アフィリエイト広告を利用しています
<< 2024年02月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    
検索
リンク集
最新コメント
チェコの銀行1(十二月二日) by ルイ ヴィトン 時計 レディース hウォッチ (03/20)
メンチンスキ神父の謎(四月卅日) by にっしやん (12/30)
メンチンスキ神父の謎(四月卅日) by にっしゃん (12/30)
メンチンスキ神父考再び(七月卅日) by にっしゃん (12/30)
カレル・チャペクの戯曲残り(二月朔日) by K (08/16)
最新記事
カテゴリーアーカイブ
記事ランキング
  1. 1. 『ヨハネス・コメニウス 汎知学の光』の刊行を寿ぐ(四月十日)
  2. 2. no img 『羊皮紙に眠る文字たち』『外国語の水曜日』(三月十九日)
  3. 3. no img コメンスキー――敬虔なる教育者、あるいは流浪の飲んだくれ(九月廿七日)
  4. 4. no img すべての功績はピルスナー・ウルクエルに(一月廿六日)
  5. 5. no img 「トルハーク」再び(三月廿日)
  6. 6. no img トルハーク四度(十月二日)
ファン
タグクラウド










ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

広告

posted by fanblog

2020年06月28日

関係代名詞2「který」(六月廿四日)



 今日は関係代名詞の使い方の説明というよりは、具体的に「který」を2格以下の格で使う例を紹介して、簡単なコメントをつけていくことにする。形容詞の格変化を覚えていれば、関係代名詞「který」なんて習うより慣れよで、いろいろ考えながら使っているうちに使えるようになるものだ。


・Univerzita zrušila letní školu, které jsem se chtěl zúčastnit.
(大学は、私が参加しようと思っていたサマースクールを中止にした)

 連体修飾節が付く名詞はサマースクール、チェコ語では「letní škola」なので、「který」は女性型の格変化をしなければならない。連体修飾節の動詞「zúčastnit se」は、2格をとるので、女性単数の2格「které」になるというわけである。一方主文の動詞「zrušit」は4格を取るので、「letní školu」となる。名詞と関係代名詞の格は一致しなくてもいいのである。


・Potkal jsem na nádraží Čechy, kterých jsem se zeptal na cestu na nádraží.
(駅までの道を尋ねたチェコ人達に駅で会った)

 名詞は男性活動体複数。連体修飾節の動詞「zeptat se」は2格を取るので、関係代名詞は複数2格で「kterých」となる。本当は「さっき」とか加えたかったのだけど長くなりすぎるので省略。


・Kamarád, kterému jsem půjčil peníze, jel do Japonska.
(お金を貸してやった友達が日本に行った)

 名詞は友達。この場合は男一人なので、関係代名詞は男性活動体単数で変化させる。動詞「půjčit」は、日本語の「貸す」と同様に、貸す相手を3格で表すので、「kterému」としなければならない。2格と3格は、わかりやすく、日本語と対照しやすい例を探すのが大変だった。


・Prodal jsem v antikvariátu knihy, které jsem si koupil v Japonsku.
(古本屋で、日本で買ってきた本を売った)

 この文では、名詞は本で女性名詞だが、複数なので関係代名詞は女性の複数を使う。動詞「koupit」が必要とするのは4格なので、女性複数の4格「které」を使う。


・Chodíme každý měsíc do divadla, které vlastní náš známý.
(私たちは、毎月、知り合いが所有する劇場に通っている)

 名詞が中性の劇場で単数。連体修飾節の動詞が必要とするのは4格で「které」となる。


・Cestoval jsem po Japonsku s kamarády, které znám od svého dětství.
(子供のころから知っている友人たちと日本を旅行しました)

 名詞は友人。ただし男性を含む複数。連体修飾節の動詞「znát」のせいで、関係代名詞は4格。つまり複数4格の「které」が使われる。友達が一人の場合は、男女それぞれ以下のようになる。

・Cestoval jsem po Japonsku s kamarádem, kterého znám od svého dětství.
・Cestoval jsem po Japonsku s kamarádkou, kterou znám od svého dětství.


 次は6格だが、前置詞なしには使えないことを覚えておこう。ここは場所を表す前置詞でちょっと遊んでみる。

・Mluvil o státu, ve kterém pracoval jako učitel.
(あの人は先生として仕事をした国について話した)

 名詞の国は男性不活動体単数。名詞「stát」は場所を表す前置詞としては「v」を取るので、関係代名詞の男性不活動体単数6格の前に「v」を置かなければならない。国名は国によっては男性名詞だったり女性名詞だったり、単数ではなく複数だったりするので、いろいろなバリエーションで使われることになる。

・Mluvil o České republice, ve které pracoval jako učitel.
・Mluvil o Česku, ve kterém pracoval jako učitel.

 同じチェコを表す言葉でも正式名称のチェコ共和国を使うと、女性名詞単数になるので、関係代名詞は「ve které」、略語というか俗語のチェスコを使うと中性名詞単数なので、「ve kterém」となる。

・Mluvil o Slovensku, na kterém pracoval jako učitel.
・Mluvil o Ukrajině, na které pracoval jako učitel.

 同じ国名でも、中性単数のスロバキアと、女性単数のウクライナの場合には、「v」ではなく「na」を取る。さらにフィリピンは女性名詞の複数なので次のようになる。

・Mluvil o Filipínách, na kterých pracoval jako učitel.

 こんなややこしいのは嫌だという人のために存在するのが、いや本当はそんなことはないのだろうけど、前置詞「v/na」の代わりに場所を問う疑問詞「kde」を使う方法である。これなら、地名の性も単複も、必要とする前置詞も問わずに問題なく使える。これについてはまた、別の機会にまとめて説明、いや例文を紹介しよう。

 前置詞を使わずに「který」を7格で使う例文が思いつかなかった。それっぽいのは思いついたのだけど、どれもこれもなんか変というものばかりだったので、割愛せざるを得ない。その分、前置詞+7格の例文をたくさん考えることにする。ということで、今回もちょっと挙げたけど、次回は全治しつきの関係代名詞である。
2020年6月25日10時。













この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9978305

この記事へのトラックバック
プロフィール
olomoučanさんの画像
olomoučan
プロフィール


チェコとスロヴァキアを知るための56章第2版 [ 薩摩秀登 ]



マサリクとチェコの精神 [ 石川達夫 ]





















×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。