、叫びたくなるのを抑えつつ…。
そんな中でも、生徒と関わりの中で、彼らからのエネルギーを受け続けていることも事実。

「まだ、もう少し頑張れる…。」
心の中でつぶやいた。








修理代がかかるので…

「ボールを蹴りながらグランドに行かないで下さい。」
今朝の打ち合わせで、そういう要請が来た。聞けば、生徒がグランドに向かいときに、ボールを蹴りながら歩いているので、そのボールがエアコンの室外機に当たってへこんだり、電灯に当たって壊れたりするというのだ。
「修繕には修理代がかかるのです。」
と、言う。

「そもそも校舎の配置がまずいんだよなぁ…。」
その話を聞いて、私はそう思った。

昇降口の前は、大きな花壇がある。それを抜けてグランドに向かうには、体育館の横をすり抜けていく。その道は車一台が通れるくらいの幅、体育館側は、体育館一階の窓ガラスがある。室内側には防御柵で、ボールなどがガラスに当たらないようにしてあるが、外側はそのままだ。体育館の反対側は山だ。ちょうど山際にエアコンの室外機が、柵もなく置かれている。

確かに、サッカー好きなら、ドリブルをしながらグランドへ、という生徒もいるだろうが、果たしてそんなにぶつけるものかな…、と思う。

学校現場は何か起こると、すぐに規制が入る。
新たな規則ができて、どんどん生徒の行動が制限されるのだ。
こうやって、次々と、暗黙の約束事が増えていく。
見直しが図られて、廃止される規則はほとんどないので、年数が経てば経つほど、規則や規制だらけの学校になる。

中学生時代は、人生のほんの一時期の三年間。
「子供から大人への端境期に、暴走しないよう押さえつけておくべきだ。」
と言う考えもあるが、個性を伸ばすという観点からすれば、ベクトルが逆だろう。

「せめて休み時間や放課後くらいは、生徒にのびのびとさせてやりたい。」
教育者なら、誰もがそう思うだろう。

あれも駄目、これも駄目…では、生徒たちも気の毒だ。

少し前に、
「教室のドアは静かに閉めて下さい。」
というお願いもあった。

休み時間に生徒がふざけて、追いかけっこをする中で、教室のドアを乱暴に閉めたのだ。その衝撃で扉のストッパー機能が壊れた。

「先生のクラス、よくドアが壊れますよね。」
と嫌味を言われる。
報告をしないで、放っておいた所は、次の年の管理者に押しつけられる。

「生徒が元気なのは、いいことなんじゃないのか?」
と、反論したくなったがやめた。

彼らが気にしているのは、学校経費の修理代だ。









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