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2019年09月09日

何書こう?(九月七日)



 当初の予定では、サッカーのチェコ代表が、ヨーロッパ選手権の予選で、コソボ代表に勝ったという話を書くつもりだったのだが、予想外の敗戦を喫してしまった。こうなると、次のチェルナー・ホラじゃなくてモンテネグロでの試合もまとめて書いた方がよさそうである。負け試合だと書くことあまりないし。

 スポーツつながりで行けば、中国で行なわれているバスケットの世界選手権では、チェコ代表が頑張っているらしい。一次グループの初戦でアメリカに負けたあと、二試合目で日本代表と試合したときには、一番有名らしい日本選手のインタビューもニュースで流れた。当然チェコが勝って、次のステージへ進む権利のかかった最終戦のトルコにも勝って、二次グループに進出。その初戦でブラジルにも勝って、次のギリシャとの試合に勝てば、準々決勝進出である。決して前評判は高かったといえないのに、格上相手にも勝っているのは大称賛されているのだが、バスケットはよくわからないのである。

 ちょっと前の話だが、柔道のあれは世界選手権だったのかな、日本で開かれた大会で、リオオリンピックで優勝したルカーシュ・クルパーレクが、階級は変わっていたと思うけれども、優勝して大ニュースになっていた。事前に強化合宿を行なった別府の人たちがわざわざ応援に来てくれたなんてちょっといい話もあった。柔道も、JUDOになってしまって、試合見てても判定が理解できないことも多いし、それで一本かけるほどの知識もない。せいぜいチェコテレビで実況する人の技の名前の言い方が、「トモイナーグ」とか、微妙に変だということぐらいしか書けない。

 それで、仕方がないので、昨日の記事で書いた週刊誌的ないい加減さ、怪しさについて書いておく。そうだ、書き落としたことがあったんだった。大学別就職先ランキングの大学が提供する情報はどこまで信じられるのだろう。大学が虚偽の情報を出していたとしても、誰も確認できないんじゃなかろうか。それで、この件で不満を述べていた大学関係者には、でたらめな情報出せば? と言ったことがあるのだけど、なかなか難しいようである。いっそ、不満を持っている大学がいくつか連合して掲載拒否とかやると面白そうなんだけどねえ。

 それはともかく、こんな記事を発見した。教育実習に来た学生のありえない行動をあげつらっているのだが、「職場のモンスター大学生」という近年の大学生の非常識振りを批判するシリーズの一つのようである。「biz SPA! フレッシュ」という「週刊SPA!」が運営しているサイトの記事である。この記事、何も考えずに読む分には十分に面白いし、よくできた記事だと思う。ただ、どうにもこうにも週刊誌的なのである。
 記事では実習に来た私立大学の学生の行動が「あきれた行動」だと批判されているが、自分の教育実習の経験から言うと、この記事の信憑性はかなり怪しい。仮にこの記事に登場する日本史の先生の証言が事実だとしたら、あきれるべきは、この先生に対してである。こんな教育実習の指導教員なんてありえないだろう。

 まず、最初の証言の中にある、「授業の準備もしっかりやっているように見えました」というのが、非常識である。教育実習では、実習生は担当する授業に関して、一回一回指導案というものを書かされる。これは、50分の授業時間のタイムスケジュールのようなもので、何を、どの順番で、どのぐらいの時間をかけて教えるのか、かなり細かく書かなければならない。指導の教員は授業の前にそれをチェックして問題があれば、指摘して修正させなければならない。これが教育実習における授業の準備で、評価の対象の一つとなっている。
 それなのに、「授業の準備もしっかりやっているように見えました」というのでは、指導案のチェックもせずに、授業の様子だけをみて実習生を評価していることになる。これでは指導教員の怠慢を指摘されても仕方があるまい。正直な話、塾などで教えた経験のある学生であれば、教科書出版社がアンチョコを提供していることもあって、準備なんかしなくてもそれなりのレベルの授業はできる。指導案を書かせるのには、そういうスレた実習生達に、準備を強要するという意味もあるのだと、実習を受けた際には感じた。今ではPCで作れるから、手間も減っているだろうけど、二週間ほぼ毎日、指導案を三枚書くだけで数時間時間を取られたものである。

 授業がない時間に実習生がやることについても、「次の授業に向けた準備など」って、一番大事な指導教員との事前の打ち合わせと、授業後の問題点の指摘が書かれていないのはどういうことだろう。特に実習の初めのころは、指導案を元に打ち合わせ、指導が行なわれ、授業後には指導案どおりに授業ができたかや、授業の問題点の指摘のための反省会めいたことをする。場合によっては板書のやり方についての指導があったり、授業前に板書案を見てもらうこともある。
 それに、他の先生たちの授業の見学というのも重要な要素の一つで、実習生の授業を見に行くこともあれば、実習生の始動をしていない先生の授業を見に行くこともあった。実習生同士で問題点の指摘をすることもあったし、現役の先生に質問をしてアドバイスをもらうなんてこともあったから、授業のない時間に、「近所のコンビニへ」行くなんて時間は取れないと思うのだけど。事実だとすれば、自分の授業のない時間に何をするのか指導されていなかったのが問題ではないのか。我々のときは、ほかの先生の授業を見に行くように指導されたのは、最初ではなくて多少慣れて余裕が出てきたころだったと記憶する。

 事実だとして考えると、最悪なのは、最後の学生に対する評価の部分で、記事としては、いい話っぽくうまく落とせているけれども、これは大きな問題である。指導教員が実習生に温情をかけて正しい評価を下さなかったということになるのだから、それを自ら認めてしまう先生ってのもなあ。これもまた記事の信憑性を疑う理由のひとつである。
 ただし、この記事がでたらめだといって非難する気はまったくない。週刊誌の記事なんてのは、内容の正確さよりも読者を楽しませることを目的としているのだから、個人のプライバシーや人権にかかわるもの以外は、こんなんでいいのである。実際に起こったかどうかはどうでもよく、読んでありえると思われるのが大切なのである。
2019年9月7日24時30分。











posted by olomoučan at 07:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 戯言
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