2018年02月20日
二人の羽生に日本中が揺れた日、しかし本当に恐るべしは藤井聡太六段!!
とっちゃんです
いやー、テレビを見ながら緊張したのは本当に久しぶりでした。
フィギュアスケートの羽生結弦選手、見事な演技でした。
66年ぶりのオリンピック連覇という偉業も成し遂げましたね。
大きな怪我からの復活と金メダルに至るまでの艱難辛苦の道は想像を絶するものがあります。
彼はやはり特別な星のもとに生まれた選ばれた人間なのだと痛感しました。
何故かというと画面から伝わってくるオーラと気迫は半端なものではありませんでした。
そのオーラはほとんどの観衆を味方につけ、採点者にも「金メダル以外は許さないぞ」というプレッシャーを与えたのではないでしょうか。
しかしこの同じ日に、違う世界でもう一つの伝説が生まれました。
藤井聡太五段が、絶対王者と言われた羽生善治竜王を下し午後の決勝戦でも広瀬章人八段を破って優勝。
なんと15歳6カ月での棋戦Vは、加藤一二三・九段(78)の15歳10カ月を63年ぶりに4カ月更新し、史上最年少記録。中学生初の快挙となりました。
この優勝で六段に即時昇段。
五段はわずか16日間という超スピード出世となりました。
全くスピード違反ですね。(笑)
以前の記事の段階では、藤井聡太四段であったのがあれよあれよという間に六段に!!
この二人に共通しているのは、精神力の強さと周到な準備だと思います。
ということで今回は藤井聡太六段を育てたモンテッソーリ教育の続きを書いてみます。
<前回までの関連記事>
藤井聡太四段の強さの原点に迫る!! モンテッソーリ教育を徹底解析!!
藤井四段史上最速50勝の快挙達成!! その実力の根底は幼児期の教育にあった!!
明日は将棋の日!!あの藤井聡太四段のその後を追ってみた!!
■今すぐ家庭でもできるモンテッソーリ教育
あれほどの集中力を維持し実力を発揮するには幼児からの教育が大きく左右することは間違いありません。
では、援助者、つまり大人は一体どんな役割をこなしていけばいいのでしょうか。
以下に、子供達の自ら成長する力をサポートする「援助者」として、大人(教師や親)にとって大切なことを列挙してみます。
1.環境整備と選択の機会を設ける
なんでも親が選ぶのではなく、子どもに選ぶチャンスを用意しましょう。
●子供が取扱いやすいサイズの教具を用意する
●子供が自分で活動を選べるようにする(トレイなどにまとめておく。)
●色や形が美しく、清潔で、本物である教具を用意する(慎重に扱う態度が身につき、美しさに惹かれて子供がやってみたい!という気持ちになる)
これは職場でも上司や指導担当者にも似た事が言えますね。
2.ゆっくりとやって見せて、やらせてみて
●子供に的確な援助をするために、大人は教具の使い方を熟知しておく必要があります。
●そして子供に分かりやすいようにスローテンポでやってみせる
●子供の喜びを、大人の代行で奪ってしまわないようにする。
3. 子どもをよく「観察」しよう
●子供が助けを必要としているタイミングは逃さないように、常に子供を観察する。
●子供が直接、言葉で表現していない要求も含めて、子供の要求に耳を傾け、よく聞いてあげる
いくつになっても子供の声なき声を敏感に感じ取ることは大切ですよ。
4.やる気と自信の芽を摘まないこと
●子供の仕事を尊重する。大人の一方的な都合で、子供の仕事を中断したり、妨げたりしないように心掛ける。
●子供の間違いを直接的に訂正しない(ほとんどのモンテッソーリ教具は、自分で間違いに気付いて訂正できる工夫がされているそうです。)
●休息している子供や他人の仕事を見ている子供を尊重し、仕事を無理強いしないようにする。
●子供が仕事を始めるまでは、たゆまず仕事への誘いかけを続け、子供が仕事に集中するようになったら、暖かく見守る。
うん、これは正に集中力を身につけるエッセンスといえますね。
5.フォローするにも独特感有りアリ
●仕事が済んで、快く力を出しきった子供に対し、決して安っぽい言葉で褒めない。
●子供の心に安らぎを与えられるような言葉をかけたり、態度で示すことが大切。
ふーむ、褒めるのではなく、安らぎを与えるのか・・
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そしてモンテッソーリ教育の中でも代表的教材といわれているものが「キュボロ」です。
実はこの「キュボロ」は昨年スイスに行ったときにさんざん探し回って買ってきました。
自分ではなく、孫娘のためですよ。(笑)
これが本物の写真です。
キュボロは、スイスのキュボロ社の玩具。溝やトンネルのような穴のある木のブロックと、ビー玉を使って遊びます。
木のブロックを溝や穴同士が繋がるように積み重ねてコースを作っていき、そのコースにビー玉を転がすだけでOK。
遊び方はシンプルですが、ビー玉の経路を考えながらコースを組み立てていくため、想像力や発想力などが育まれていきます。
また、視認できないトンネルのコースを作ることもできるので、自然と三次元の構成力も養われます。
つまりキュボロは、遊びながらにしていろいろな能力を鍛えられるのです。
キュボロには追加パーツもあり、回転ハンマーパーツでビー玉を加速させて上り坂を駆け上がらせたり、トランポリンパーツでビー玉を跳ねさせたりすることも可能。
大人にも大人気で、なかにはものすごく大きいコースを作り上げる人もいるそうです。
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実際には「キュボロ」には多くのシリーズありますが私はスタンダードをお勧めしますね。
■まとめ
いかがでしたか?
藤井聡太六段の幼児期の姿が想像できましたか?
あの落ち着きや集中力はこのようにして育まれてきた訳ですね。
勿論モンテッソーリ教育がすべてとは言いませんが、彼に多大な影響を与えた事は否めないと思います。
簡単に言えば、
1.子供の自主性に任せること
子供というのは人に何かを決められる事を嫌がるものです。
自分で選ばせてください。
2.子供は試行錯誤の繰り返しで勝手に成長するもの
選択肢さえ上手く与えれば試行錯誤します。
そして子供は自らの力で成長することができるようになります。
子どもは自分が伸ばしたい能力を知っているからです。
さあ、今日からあなたも親子ともども第二の藤井聡太六段を目指してみませんか。
ハイ、今回はここまでとします。
<参考文献>
モンテッソーリ教育で子どもの本当の力を引き出す! (知的生きかた文庫 ふ 31-1) 中古価格 |
モンテッソーリの幼児教育 ママ,ひとりでするのを手伝ってね! 中古価格 |
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posted by 戸崎史朗 at 17:29
| 社会や経済そして生きる事