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2017年02月02日

「ナバロンの要塞」グレゴリーペック、アンソニークイン、アリステアマクリーン

1961年制作の「ナバロンの要塞」は、冒険小説のベストセラー作家アリステアマクリーンの小説を映画化した

ものである。

主演にハリウッドのトップスター、グレゴリーペックを迎え、Jリートンプソンが監督した。

舞台は第二次大戦中のエーゲ海に浮かぶナバロン島。ドイツ軍は制海権を握りイギリス軍はこのままでは

壊滅する。そこで軍は特殊部隊を編制し、秘密裡にナバロン島に潜入しここに要塞を構えるドイツ軍を殲滅

しようと考えた。ナバロンの要塞には巨大な大砲が据え付けられていてこの大砲が火を噴けばイギリス海軍の

駆逐艦や巡洋艦は全滅させられてしまうのだ。


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作戦を立案したジェンセン准将は、無理な作戦と知りながらやるしかなかった。そして部下のフランクリン少佐

(アンソニー・クエイル)は登山家のマロリー(グレゴリーペック)を招聘しこの計画を遂行することにした。

ナバロンの非武装地帯は弾劾絶壁でここは登山家でないと登攀できないからだ。

元ギリシャ軍大佐スタヴロウ(アンソニー・クイン)、爆薬の専門家ミラー伍長(デヴィッド・ニヴン)、ナイフの名人ブラウン無線

兵(スタンリー・ベイカー)、ナバロン島生まれのパパディモス1等兵(ジェームズ・ダーレン)を集めて現地へ向かう。

一行は漁師に化けて漁船でナバロンに向かうが、途中ドイツ軍の臨検を受けてばれそうになる。

しかしスタヴロウたちは隙を見て反撃に出て相手を皆殺しにしてしまう。

だが苦難はこれからだった。船は激しい嵐に見舞われ難破してしまう。だがなんとか部隊はナバロンの崖に

かろうじてたどりつく。まずマロリーが崖を上りあとから他のメンバーを引き上げるのだ。

メンバーは苦労しながらマロリーの助けで崖をよじ登るが、肝心のフランクリンが登攀に失敗して崖から転落する。

仲間を見捨てておけずけが人を抱えながらマロリーたちは要塞へと接近していく・・・

冒険小説の大家マクリーンの原作だけあってさすがに面白い。要塞映画の金字塔的作品である。

とにかく見せ場が多く次々に場面がテンポよく進み最後までハラハラドキドキで飽きないのである。

主人公のペックやアンソニークインの演技もよく人間がよく描かれている。


しかしこのナバロンの要塞は存在せずストーリーも全く虚構である。

ドイツ軍が使う自白剤スコポラミンの存在もこの映画で初めて知った。ディミトリーティオムミンの壮大な音楽

もいい。今の映画よりこの時代の映画の方がよく見えるのは私が年をとったせいだろうか。

いずれにしろ映画史に残る作品である。

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posted by ハヤテ at 15:01| 戦争映画
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