2020年12月01日
ゴルフだけじゃないぞ!!ある生涯スポーツの奥深さ!!
いつもありがとうございます、とっちゃんです。
今年のゴルフはコロナ禍で試合数が激減する中、女子の最終戦であるリコーカップでは原英莉花が初日から首位を守り切る完全優勝で「日本女子オープン」に続くメジャー2連勝という快挙を成し遂げ閉幕しました。
優勝した原英莉花はジャンボ尾崎の門下生ですが、そもそもが身長173p、黄金世代の中でもルックスもスタイルも良しということで早くから注目を集め絶大なる人気を得ていました。
最大の武器はドライバーの飛距離ですが、師匠譲りのアプローチやパットなどショートゲームも冴えわたっていました。
スターとしての素質は既に十分に備わっているので、来期の更なる活躍に期待が持てます。
国内男子ゴルフの方は年内最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」が3日から東京よみうりカントリークラブで開催されますが、出場資格の大幅見直しや無観客での開催であることなどが発表されました。
男子も若い次世代の勢力が台頭してきているので結構面白くなってきました。
しかしこの最終戦については前年の優勝者である石川遼に最後の意地を見せてもらいたいものです。
何故なら2010年から3連覇した藤田寛之以来、史上6人目の大会連覇がかかっているからです。
さてゴルフについてはこのくらいにして、今回は球技全般の面白さをテーマにしてみたいと思います。
中でもとりわけ生涯スポーツという点においてゴルフとの共通点が多い「ボウリング」を深堀りしてみます。
まずは基本的な話題からスタートです。
■漢字でゴルフはどう書くのでしょうか?
皆さんはこの答えをご存じですか?
答えは、「打球」と「孔球」。
両方とも「だきゅう」と読みます(後者は「こうきゅう」とも読みます)。
「打球」とはいかにもそれらしいとは思いますが「孔球」はチョット分かりづらいですね。
その意味としては「あな」に入れる競技だからだそうです。
なんだか面白そうですね。
■では他の球技は漢字ではどう書くのでしょうか?
代表的なものだけでこんなにもありました。
★ボウリング
十柱戯(じゅっちゅうぎ) 十本の柱(ピン)を倒すからでしょうね。
★サッカー
蹴球(しゅうきゅう) 足で蹴りますね。
★バドミントン
(羽球うきゅう) 羽の付いたシャトルを打ち合う事から。
★テニス
庭球(ていきゅう) フランスの貴族が庭で行っていたからか。
★ビリヤード
撞球(どうきゅう) 「突球」の方がわかりやすいね。
★ラグビー
闘球(とうきゅう) 闘いと言える激しいスポーツですね。
★バスケットボール
籠球(ろうきゅう) 籠(かご)にボールを入れる事から。
★ハンドボール
送球(そうきゅう) 野球でも「送球」すると言いますね。
★ソフトボール
塁球(るいきゅう) 中国語で塁球というからですね。
★ベースボール
野球(やきゅう) 漢字の方がよく使われている競技の1つです。
★ゲートボール
門球(もんきゅう) 門と球そのままですね。日本発祥のスポーツ。
★バレーボール
排球(はいきゅう) 相手側に排出する事が由来らしいですね。
ちなみにバドミントンも「毛球(もうきゅう)」「羽球(うきゅう)」と2つの読み方があるみたいです。
ではこの中で昨年ブーム再燃か、と言われたボウリングについて少しだけ掘り下げてみます。
あっ、その前に蛇足ですがミニ知識を付け加えておきます。
よく間違えられるのが掘削(boring)を意味する「ボーリング」ですが球技と区別するためにテレビや新聞などでは球技は「ボウリング」と表記することが多いとのことです。
■ボウリングの歴史と奥深さ
その昔、ボウリングは倒すピンを災いや悪魔に見立てて、それを沢山倒すことが出来たならば、その災いなどから逃れることが出来るという一種の宗教儀式であったようです。
その歴史は古く、紀元前5000年頃には古代エジプトにおいて墓から木でできたボールとピンが発掘された事から、その頃からもボウリングに似たようなものがあったとされています。
日本では江戸時代(幕末の文久元年)の1861年6月に、長崎市の大浦居留地に初めてのボウリング場「インターナショナル・ボウリング・サロン」が開設されています。
これを記念して日本ボウリング場協会が毎年6月22日を『ボウリングの日』と制定しています。
日本で初めての本格民間ボウリング場 は「東京ボウリングセンター」で1952年に東京・青山に開業しています。
「ボウリング」はスポーツ競技と定義されていますが、当時の感覚としては男女問わず手軽に参加できる集団レクリエーション・ゲームとして浸透していったのではないかと思います。
そして1970年前後にはスター・プレイヤーである中山律子や須田開代子らの出現などがきっかけとなって、一大ボウリングブームが起こりました。
中山律子
左から並木恵美子・中山律子・須田開代子
全国にボウリング場が乱立されていき、ピーク時には1時間や2時間待ちは当たり前という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
流行していくスピードや盛り上がりの凄さには本当に驚きましたが、人気のピークはそう長くは続きませんでした。
国内のボウリング場数のピークは1972年で3697ヶ所もありましたが、それ以降は毎年減少し、2018年では758ヶ所にまで減っています。
■まとめ
日本ボウリング場協会の資料によれば、健康スポーツとしてボウリングを続ける熱心な長寿ボウラーの数は年々増加しているそうで、最高齢はなんと 104 歳だそうです。
ボウリングの英語表記はBowlingですが、中国語では「保齢球」、まさに核心を突いているような気がしませんか?
イギリスの詩人チャールズコットンはある著書の中で「ボウリングは適度に 行えば健康によく、陽気になり、必然的に生まれる闘争心はやがて一生の友をつくるきっかけとなるも のである」と称賛しています。
ボウリングもゴルフと同様に性別・年齢を問わずに参加でき、競技としても楽しめる、実に奥深い生涯スポーツと言えますね。
ちなみに、当時の私と言えばこんなことをぼやいていたのを思い出します。
「ゴルフとボウリングのスコアが逆にならないかな」なんてね・・これホント
ハイ、今回はここまでです!!
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posted by 戸崎史朗 at 13:15
| 健康、スポーツ、食事