2016年09月03日
LEXUS IS (MC)リーフレットで分かる変更点を見つけてみる!!
簡易リーフレットレベルで分かる変更点を書き出して整理してみたいと思います。
現行30系ISからの変更点のおもなハイライトは以下のとおり。
なお、パワートレーン・トランスミッションの変更はありません。
・フロントマスク等意匠変更
・Lexus Safety System+ の追加
・ブラインドスポットモニター(BSM)にRCTA機能追加
・レーンディパーチャーアラート(LDA)にステアリング制御機能追加
・ヘッドランプ意匠変更、LEDヘッドランプ標準(「3眼フルLEDランプ」はMOP)
・リヤテールランプのフルLED化
・フォグランプ自体の廃止(※推定)
・18インチアルミホイール意匠変更(MOP)
・ドライブセレクトモードに「カスタマイズ」追加
・ナビゲーションサイズの拡大 (7インチ→ワイド10.3インチ)
・ロアアームのアルミ化
・リモートタッチ操作性UP(側面に「ENTER」、前面に「戻る」ボタンの追加等)
・ドライブスタートコントロール機能追加
<デザイン関係>
・ボディカラーに「ディープブルーマイカ<8X5> 」追加
・ボディカラーに「グラファイトブラックガラスフレーク<223>」追加
(スターライトブラックガラスフレーク廃止)
※ISの改良では、「マーキュリーグレーマイカ」は継続採用されます。
・インテリアカラーに「ノーブルブラウン」「ニュアンスブラック」、「シャトー」追加。
(「アイボリー、「ムーンストーン」、「トパーズブラウン」の3色を廃止)
・インテリアパネルに「レーザーカット本杢」、「名栗調本アルミ」、「ウォームメタル」追加
(「クラフテッドラインウッド」、「バンブー」を廃止)
軽微な変更は以下のとおり
・ナビ・オーディオパネルにヘアライン加工
・標準スピーカー数の変更(8→10)
・フレームレス自動防眩インナーミラー採用
・アナログクロック意匠変更
・リモートタッチパームレスト意匠変更
・センターコンソールサイド ニーパッド意匠変更
・ドリンクホルダー位置・意匠変更 (位置は変更されていないかも?深さが増した?)
・シフトノブ高輝度塗装(GS系と同様か?)
・ステアリングスイッチ意匠変更(RC・NXと同系)
・インナードアハンドル意匠変更(RC・NXと同系)
・ワイドFM対応
・LTE対応通信対応
改良点はISで不満の声が聞かれたインテリアの質感改善が目立ちます。
ナビゲーションシステムはようやく本来の姿で、2画面表示も可能となりましたが、先行導入のLX・GS・RX系のものがダウンサイジングして採用されている模様。動作や使い勝手も同様と思われます。
ユーザーから不満の高かったドリンクホルダー位置はパームレストの形状・位置を改善することで前方に移動しています。
全般的にセンターコンソール周りの質感は大きく改善されていますが、センターコンソールパネルは見たところ、塗装仕上げなどは行われていないようで、ここは残念なところではあります。
手が触れる部分については、RCやNXで先行投入されたパーツへの換装をはじめ質感が高められています。
また、内装のカラーリングはGS・RXで導入されたカラーが中心となり、定番だった「アイボリー」、「グレー」といった定番カラーが消滅することとなりました。「トパーズブラウン」が採用されたのは残念ですが、ISのイメージからはやはり「ブラック・レッド系」が中心になるのはやむを得ないと思われます。
インテリアパネルについても同様、GSで導入・RXで公表のレーザーカット本杢の導入。(ただし引き続きセンターコンソールパネルには不採用のため、面積が狭いのが残念・・・)
「バンブー」、「クラフテッドラインウッド」は姿を消しました。version.Lでインテリアパネルの選択が固定なのは国内レクサスでは初の試みと思われ、選択肢が失われたのは残念です。(これも「カイゼン」?)
ボディカラーについては他モデルと同様。高価なMOPのヒートブルーCLは装着率が高くないようでそれを補う意味もありディープブルーマイカの投入さされたと考えられます。
今後GS系で廃止予定の「マーキュリーグレーマイカ」については継続採用されますが、早晩廃止される可能性があることに注意です。
そのほか正式にはアナウンスされていませんが、地味に影響がありそうなのが「フォグランプ」の廃止です。
写真および装備表を見る限り、F SPORTのみならず、ver.Lでもフォグランプの存在が見えず、廃止されていると考えられます。
海外仕様の「F SPORT」では装備されていない車種があり、国内レクサスでもRCF/GSFといったスポーツモデルにはフォグランプがなく、日常使いには特段問題ありませんが・・・
ディーラーオプションでの設定有無は不明ですが、居住環境によっては影響があるかもしれません。
”簡易リーフレット”での改良内容を見る限り、基本的にはキープコンセプトの改良で特段目新しいものはないようです。
「Lexus Safety Sysetem+」も、従来から個別にメーカーオプション装備可能なものをパッケージングしたもので、機能的な変更はほとんどありません。(これが、「アダプティブハイビームの採用、全車速追従型レーダークルーズコントロールの採用」が行われていれば、セールスポイントになっていたのですが・・・
また、マイナーチェンジなので仕方ありませんが、最近各メーカーがしのぎを削っている「自動運転系」についてほぼ全くと言っていいほど対応していないのも残念と言えます。
今回のマイナーチェンジについてはトヨタ/レクサスの社内規則の枠内に収まると思われる改良であり、デザイン変更が選択のポイントといえると感じました。
(”IS”はレクサスのイメージを高める主力車種であるはずなので、私的には更なる「AMAZING!」を見せて欲しかったところです。)