2017年05月05日
3つの原因! 赤ちゃんが突然くさいおならをしたら
赤ちゃんが、突然ものすごくくさいおならをすることがあります。
子育て経験がある方は赤ちゃんのくさいおならのにおいに、びっくりされたことがあるのではないでしょうか。いつもは普通のにおいなのに「どこか悪いのかしら?」と心配になってしまいますよね。
今回は、赤ちゃんの、いつもと違うくさいおならについて、医師に聞きました。
赤ちゃんのおならがくさい原因その1:便秘
大人と同様、赤ちゃんも便秘気味で腸の中に古い便がたくさんたまっていると、おならのにおいがきつくなることがあります。
・離乳食の場合
離乳食をはじめている赤ちゃんであれば、便秘解消に食物繊維を多く含む食物や軟く煮た野菜などを多めにあげるといいかもしれません。
・母乳のみの場合
母乳のみの赤ちゃんの場合、お母さんが脂肪分の多い高カロリーな食事を摂っていると、母乳の成分が変わって赤ちゃんが便秘になってしまうこともあります。
乳腺の詰まりなどの原因にもなりますから、お母さんはできるだけ和食を中心に脂肪分抑えめで野菜の多い、健康的な食生活になるよう心がけましょう。
・水分不足の場合
また、これは母乳、ミルク、混合栄養、あるいは離乳食がすでに始まっている赤ちゃん、いずれにも起こります。
水分摂取が足りていなくても便秘になります。赤ちゃんは大人以上に汗かきです。身体が非常に小さいので、ちょっとした体調や気温の変化などですぐに脱水気味になってしまいます。脱水は、水分不足によって便を硬くし、便秘を引き起こすだけでなく、赤ちゃんにとっては非常に危険な状態です。
常に水分補給には十分に気を付けましょう
赤ちゃんのおならがくさい原因その2:母親の食事
母乳のみの赤ちゃんの場合、お母さんが数日前頃匂いの強いものを食べたり飲んだりしたために、母乳を通じて成分がそのまま影響し、おならが臭くなることがあります。
ちょっとびっくりしてしまうかもしれませんが、お母さんが食べたものによって母乳の成分は日々変化します。お母さんがニラやニンニクなどを含む食品(例えば餃子やキムチ)を食べた場合、それが赤ちゃんのおならのにおいとなることもあります。
赤ちゃんのおならがくさい原因その3:風邪の影響
特に、お腹の症状が出る風邪を引くと、便やおならのにおいが、いつもとは違ったにおいに変化することがあります。
腹痛が出たり、便秘・下痢が出てきたりすることとも関連があります。
お腹の中の腸内細菌叢、いわゆる善玉菌と悪玉菌の比率やバランスが変わることがにおいの変化の原因です。
離乳食がはじまっていて、乳製品も食べられる赤ちゃんであれば、ベビー用のヨーグルトでお腹の調子を整えることもできます。おならのにおいも和らぐかもしれません。
赤ちゃんのおならのにおいの原因も、母乳に関するものを除けば大人とあまり変わらないものです。
まずは赤ちゃんも可能な範囲で、そしてお母さんも、バランスのいい食事と適度な運動を行っていきたいですね。