2018年08月13日
お盆に感じて欲しい事、覚えて欲しい事、あなたの原点に帰る絶好の機会にしてみませんか?
とっちゃんです。
このお盆休みを利用して故郷に帰っている方も多いと思います。
本当に、暑い中お疲れ様です。
いよいよ今日から新暦でいうところのお盆(東京を除き全国的には8月13日〜8月16日)に入りました。
「お盆」とは、仏教による行事で、古く奈良時代から行われおり、仏教用語では「盂蘭盆会(うらぼんえ)」とか「盂蘭盆(うらぼん)」とも言われています。
由来はいろいろとありますが、簡単に言えば、亡くなった先祖が地獄に落ちたりしないよう、もし落ちていたら救われるように、始まったのが「お盆」という行事です。
また、日本では「この時期に、先祖の魂が里帰りをしてくる」とも言われています。
そのため、家族や親族が集まって、先祖の魂と一緒にお寺や自宅でお坊さんにお経をあげてもらい、先祖への感謝の念と現世の人々の安寧を祈る行事として、定着しているのです。
いずれにせよ、帰ってきた御先祖様を招き入れ、一緒に過ごし、見送るという趣旨は変わりません。
■お盆の4日間のそれぞれの意味
●8月13日
この日を「盆の入り」または「盆入り」と言い、玄関に盆提灯を飾り、迎え火として、仏壇にろうそくを灯したり門口に灯明を灯したりして、お供え物をして御先祖様を迎える準備をします。
●8月14〜15日
帰ってきている御先祖様と一緒に過ごすため、仏壇や墓前にお供え物をします。
その地方で決まっているもののありますが、故人が好きだった物などを供えても大丈夫です。
●8月16日
この日を「盆の明け」または「盆明け」と言い、送り火を焚いて、御先祖様が迷わずに天国へ帰るのを見送ります。
地区によっては、盆の終わりの15日の夕方か16日の早朝に、精霊を送り返すため、供物をわらや木で作った舟に乗せて川や海に流す精霊流しが行われます。
■お盆に飾るものは、何?またその意味は?
まずはこれです。
●盆提灯(ぼんちょうちん)
盆提灯は、お盆に里帰りしてくるご先祖様が、迷わずに帰って来られるための目印の役目を果たしています。
迎えのための目印ですから、お盆初日の13日の夕方から点灯し、16日にご先祖様が帰られた、ということで消灯します。
●霊馬(しょうりょううま)
お供え物の中で、きゅうりやなすを使って作る置物のことを言います。
きょうりで作った物は「馬」を意味し、ご先祖様が里帰りをされる際に少しでも早く着くように、との意味が込められています。
また、なすで作った物は「牛」を意味して、ご先祖様があの世に帰られる際にはゆっくりと無事にお帰りいただくように、との意味が込められています。
へたのある部分が頭なので、お迎え用のきゅうりは仏壇に向けて、お帰り用のなすは仏壇側にお尻を向けて置きます。
●ほおずき
ほおずきを漢字で書くと「鬼灯」となります。
この字の如く、「灯り」を意味していて、ほおずきを飾ることで、盆提灯と同じようご先祖様が迷わず帰って来れるように目印の役目を果たします。
また、ほおずきの赤い色には「邪気払い」の意味合いもあり、仏壇の周りを神聖にしてくれるとも言われています。
なるほどこれは私もあまり意味を知りませんでした。
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■盆踊りにはどんな意味があるのだろう?
盆踊りと言えば帰省された方が懐かしいと感じるトップクラスにランクされています。
では盆踊りは何のために行われるのでしょうか?
盆踊りは、お盆に戻ってきたご先祖様の霊を慰める意味があります。
また、全国的にお盆は8月13日〜8月16日であることから、8月15日の夜から、盆明けである16日まで盆踊りを踊り続ける地域もあり、賑やかに踊ったり歌ったりしてご先祖様を送り出すという意味もあるそうです。
現在は、先祖供養というよりも地域交流が目的だったり、夏祭りのイベントのひとつだったりと、娯楽的な意味が強くなっているようです。
■お盆玉(おぼんだま)って知っていましたか?
お正月の「お年玉」の夏バージョンが「お盆玉」で、お盆休みに会った親戚や孫たちに渡すお小遣いのことです。
この「お盆玉」という言葉は2010年に株式会社マルアイが、お盆に帰省した子どもや孫、または祖父母にお小遣いを渡す新しい習慣を広げるために作った造語だそうです。
お盆玉の起源は山形県といわれています。
江戸時代(1603年〜1868年)ごろ、商家では丁稚(でっち・商家に年季奉公する子どものこと)と呼ばれる子どもたちが働いていました。
お盆とお正月しか自分の家に帰ることが許されていませんでした。
しかし、自分の家に帰る時には、丁稚にお小遣いや新しい着物、下駄などを渡す風習がありました。
この風習が昭和(1926年〜1989年)初期に、子どもに小遣いを渡すという風習に変化したといわれています。
お正月に親戚や孫に会えなかったけれど、お盆には会える・・・という場合に、お年玉の代わりとしてお盆玉をあげることが多いようです。
■まとめ
私もお盆玉という意識ではなく、帰省した折には甥っ子や姪っ子にそれとなくいくらかは渡していましたね。
さて、お盆の意味や飾り物は何のためにするのか、お分かりいただけましたか?
それにしても、飾るものにはそれぞれにしっかりとした意味があるのですね。
でも、実家から遠く離れた方にとっては、お墓参りもさることなから、同級生や親戚の皆さんと会えることも大きな楽しみです。
地区によっては、花火大会もあるでしょうからお盆気分を是非満喫してください。
では、無事のご帰還を心より祈っています。
今日はここまでとします。
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このお盆休みを利用して故郷に帰っている方も多いと思います。
本当に、暑い中お疲れ様です。
いよいよ今日から新暦でいうところのお盆(東京を除き全国的には8月13日〜8月16日)に入りました。
「お盆」とは、仏教による行事で、古く奈良時代から行われおり、仏教用語では「盂蘭盆会(うらぼんえ)」とか「盂蘭盆(うらぼん)」とも言われています。
由来はいろいろとありますが、簡単に言えば、亡くなった先祖が地獄に落ちたりしないよう、もし落ちていたら救われるように、始まったのが「お盆」という行事です。
また、日本では「この時期に、先祖の魂が里帰りをしてくる」とも言われています。
そのため、家族や親族が集まって、先祖の魂と一緒にお寺や自宅でお坊さんにお経をあげてもらい、先祖への感謝の念と現世の人々の安寧を祈る行事として、定着しているのです。
いずれにせよ、帰ってきた御先祖様を招き入れ、一緒に過ごし、見送るという趣旨は変わりません。
■お盆の4日間のそれぞれの意味
●8月13日
この日を「盆の入り」または「盆入り」と言い、玄関に盆提灯を飾り、迎え火として、仏壇にろうそくを灯したり門口に灯明を灯したりして、お供え物をして御先祖様を迎える準備をします。
●8月14〜15日
帰ってきている御先祖様と一緒に過ごすため、仏壇や墓前にお供え物をします。
その地方で決まっているもののありますが、故人が好きだった物などを供えても大丈夫です。
●8月16日
この日を「盆の明け」または「盆明け」と言い、送り火を焚いて、御先祖様が迷わずに天国へ帰るのを見送ります。
地区によっては、盆の終わりの15日の夕方か16日の早朝に、精霊を送り返すため、供物をわらや木で作った舟に乗せて川や海に流す精霊流しが行われます。
■お盆に飾るものは、何?またその意味は?
まずはこれです。
●盆提灯(ぼんちょうちん)
盆提灯は、お盆に里帰りしてくるご先祖様が、迷わずに帰って来られるための目印の役目を果たしています。
迎えのための目印ですから、お盆初日の13日の夕方から点灯し、16日にご先祖様が帰られた、ということで消灯します。
●霊馬(しょうりょううま)
お供え物の中で、きゅうりやなすを使って作る置物のことを言います。
きょうりで作った物は「馬」を意味し、ご先祖様が里帰りをされる際に少しでも早く着くように、との意味が込められています。
また、なすで作った物は「牛」を意味して、ご先祖様があの世に帰られる際にはゆっくりと無事にお帰りいただくように、との意味が込められています。
へたのある部分が頭なので、お迎え用のきゅうりは仏壇に向けて、お帰り用のなすは仏壇側にお尻を向けて置きます。
●ほおずき
ほおずきを漢字で書くと「鬼灯」となります。
この字の如く、「灯り」を意味していて、ほおずきを飾ることで、盆提灯と同じようご先祖様が迷わず帰って来れるように目印の役目を果たします。
また、ほおずきの赤い色には「邪気払い」の意味合いもあり、仏壇の周りを神聖にしてくれるとも言われています。
なるほどこれは私もあまり意味を知りませんでした。
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■盆踊りにはどんな意味があるのだろう?
盆踊りと言えば帰省された方が懐かしいと感じるトップクラスにランクされています。
では盆踊りは何のために行われるのでしょうか?
盆踊りは、お盆に戻ってきたご先祖様の霊を慰める意味があります。
また、全国的にお盆は8月13日〜8月16日であることから、8月15日の夜から、盆明けである16日まで盆踊りを踊り続ける地域もあり、賑やかに踊ったり歌ったりしてご先祖様を送り出すという意味もあるそうです。
現在は、先祖供養というよりも地域交流が目的だったり、夏祭りのイベントのひとつだったりと、娯楽的な意味が強くなっているようです。
■お盆玉(おぼんだま)って知っていましたか?
お正月の「お年玉」の夏バージョンが「お盆玉」で、お盆休みに会った親戚や孫たちに渡すお小遣いのことです。
この「お盆玉」という言葉は2010年に株式会社マルアイが、お盆に帰省した子どもや孫、または祖父母にお小遣いを渡す新しい習慣を広げるために作った造語だそうです。
お盆玉の起源は山形県といわれています。
江戸時代(1603年〜1868年)ごろ、商家では丁稚(でっち・商家に年季奉公する子どものこと)と呼ばれる子どもたちが働いていました。
お盆とお正月しか自分の家に帰ることが許されていませんでした。
しかし、自分の家に帰る時には、丁稚にお小遣いや新しい着物、下駄などを渡す風習がありました。
この風習が昭和(1926年〜1989年)初期に、子どもに小遣いを渡すという風習に変化したといわれています。
お正月に親戚や孫に会えなかったけれど、お盆には会える・・・という場合に、お年玉の代わりとしてお盆玉をあげることが多いようです。
■まとめ
私もお盆玉という意識ではなく、帰省した折には甥っ子や姪っ子にそれとなくいくらかは渡していましたね。
さて、お盆の意味や飾り物は何のためにするのか、お分かりいただけましたか?
それにしても、飾るものにはそれぞれにしっかりとした意味があるのですね。
でも、実家から遠く離れた方にとっては、お墓参りもさることなから、同級生や親戚の皆さんと会えることも大きな楽しみです。
地区によっては、花火大会もあるでしょうからお盆気分を是非満喫してください。
では、無事のご帰還を心より祈っています。
今日はここまでとします。
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タグ:お盆
posted by 戸崎史朗 at 11:41
| 社会や経済そして生きる事