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2017年05月02日
「ゴーストイン京都」スーザンジョージ、服部まこ
1982年製作のアメリカ映画「ゴーストイン京都」は日本で撮影されたB級ホラー映画である。
時は天保年間の京都で、若い男女が裸で一軒家で抱き合っている。二人が快楽の極にあった
そのとき中年のひげを生やしたサムライが日本刀を持って立っていた。女(服部まこ)はそのサムライの妻で
弟子の若い男と密通していたのだ。サムライは男を首チョンパして妻も惨殺し自ら切腹して
はてた。それから時は流れ1980年代の京都。アメリカ人作家のテッドは妻のローラ(スーザンジョージ)
や幼い娘と
京都へ日本研究のため引越してきた。
迎えにでてきたテッド(エドワードアルバート)の友人のアメリカ人に紹介されて引越したのが
例の事件のあった屋敷だったのだ。夫婦はこの日本的な家屋が気にいったが、この家には天保年間に死んだ
男女の3人の怨霊がとりついていたのである。
引越ししてさっそく怨霊のいたずらと思われる怪現象が起きて夫婦は不気味に思ったある日
隣人の禅僧が訪れてテッドに忠告した。
そしてもし何かあれば自分を頼ってほしいと告げて立ち去ったのである。
しかしテッドは仕事に追われてることもあり、怨霊のことはそれきり忘れていた。
そしてある日歓迎パーティーで日本人編集長を紹介してもらい出版の話をしているときに
アテンドをつとめたアメリカ人の友人に妻のローラがモーションをかけて肉体関係まで
結ぶのだった・・
だがこの妻の浮気も怨霊の仕業だったのである・・・・
「わらの犬」で人気者になったスーザンジョージが日本で映画を撮っていたとは知らなかったが
B級とは言え日本についてはかなりリサーチした跡がうかがえる。
考証がしっかりしていて日本人から見てもあまりおかしな点は見られないのである。
しかし怖いかと言えばそうでもない。珍品映画として鑑賞するにはいいのではないか。
またスーザンジョージや服部マコのヌードが見れるのは得な気分がした。だが途中でカニの妖怪
が現れたのは驚いた。
80年代はこの手のジャンク映画が大量に作られてVHS化されていた。日本版DVDは発売されて
いないが国内版VHSと北米版DVDが入手できる。
時は天保年間の京都で、若い男女が裸で一軒家で抱き合っている。二人が快楽の極にあった
そのとき中年のひげを生やしたサムライが日本刀を持って立っていた。女(服部まこ)はそのサムライの妻で
弟子の若い男と密通していたのだ。サムライは男を首チョンパして妻も惨殺し自ら切腹して
はてた。それから時は流れ1980年代の京都。アメリカ人作家のテッドは妻のローラ(スーザンジョージ)
や幼い娘と
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京都へ日本研究のため引越してきた。
迎えにでてきたテッド(エドワードアルバート)の友人のアメリカ人に紹介されて引越したのが
例の事件のあった屋敷だったのだ。夫婦はこの日本的な家屋が気にいったが、この家には天保年間に死んだ
男女の3人の怨霊がとりついていたのである。
引越ししてさっそく怨霊のいたずらと思われる怪現象が起きて夫婦は不気味に思ったある日
隣人の禅僧が訪れてテッドに忠告した。
そしてもし何かあれば自分を頼ってほしいと告げて立ち去ったのである。
しかしテッドは仕事に追われてることもあり、怨霊のことはそれきり忘れていた。
そしてある日歓迎パーティーで日本人編集長を紹介してもらい出版の話をしているときに
アテンドをつとめたアメリカ人の友人に妻のローラがモーションをかけて肉体関係まで
結ぶのだった・・
だがこの妻の浮気も怨霊の仕業だったのである・・・・
「わらの犬」で人気者になったスーザンジョージが日本で映画を撮っていたとは知らなかったが
B級とは言え日本についてはかなりリサーチした跡がうかがえる。
考証がしっかりしていて日本人から見てもあまりおかしな点は見られないのである。
しかし怖いかと言えばそうでもない。珍品映画として鑑賞するにはいいのではないか。
またスーザンジョージや服部マコのヌードが見れるのは得な気分がした。だが途中でカニの妖怪
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2017年04月29日
「皆殺しハンター」フェルディナンドディレオ、ヘンリーシルバ、ウディストロード
1972年のイタリアギャング映画「皆殺しハンター」はマフイアの内ゲバを描いたB級作品である。
ニューヨークから二人の殺し屋が、イタリアのミラノにやってくる。裏切者のマリオを抹殺する
ためである。背の高い黒人の殺し屋をウデイストロードが演じ、女好きでベトナム帰りの白人の
殺し屋をヘンリーシルバが演じている。
マリオはどうやら組織の麻薬を途中でくすねたらしい。怒り心頭のニューヨークのボスは
二人に命じてマリオを探しまわる。マリオは売春で生計をたてるケチな男でそんな大胆なことが
できる男ではなかった。マリオ(マリオアドルフ)は身に覚えがない疑いを受け戸惑うが
容赦なく刺客たちの魔手は迫ってくる。アメリカの殺し屋とは別にミラノのマフィアからの襲撃を
受けたマリオだったがなんとか返り討ちにして難を逃れるが、ミラノのボスから妻子に手を
かけると脅されたマリオは必死で妻子を逃そうとした。しかしミラノマフイアの車でひかれて
妻子は惨殺される。
復讐の鬼となったマリオはマフイアの手下を追い回し殺害する。
しかしアメリカの殺し屋たちはまじかに迫ってきていたのだ・・・
最初見ているとウデイストロードとヘンリーシルバが主役と思っていたが、主人公はマリオアドルフ
だった。
マリオはイタリア人らしい風貌で陽気で明るいキャラクターだが、妻子を殺されてからの
反撃はすさまじい。カーチェイスもありクライマックスのスクラップ置き場の死闘も
迫力がある。あまり知られていない作品だがなかなか面白い。前半が展開が遅いのが玉に傷か。
監督はフェルディナンドディレオ。
ニューヨークから二人の殺し屋が、イタリアのミラノにやってくる。裏切者のマリオを抹殺する
ためである。背の高い黒人の殺し屋をウデイストロードが演じ、女好きでベトナム帰りの白人の
殺し屋をヘンリーシルバが演じている。
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マリオはどうやら組織の麻薬を途中でくすねたらしい。怒り心頭のニューヨークのボスは
二人に命じてマリオを探しまわる。マリオは売春で生計をたてるケチな男でそんな大胆なことが
できる男ではなかった。マリオ(マリオアドルフ)は身に覚えがない疑いを受け戸惑うが
容赦なく刺客たちの魔手は迫ってくる。アメリカの殺し屋とは別にミラノのマフィアからの襲撃を
受けたマリオだったがなんとか返り討ちにして難を逃れるが、ミラノのボスから妻子に手を
かけると脅されたマリオは必死で妻子を逃そうとした。しかしミラノマフイアの車でひかれて
妻子は惨殺される。
復讐の鬼となったマリオはマフイアの手下を追い回し殺害する。
しかしアメリカの殺し屋たちはまじかに迫ってきていたのだ・・・
最初見ているとウデイストロードとヘンリーシルバが主役と思っていたが、主人公はマリオアドルフ
だった。
マリオはイタリア人らしい風貌で陽気で明るいキャラクターだが、妻子を殺されてからの
反撃はすさまじい。カーチェイスもありクライマックスのスクラップ置き場の死闘も
迫力がある。あまり知られていない作品だがなかなか面白い。前半が展開が遅いのが玉に傷か。
監督はフェルディナンドディレオ。
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2017年04月28日
「暁の用心棒」トニーアンソニー、フランクウォルフ、マカロニウエスタン
1967年製作のマカロニウエスタン「暁の用心棒」は昔はよくテレビ放映されていた。
私も「土曜洋画劇場」か「日曜洋画劇場」だったかどちらかで初見した気がする。
砂ぼころりが舞うような西部のゴーストタウンによそ者がフラッと立ち寄る。
ひげ面のよそ者(トニーアンソニー)は、ポンチョをまといつぶれかけた酒場のようなところで勝手に酒を
飲むが山賊に呼び止められて町から出てゆくように言われる。よそ者は言うことを聞くふりして
山賊を撃ち殺す。
ちょうどそのとき山賊の首領アギラ(フランクウウォルフ)は、金貨を搬送して町にきた
メキシコ軍の一向をだまし討ちして皆殺しにする。よそ者は一部始終を見ていたが、そのとき
アメリカ騎兵隊が金貨の受け取りのために町へ来る。よそ者は騎兵隊の制服を着て山賊と
騎兵隊の間に立って交渉する。さしもの騎兵隊も多勢に無勢で山賊の包囲の前に立ち去る。
よそ者は交渉の成功の見返りに金貨の分け前をもらおうとするが、アギラは裏切りよそ者を
殺しにきたのだ。
しかしよそ者はアギラの愛人の慰みものになるところを抱くふりをして女の頭を床にたたき
つけて殺して逃げだすのだった。
そして金貨を奪い取り土地の若い女の家にころがりこむ。しかしアギラは執拗に追いかけて
きて二人を殺そうとする。だがよそ者は女の家に置いていた二連装のショットガンで
大反撃して一人また一人とアギラの子分を打倒していく。
そして機関銃で攻撃してくるアギラと最後の対決の時が来た・・・
この作品はシチュエーションは「荒野の用心棒」のパクリであり山賊と風来坊の設定も
そっくりで決闘シーンも武器こそ違えどそのままである。
また主演のトニーアンソニーは背も低くハンサムでもないのであまりかっこよくはない。
しかしそれでも最後まで見てしまうのは、展開が早く見せ場も多いからだろう。
トニーアンソニーが敵を倒すときに、歩数を数えながら敵の動きを予測したり、酒場のドアを
開けて音を出して敵を罠にはめるなど随所で工夫がみられるのだ。また暗闇での銃撃戦もマズル
フラッシュの連続はかなり迫力があった。
そして荒野の用心棒のイーストウッドにあたるのがアンソニーで、ジャンマリアボロンテの役どころが
フランクウォルフだろう。
ウォルフが使用する機関銃も奇妙なもので弾帯はあるが、排莢するわけでもない変な構造である。
この作品はヒットしてシリーズ化され、欧米ではストレンジャーシリーズとして知られている。
そして第三作は幕末の日本を舞台にしており、トニーアンソニーは撮影のために京都に来ている。
トニーアンソニーは芒洋たる風貌だがインテリであり、名門のカーネギーメロン大学を卒業
しているらしい。
また音楽が第一テーマと第二テーマがあり、ギターソロの哀愁のある第一テーマと
電子楽器を使った第二テーマが全編を通じて流されている。音楽はベネデット・ギリアで
「続さすらいの一匹狼なども手掛けている。監督はヴァンスルイス。
私の好きなマカロニの1本である。
私も「土曜洋画劇場」か「日曜洋画劇場」だったかどちらかで初見した気がする。
砂ぼころりが舞うような西部のゴーストタウンによそ者がフラッと立ち寄る。
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ひげ面のよそ者(トニーアンソニー)は、ポンチョをまといつぶれかけた酒場のようなところで勝手に酒を
飲むが山賊に呼び止められて町から出てゆくように言われる。よそ者は言うことを聞くふりして
山賊を撃ち殺す。
ちょうどそのとき山賊の首領アギラ(フランクウウォルフ)は、金貨を搬送して町にきた
メキシコ軍の一向をだまし討ちして皆殺しにする。よそ者は一部始終を見ていたが、そのとき
アメリカ騎兵隊が金貨の受け取りのために町へ来る。よそ者は騎兵隊の制服を着て山賊と
騎兵隊の間に立って交渉する。さしもの騎兵隊も多勢に無勢で山賊の包囲の前に立ち去る。
よそ者は交渉の成功の見返りに金貨の分け前をもらおうとするが、アギラは裏切りよそ者を
殺しにきたのだ。
しかしよそ者はアギラの愛人の慰みものになるところを抱くふりをして女の頭を床にたたき
つけて殺して逃げだすのだった。
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きて二人を殺そうとする。だがよそ者は女の家に置いていた二連装のショットガンで
大反撃して一人また一人とアギラの子分を打倒していく。
そして機関銃で攻撃してくるアギラと最後の対決の時が来た・・・
この作品はシチュエーションは「荒野の用心棒」のパクリであり山賊と風来坊の設定も
そっくりで決闘シーンも武器こそ違えどそのままである。
また主演のトニーアンソニーは背も低くハンサムでもないのであまりかっこよくはない。
しかしそれでも最後まで見てしまうのは、展開が早く見せ場も多いからだろう。
トニーアンソニーが敵を倒すときに、歩数を数えながら敵の動きを予測したり、酒場のドアを
開けて音を出して敵を罠にはめるなど随所で工夫がみられるのだ。また暗闇での銃撃戦もマズル
フラッシュの連続はかなり迫力があった。
そして荒野の用心棒のイーストウッドにあたるのがアンソニーで、ジャンマリアボロンテの役どころが
フランクウォルフだろう。
ウォルフが使用する機関銃も奇妙なもので弾帯はあるが、排莢するわけでもない変な構造である。
この作品はヒットしてシリーズ化され、欧米ではストレンジャーシリーズとして知られている。
そして第三作は幕末の日本を舞台にしており、トニーアンソニーは撮影のために京都に来ている。
トニーアンソニーは芒洋たる風貌だがインテリであり、名門のカーネギーメロン大学を卒業
しているらしい。
また音楽が第一テーマと第二テーマがあり、ギターソロの哀愁のある第一テーマと
電子楽器を使った第二テーマが全編を通じて流されている。音楽はベネデット・ギリアで
「続さすらいの一匹狼なども手掛けている。監督はヴァンスルイス。
私の好きなマカロニの1本である。
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2017年04月26日
「ファーゴ」コーエン兄弟フランシスマクドーマンド
1996年製作のアメリカ映画「ファーゴ」はクライムサスペンスだがブラックユーモアの要素を
織り込んだ傑作である。
一応事実に基づいて製作されたとあるが、嘘で全くのフェイク映画である。
メネソタの車のセールスマンのジェリー・ランディガードは莫大な借金がありその返済のために
妻の父親から金を出させようと妻を誘拐する狂言事件を計画する。ジェリーは街のごろつきの
カールとゲアに接触して妻を誘拐するように依頼する。そして犯行用に自社の車を二人に貸し出した。
ある日妻のジーンが自宅でテレビを見ていたところをカールとケアが襲撃して誘拐して車に
詰め込んだ。計画通りに行くと思われたとき、走行中ナンバープレートをつけていなかったことから
警官に呼び止められて免許証の確認をごろつきたちは求められる。
女のうめき声が聞こえ犯行がばれると思ったゲア(ピーターストーメア)はダッシュボードから
拳銃を取り出し警官の顔に弾丸を打ち込んだ。相棒のカール(スティーヴ・ブシェミ)は返り血を
浴びて血まみれになり狼狽する。
しかしケアは冷酷で顔色ひとつ変えない。そこをたまたま通りかかった車に犯行を目撃され
ケアは車で猛スピードで追跡して相手をとらえて射殺する。
大事になり震えるカールだったがもう後戻りはできないのだ。依頼人のジェリーに電話して
報酬額の増額を要求する。大惨事になったことでジェリーは驚くが、義父がジェリーが頼りない
ためごろつきたちと交渉し身代金を持って待ち合わせ場所へ向かう。
カールは義父がきたことで怒り拳銃で弾丸を義父に打ち込んだのだ。だが義父も反撃してカールの
顔面に一発弾を打ち返す。しかし発狂したケアは雨あられと撃ちまくり義父を射殺するの
だった。
そのころ身重の女警官マージは鋭いカンと抜群の捜査力で事件の全貌を掴もうとしていた・・
監督はジョエルコーエン、イーサンコーエンのコーエン兄弟で最後まで目が離せない展開
である。ロードムービーのような雰囲気を持ちながらサスペンスの要素もあり非常に
楽しめる。ジェリー”ランディガードを演じるウィリアム・H・メイシーのこすい男の演技
やゲアグリムスラッドを演じるピーター・ストーメアの冷血さはすごい。
主演のマーサ演じるフランシス・マクドーマンドのとぼけたキャラがまた抜群にいい。
興業的には成功しなかったが後からじわじわ人気が出てきた作品である。
織り込んだ傑作である。
一応事実に基づいて製作されたとあるが、嘘で全くのフェイク映画である。
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メネソタの車のセールスマンのジェリー・ランディガードは莫大な借金がありその返済のために
妻の父親から金を出させようと妻を誘拐する狂言事件を計画する。ジェリーは街のごろつきの
カールとゲアに接触して妻を誘拐するように依頼する。そして犯行用に自社の車を二人に貸し出した。
ある日妻のジーンが自宅でテレビを見ていたところをカールとケアが襲撃して誘拐して車に
詰め込んだ。計画通りに行くと思われたとき、走行中ナンバープレートをつけていなかったことから
警官に呼び止められて免許証の確認をごろつきたちは求められる。
女のうめき声が聞こえ犯行がばれると思ったゲア(ピーターストーメア)はダッシュボードから
拳銃を取り出し警官の顔に弾丸を打ち込んだ。相棒のカール(スティーヴ・ブシェミ)は返り血を
浴びて血まみれになり狼狽する。
しかしケアは冷酷で顔色ひとつ変えない。そこをたまたま通りかかった車に犯行を目撃され
ケアは車で猛スピードで追跡して相手をとらえて射殺する。
大事になり震えるカールだったがもう後戻りはできないのだ。依頼人のジェリーに電話して
報酬額の増額を要求する。大惨事になったことでジェリーは驚くが、義父がジェリーが頼りない
ためごろつきたちと交渉し身代金を持って待ち合わせ場所へ向かう。
カールは義父がきたことで怒り拳銃で弾丸を義父に打ち込んだのだ。だが義父も反撃してカールの
顔面に一発弾を打ち返す。しかし発狂したケアは雨あられと撃ちまくり義父を射殺するの
だった。
そのころ身重の女警官マージは鋭いカンと抜群の捜査力で事件の全貌を掴もうとしていた・・
監督はジョエルコーエン、イーサンコーエンのコーエン兄弟で最後まで目が離せない展開
である。ロードムービーのような雰囲気を持ちながらサスペンスの要素もあり非常に
楽しめる。ジェリー”ランディガードを演じるウィリアム・H・メイシーのこすい男の演技
やゲアグリムスラッドを演じるピーター・ストーメアの冷血さはすごい。
主演のマーサ演じるフランシス・マクドーマンドのとぼけたキャラがまた抜群にいい。
興業的には成功しなかったが後からじわじわ人気が出てきた作品である。
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2017年04月22日
「カジュアリティーズ」マイケル・J・フォックス、ショーンペン
1989年製作のアメリカ映画「カジュアリティーズ」はベトナム戦争での米軍の犯罪事件を描いた
戦争映画である。主演は「バックトウザフィーチャー」で有名になったマイケルJフォックスで
苦悩する新兵を演じている。
エリクソン(マイケル・J・フォックス)は、他の若者と同じように徴兵されベトナムのジャングル
で敵と戦っていた。ある日ベトコンの襲撃で穴に落ち危ういところを軍曹のミザーヴ(ショーン・ペン)
に助けられる。
次第に戦場になれたエリクソンだったが、突然の敵の攻撃で陽気な同僚の黒人ブラウンを失う。
ブラウンは帰国が決まった直前だった。
敵に憎しみを倍増させた軍曹は村を襲撃し、一人の少女を連れ去り仲間とともにレイプした。
エリクソンは反対するが上官の命令には逆らえなかった。エリクソンはレイプには加担しなかったが
止めることができず悔いていた。
そしてある日少女と二人になったとき少女に逃げるように仕向けたが、同僚に見つかったしまう。
軍曹は少女を戦闘地域の連れていくるように部下に命令するが、そこでベトコンの攻撃を
受ける。少女が足でまといになり、軍曹は部下に銃剣で殺害させようとする。しかしなかなか死なず
ついに機関銃掃射で命を奪う。
軍曹に殴られて意識を失ったエリクソンは病院に収容され、そこで事件のことを上官に報告する。
しかし返ってきた答えは意外なものだった・・・
マイケルJフォックスはシリアスな演技でよく好演している。上官役のショーンペンも
「コードネームはファルコン」のへたれ演技とはうって変わったサイコぶりである。
戦争での異常心理や人間の残酷さを描いたいい作品である。後味が悪いが戦争の現実とは
このようなものだろう。監督はブライアンデパルマ。監督はエンニオモリコーネ。
この映画は実際にあった事件を元にしている。映画を見てふと思った。あのコンクリート女子高生
殺人事件とそっくりだ。
戦争映画である。主演は「バックトウザフィーチャー」で有名になったマイケルJフォックスで
苦悩する新兵を演じている。
エリクソン(マイケル・J・フォックス)は、他の若者と同じように徴兵されベトナムのジャングル
で敵と戦っていた。ある日ベトコンの襲撃で穴に落ち危ういところを軍曹のミザーヴ(ショーン・ペン)
に助けられる。
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次第に戦場になれたエリクソンだったが、突然の敵の攻撃で陽気な同僚の黒人ブラウンを失う。
ブラウンは帰国が決まった直前だった。
敵に憎しみを倍増させた軍曹は村を襲撃し、一人の少女を連れ去り仲間とともにレイプした。
エリクソンは反対するが上官の命令には逆らえなかった。エリクソンはレイプには加担しなかったが
止めることができず悔いていた。
そしてある日少女と二人になったとき少女に逃げるように仕向けたが、同僚に見つかったしまう。
軍曹は少女を戦闘地域の連れていくるように部下に命令するが、そこでベトコンの攻撃を
受ける。少女が足でまといになり、軍曹は部下に銃剣で殺害させようとする。しかしなかなか死なず
ついに機関銃掃射で命を奪う。
軍曹に殴られて意識を失ったエリクソンは病院に収容され、そこで事件のことを上官に報告する。
しかし返ってきた答えは意外なものだった・・・
マイケルJフォックスはシリアスな演技でよく好演している。上官役のショーンペンも
「コードネームはファルコン」のへたれ演技とはうって変わったサイコぶりである。
戦争での異常心理や人間の残酷さを描いたいい作品である。後味が悪いが戦争の現実とは
このようなものだろう。監督はブライアンデパルマ。監督はエンニオモリコーネ。
この映画は実際にあった事件を元にしている。映画を見てふと思った。あのコンクリート女子高生
殺人事件とそっくりだ。
タグ:ブライアンデパルマ、 ベトナム戦争
2017年04月15日
「300 スリーハンドレッド」スパルタ軍対ペルシア帝国、ジェラルドバトラー
2007年製作のアメリカ映画「スリーハンドレッド」はペルシア戦争のテルモピュライの戦いに題材を
とった西洋風チャンバラ映画である。
スパルタ王レオニダスス(ジェラルドバトラー)は幼いころから戦うために育てられ、猛獣にも打ち勝った戦闘の神である。
しかし巨大なペルシアはスパルタに服従することを要求し使者を送ってきた。かなうはずもない
敵の強引な命令をレオニダスは断固拒否し、使者たちを地下の穴に突き落とし惨殺した。
宣戦布告の宣言だった。しかしデルフォイの神託により。迎撃することが許されず危機感を覚えた
レオニダスはわずか300人の部下を引き連れて、100万の大軍が待つペルシアへと遠征する。
スパルタ軍は士気も高く戦闘になれていて、大軍を目にしても一歩も引かず敵をおいつめていく。
善戦敢闘を続けるスパルタ軍であったが、多勢に無勢で運命の時を迎えようとしていた・・・
戦闘シーンはCGをかなり使っているが、敵味方入り乱れて盾と槍で押し合う肉弾戦は血沸き肉おどる
ものがある。スパルタ軍の一歩も引かないファイトは見るものに勇気を与えてくれる。
チャンバラシーンでは、スパルタの剣で腕は飛ぶは血しぶきのオンパレードと首チョンパの
連続でかなりグロイ場面が出てくるがその迫力とリアリティは相当なものだ。
ペルシアの弓矢攻撃もすさまじく、空が漆黒の闇におおわれるシーンは驚いた。
また主演のジェラルドバトラーの筋肉はすごく鍛えられていて、特に腹筋がくっきり分かれている
のが鮮やかである。バトラーはトレーナーについて3か月であの身体を作ったと言うがボディビルダー
のように美しい肉体である。バトラーは元弁護士だが、この役を見る限りそうは見えない。
しかしスパルタが服従を要求する使者を斬って捨てるのは、まるで元寇の時の北条時宗である。
国は違っても誇り高い武人の精神は共通するものがある。
とにかく理屈抜きに楽しめる映画なのでおすすめである。
とった西洋風チャンバラ映画である。
スパルタ王レオニダスス(ジェラルドバトラー)は幼いころから戦うために育てられ、猛獣にも打ち勝った戦闘の神である。
しかし巨大なペルシアはスパルタに服従することを要求し使者を送ってきた。かなうはずもない
敵の強引な命令をレオニダスは断固拒否し、使者たちを地下の穴に突き落とし惨殺した。
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レオニダスはわずか300人の部下を引き連れて、100万の大軍が待つペルシアへと遠征する。
スパルタ軍は士気も高く戦闘になれていて、大軍を目にしても一歩も引かず敵をおいつめていく。
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戦闘シーンはCGをかなり使っているが、敵味方入り乱れて盾と槍で押し合う肉弾戦は血沸き肉おどる
ものがある。スパルタ軍の一歩も引かないファイトは見るものに勇気を与えてくれる。
チャンバラシーンでは、スパルタの剣で腕は飛ぶは血しぶきのオンパレードと首チョンパの
連続でかなりグロイ場面が出てくるがその迫力とリアリティは相当なものだ。
ペルシアの弓矢攻撃もすさまじく、空が漆黒の闇におおわれるシーンは驚いた。
また主演のジェラルドバトラーの筋肉はすごく鍛えられていて、特に腹筋がくっきり分かれている
のが鮮やかである。バトラーはトレーナーについて3か月であの身体を作ったと言うがボディビルダー
のように美しい肉体である。バトラーは元弁護士だが、この役を見る限りそうは見えない。
しかしスパルタが服従を要求する使者を斬って捨てるのは、まるで元寇の時の北条時宗である。
国は違っても誇り高い武人の精神は共通するものがある。
とにかく理屈抜きに楽しめる映画なのでおすすめである。
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2017年04月11日
「モーテル 2007年」ケイトベッキンセイル、ルーク・ウィルソン、サイコ映画
2007年製作のアメリカ映画「モーテル」はB級ながら楽しませてくれるサイコサスペンス映画である。
主人公の若夫婦が田舎道で車が故障し、途中ガソリンスタンドによって修理してもらいなんとか
車が動くようになるが、またも故障しニッチもサッチも行かなくなる。しかたなく二人は引き返すが
すでに作業員は帰宅していて途方にくれる。そしてあまり気のリしないが怪しげなモーテルで
一夜を過ごすことになる。モーテルの支配人はメガネをかけたうさん臭い中年男で嫁のエイミー(ケイト・ベッキンセイル)はためらってしまう。
支配人の部屋から聞こえる女の悲鳴が聞こえたとき緊張は極限になる。
呼び鈴であわてて出てきた支配人のメイソンだったが、どうやら暇つぶしのためにホラー映画でも
見ていたようだ。エイミーの心配をよそに夫のデイヴィッド(ルーク・ウィルソン)は他に手段が
ないことから泊まることを決めた。
モーテルは客もいず流行っていないようだった。二人は部屋へ案内されて休んでいると、いきなり
電話がかかってくる。いたずら電話のようで夫婦が憤慨する間もなく、ドアを激しくたたく音が
する。ゆっくり眠ることもできずデイヴィッドは支配人に抗議する。
メイソンの話では近所の不良たちがいたずらしているようだと言う。
部屋に戻ったデイヴィッドは、暇つぶしに置いてあったビデオテープを再生させる。
女の悲鳴と殺人シーンの連続のホラー映画のようだ。しかししばらく映像を観察していると
おかしなことに気付いた。映画の中の家具やレイアウトは自分たちが今いる部屋だったのだ。
このビデオは映画などでなくスナッフビデオだったのだ。しかも部屋には監視カメラまで
仕掛けられている。デイヴィッドは自分たちが何物かの罠にはまったことを知った。
夫婦の生存を賭けた恐怖の脱出が始まるのだった。
ニムロッド・アーントル監督がハリウッドで初めて作った作品で、なんの予備知識もなく鑑賞
したが期待より面白かった。深夜の田舎道で道に迷う状況は私も体験したことがある。
若いころ友人と車で海水浴に出かけ誤って、山中に入ってしまい出るのに非常に苦労したことがある。
最初夫婦が車の故障で言い争うシーンがあるが気持ちはよくわかる。私もあの時はすごい焦ったこと
を映画を見て思い出した。
ストーリーもシンプルでわかりやすいいい作品である。
主人公の若夫婦が田舎道で車が故障し、途中ガソリンスタンドによって修理してもらいなんとか
車が動くようになるが、またも故障しニッチもサッチも行かなくなる。しかたなく二人は引き返すが
すでに作業員は帰宅していて途方にくれる。そしてあまり気のリしないが怪しげなモーテルで
一夜を過ごすことになる。モーテルの支配人はメガネをかけたうさん臭い中年男で嫁のエイミー(ケイト・ベッキンセイル)はためらってしまう。
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支配人の部屋から聞こえる女の悲鳴が聞こえたとき緊張は極限になる。
呼び鈴であわてて出てきた支配人のメイソンだったが、どうやら暇つぶしのためにホラー映画でも
見ていたようだ。エイミーの心配をよそに夫のデイヴィッド(ルーク・ウィルソン)は他に手段が
ないことから泊まることを決めた。
モーテルは客もいず流行っていないようだった。二人は部屋へ案内されて休んでいると、いきなり
電話がかかってくる。いたずら電話のようで夫婦が憤慨する間もなく、ドアを激しくたたく音が
する。ゆっくり眠ることもできずデイヴィッドは支配人に抗議する。
メイソンの話では近所の不良たちがいたずらしているようだと言う。
部屋に戻ったデイヴィッドは、暇つぶしに置いてあったビデオテープを再生させる。
女の悲鳴と殺人シーンの連続のホラー映画のようだ。しかししばらく映像を観察していると
おかしなことに気付いた。映画の中の家具やレイアウトは自分たちが今いる部屋だったのだ。
このビデオは映画などでなくスナッフビデオだったのだ。しかも部屋には監視カメラまで
仕掛けられている。デイヴィッドは自分たちが何物かの罠にはまったことを知った。
夫婦の生存を賭けた恐怖の脱出が始まるのだった。
ニムロッド・アーントル監督がハリウッドで初めて作った作品で、なんの予備知識もなく鑑賞
したが期待より面白かった。深夜の田舎道で道に迷う状況は私も体験したことがある。
若いころ友人と車で海水浴に出かけ誤って、山中に入ってしまい出るのに非常に苦労したことがある。
最初夫婦が車の故障で言い争うシーンがあるが気持ちはよくわかる。私もあの時はすごい焦ったこと
を映画を見て思い出した。
ストーリーもシンプルでわかりやすいいい作品である。
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2017年02月13日
「マーシャルロー」デンゼルワシントン、ブルースウイリス、
1998年製作のアメリカ映画「マーシャルロー」はニューヨークで大規模テロを起きたことを想定した作品である。
主演はデンゼルワシントン。FBI捜査官アンソニーハバード(デンゼルワシントン)は、バスジャック事件の
人質を解放しようと説得をこころみる。犯人はアラブ系のテロリストで、子供や老人が人質にされていた。
ハバードの必死の呼びかけに犯人も心を開いたのか子供たちを開放した。安堵したハバードは続いて老人
たちを開放するよう要求するが甘かった。テロリストの目的はテロを起こして、騒乱状態を起こすことで
次の瞬間人質ごとバスは爆破する。
爆風でハバードは吹き飛びケガをするが、テロリストのリーダーをなんとしても捕まえようと決意する。
そのころCIAの工作員エリース(アネットベニング)もテロリスト対策のためにアラブ系の人間と接触し
情報を収集していた。しかし海外と国内組織の縄張り争いもあり、ハバードとことあるごとに対立していたのだ。
そしてエリースには秘密があった。かって中東に潜入して現地で工作員を要請し、爆弾の作り方をはじめ
破壊活動を指導していたのだ。そしてそのときの協力者のサミーをインフォーマーとして使っていたのだ。
だがサミーとエリースの間には肉体関係まであったのだ。
そうしているうちにアメリカ政府は事態を重く見て軍隊が出動させ、ブルックリンは戦車や装甲車で埋めつく
された。指揮官はタブロー将軍で(ブルースウイリス)は強権を用いてアラブ系住民を手当たり次第に
強制収容所に入れていく。そしてハバードの同僚でアラブ系捜査官の息子が逮捕されたことから
タブローとの対立も深まっていく。しかしテロのリーダーはは意外なところにいた・・・
イスラム国の世界を席巻している現在アラブのテロリストは珍しくないが、この映画が製作されたのは1998年で
あの2001年のアメリカ同時多発テロの以前のことから考えると驚きである。
現実を先取りしたような内容に驚くが、映画というものはある勢力が何か起こすときに犯行声明のように
創ることもあるのだ。ここでは深くは触れないがニューヨーク同時多発テロ事件はインサイドジョブである疑い
が濃いのである。
それはともかく面白い作品なのでおすすめの作品である。主演のデンゼルワシントンも役によってころっと
変わるがそれだけ演技がうまいのだろう。
邦題のマーシャルローとは戒厳令のことである。
原題はThe Siege 監督はエドワードウイック
主演はデンゼルワシントン。FBI捜査官アンソニーハバード(デンゼルワシントン)は、バスジャック事件の
人質を解放しようと説得をこころみる。犯人はアラブ系のテロリストで、子供や老人が人質にされていた。
ハバードの必死の呼びかけに犯人も心を開いたのか子供たちを開放した。安堵したハバードは続いて老人
たちを開放するよう要求するが甘かった。テロリストの目的はテロを起こして、騒乱状態を起こすことで
次の瞬間人質ごとバスは爆破する。
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爆風でハバードは吹き飛びケガをするが、テロリストのリーダーをなんとしても捕まえようと決意する。
そのころCIAの工作員エリース(アネットベニング)もテロリスト対策のためにアラブ系の人間と接触し
情報を収集していた。しかし海外と国内組織の縄張り争いもあり、ハバードとことあるごとに対立していたのだ。
そしてエリースには秘密があった。かって中東に潜入して現地で工作員を要請し、爆弾の作り方をはじめ
破壊活動を指導していたのだ。そしてそのときの協力者のサミーをインフォーマーとして使っていたのだ。
だがサミーとエリースの間には肉体関係まであったのだ。
そうしているうちにアメリカ政府は事態を重く見て軍隊が出動させ、ブルックリンは戦車や装甲車で埋めつく
された。指揮官はタブロー将軍で(ブルースウイリス)は強権を用いてアラブ系住民を手当たり次第に
強制収容所に入れていく。そしてハバードの同僚でアラブ系捜査官の息子が逮捕されたことから
タブローとの対立も深まっていく。しかしテロのリーダーはは意外なところにいた・・・
イスラム国の世界を席巻している現在アラブのテロリストは珍しくないが、この映画が製作されたのは1998年で
あの2001年のアメリカ同時多発テロの以前のことから考えると驚きである。
現実を先取りしたような内容に驚くが、映画というものはある勢力が何か起こすときに犯行声明のように
創ることもあるのだ。ここでは深くは触れないがニューヨーク同時多発テロ事件はインサイドジョブである疑い
が濃いのである。
それはともかく面白い作品なのでおすすめの作品である。主演のデンゼルワシントンも役によってころっと
変わるがそれだけ演技がうまいのだろう。
邦題のマーシャルローとは戒厳令のことである。
原題はThe Siege 監督はエドワードウイック
タグ:ニューヨークテロ事件
2017年02月02日
「ナバロンの要塞」グレゴリーペック、アンソニークイン、アリステアマクリーン
1961年制作の「ナバロンの要塞」は、冒険小説のベストセラー作家アリステアマクリーンの小説を映画化した
ものである。
主演にハリウッドのトップスター、グレゴリーペックを迎え、Jリートンプソンが監督した。
舞台は第二次大戦中のエーゲ海に浮かぶナバロン島。ドイツ軍は制海権を握りイギリス軍はこのままでは
壊滅する。そこで軍は特殊部隊を編制し、秘密裡にナバロン島に潜入しここに要塞を構えるドイツ軍を殲滅
しようと考えた。ナバロンの要塞には巨大な大砲が据え付けられていてこの大砲が火を噴けばイギリス海軍の
駆逐艦や巡洋艦は全滅させられてしまうのだ。
作戦を立案したジェンセン准将は、無理な作戦と知りながらやるしかなかった。そして部下のフランクリン少佐
(アンソニー・クエイル)は登山家のマロリー(グレゴリーペック)を招聘しこの計画を遂行することにした。
ナバロンの非武装地帯は弾劾絶壁でここは登山家でないと登攀できないからだ。
元ギリシャ軍大佐スタヴロウ(アンソニー・クイン)、爆薬の専門家ミラー伍長(デヴィッド・ニヴン)、ナイフの名人ブラウン無線
兵(スタンリー・ベイカー)、ナバロン島生まれのパパディモス1等兵(ジェームズ・ダーレン)を集めて現地へ向かう。
一行は漁師に化けて漁船でナバロンに向かうが、途中ドイツ軍の臨検を受けてばれそうになる。
しかしスタヴロウたちは隙を見て反撃に出て相手を皆殺しにしてしまう。
だが苦難はこれからだった。船は激しい嵐に見舞われ難破してしまう。だがなんとか部隊はナバロンの崖に
かろうじてたどりつく。まずマロリーが崖を上りあとから他のメンバーを引き上げるのだ。
メンバーは苦労しながらマロリーの助けで崖をよじ登るが、肝心のフランクリンが登攀に失敗して崖から転落する。
仲間を見捨てておけずけが人を抱えながらマロリーたちは要塞へと接近していく・・・
冒険小説の大家マクリーンの原作だけあってさすがに面白い。要塞映画の金字塔的作品である。
とにかく見せ場が多く次々に場面がテンポよく進み最後までハラハラドキドキで飽きないのである。
主人公のペックやアンソニークインの演技もよく人間がよく描かれている。
しかしこのナバロンの要塞は存在せずストーリーも全く虚構である。
ドイツ軍が使う自白剤スコポラミンの存在もこの映画で初めて知った。ディミトリーティオムミンの壮大な音楽
もいい。今の映画よりこの時代の映画の方がよく見えるのは私が年をとったせいだろうか。
いずれにしろ映画史に残る作品である。
尿の悩みに関する治験モニター募集
ものである。
主演にハリウッドのトップスター、グレゴリーペックを迎え、Jリートンプソンが監督した。
舞台は第二次大戦中のエーゲ海に浮かぶナバロン島。ドイツ軍は制海権を握りイギリス軍はこのままでは
壊滅する。そこで軍は特殊部隊を編制し、秘密裡にナバロン島に潜入しここに要塞を構えるドイツ軍を殲滅
しようと考えた。ナバロンの要塞には巨大な大砲が据え付けられていてこの大砲が火を噴けばイギリス海軍の
駆逐艦や巡洋艦は全滅させられてしまうのだ。
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作戦を立案したジェンセン准将は、無理な作戦と知りながらやるしかなかった。そして部下のフランクリン少佐
(アンソニー・クエイル)は登山家のマロリー(グレゴリーペック)を招聘しこの計画を遂行することにした。
ナバロンの非武装地帯は弾劾絶壁でここは登山家でないと登攀できないからだ。
元ギリシャ軍大佐スタヴロウ(アンソニー・クイン)、爆薬の専門家ミラー伍長(デヴィッド・ニヴン)、ナイフの名人ブラウン無線
兵(スタンリー・ベイカー)、ナバロン島生まれのパパディモス1等兵(ジェームズ・ダーレン)を集めて現地へ向かう。
一行は漁師に化けて漁船でナバロンに向かうが、途中ドイツ軍の臨検を受けてばれそうになる。
しかしスタヴロウたちは隙を見て反撃に出て相手を皆殺しにしてしまう。
だが苦難はこれからだった。船は激しい嵐に見舞われ難破してしまう。だがなんとか部隊はナバロンの崖に
かろうじてたどりつく。まずマロリーが崖を上りあとから他のメンバーを引き上げるのだ。
メンバーは苦労しながらマロリーの助けで崖をよじ登るが、肝心のフランクリンが登攀に失敗して崖から転落する。
仲間を見捨てておけずけが人を抱えながらマロリーたちは要塞へと接近していく・・・
冒険小説の大家マクリーンの原作だけあってさすがに面白い。要塞映画の金字塔的作品である。
とにかく見せ場が多く次々に場面がテンポよく進み最後までハラハラドキドキで飽きないのである。
主人公のペックやアンソニークインの演技もよく人間がよく描かれている。
しかしこのナバロンの要塞は存在せずストーリーも全く虚構である。
ドイツ軍が使う自白剤スコポラミンの存在もこの映画で初めて知った。ディミトリーティオムミンの壮大な音楽
もいい。今の映画よりこの時代の映画の方がよく見えるのは私が年をとったせいだろうか。
いずれにしろ映画史に残る作品である。
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タグ:ドイツ軍、要塞、
2017年01月29日
「エネミー・ライン」オーウェン・ウィルソンジーン・ハックマンホーネット攻撃機
2001年のアメリカ映画「エネミーライン」は旧ユーゴスラビア連邦の民族紛争をベースにアメリカ兵の逃避行を
描いた作品である。
原子力空母USSカールビンソンに所属するクリス・バーネット大尉(オーウェン・ウィルソン)は、ボスニアでの
偵察任務に嫌気がさしていた。毎日がルーティンワークで退屈だったのだ。バーネットは戦いたくて海軍にはいった
のに刺激がなく上官のレイガート司令官(ジーン・ハックマン)に辞表を提出したが、司令は思いとどまるように
説得した。そして相棒のスタックハウス(ガブリエル・マクト)とともにF/A-18Fスーパーホーネット戦闘攻撃機で
偵察任務についた。これはバーネットにとって最後の仕事になるはずだった。
おりしも和平協定が結ばれ平和が訪れるはずが、非武装地帯でセルビア軍の武装した一隊をバーネット
たちは発見しこれを撮影する。
セルビア軍から和平協定を破ったことがわかればまずいことになる。セルビア側は二人を消してしまおうと
短サムで攻撃する。スタックハウスは何度かミサイルを交わすが逃げ切ることができず、緊急脱出する。
二人はパラシュートで地上へ降りるがスタックハウスは骨折し、バーネットは味方に無線で知らせようと
山の稜線へ移動するがその場に残されたスタックハウスは敵に殺されてしまう。
バーネットはなんとか無線でレイガート司令官と連絡が取れ、司令官は救出に向かおうとするが・・・
そしてバーネットの元にはセルビアの大軍が迫っていた・・・
ホーネットの空母の発着シーンやボスニア軍の戦車や装甲車など実際の兵器が続々出てくるのはマニアには
嬉しい展開である。また空母カールビンソンも本物であり軍の相当な協力があったのだろう。
ボスニア紛争を取り上げた数少ないアメリカ映画だが、ボスニア軍の描きかたは冷酷で残忍なステレオタイプの
描き方になっている。
映画の主人公にはモデルがあり、実際の逃避行がベースになっていると言う。空中戦を期待しないで見ると
なかなか面白い。最後の方はアメリカ映画にありがちなありえない展開である。
しかし政治と軍隊の関係はリアルで一人の兵士が、大儀のために見放されるのはこれまでもあった。
監督はジョンムーア。
描いた作品である。
原子力空母USSカールビンソンに所属するクリス・バーネット大尉(オーウェン・ウィルソン)は、ボスニアでの
偵察任務に嫌気がさしていた。毎日がルーティンワークで退屈だったのだ。バーネットは戦いたくて海軍にはいった
のに刺激がなく上官のレイガート司令官(ジーン・ハックマン)に辞表を提出したが、司令は思いとどまるように
説得した。そして相棒のスタックハウス(ガブリエル・マクト)とともにF/A-18Fスーパーホーネット戦闘攻撃機で
偵察任務についた。これはバーネットにとって最後の仕事になるはずだった。
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おりしも和平協定が結ばれ平和が訪れるはずが、非武装地帯でセルビア軍の武装した一隊をバーネット
たちは発見しこれを撮影する。
セルビア軍から和平協定を破ったことがわかればまずいことになる。セルビア側は二人を消してしまおうと
短サムで攻撃する。スタックハウスは何度かミサイルを交わすが逃げ切ることができず、緊急脱出する。
二人はパラシュートで地上へ降りるがスタックハウスは骨折し、バーネットは味方に無線で知らせようと
山の稜線へ移動するがその場に残されたスタックハウスは敵に殺されてしまう。
バーネットはなんとか無線でレイガート司令官と連絡が取れ、司令官は救出に向かおうとするが・・・
そしてバーネットの元にはセルビアの大軍が迫っていた・・・
ホーネットの空母の発着シーンやボスニア軍の戦車や装甲車など実際の兵器が続々出てくるのはマニアには
嬉しい展開である。また空母カールビンソンも本物であり軍の相当な協力があったのだろう。
ボスニア紛争を取り上げた数少ないアメリカ映画だが、ボスニア軍の描きかたは冷酷で残忍なステレオタイプの
描き方になっている。
映画の主人公にはモデルがあり、実際の逃避行がベースになっていると言う。空中戦を期待しないで見ると
なかなか面白い。最後の方はアメリカ映画にありがちなありえない展開である。
しかし政治と軍隊の関係はリアルで一人の兵士が、大儀のために見放されるのはこれまでもあった。
監督はジョンムーア。
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