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2019年06月11日

日本のニュース(六月九日)



 五月一日の改元以来、一月ほどの間に、日本で起こった二つの事件がチェコでも報道された。一つはかつて駐チェコ日本大使だったかたの起こした事件で、これについてはチェコでの報道で知った。いや、正確に言うと、事件が起こったこと自体はヤフーのニュースの見出しで知っていたのだが「元次官」という肩書きを見て、関係ないやと読まなかったら、チェコのニュースで、元次官が元大使でもあったことを知って、ぶったまげたのである。任期からして面識があったとしてもおかしくないだけになおさらである。オロモウツで何かの機会にお目にかかった大使がこの方だったという確証はないのだけどね。

 それにして、こんな不条理な事件が起こるたびに思うのは、何故に日本はワイドショーと呼ばれるタイプの番組を野放しにしているのだろうかということと、何故に活字メディアがそれをわざわざ引用する必要があるのかということである。テレビの報道の、特にワイドショー的な番組の内容のなさと無責任さについては、すでに昭和の時代から強い批判があったはずだが、平成の卅年を通して、改善されたようにはまったく見えない。
 このワイドショー的な番組を巡る状況が、テレビ局を中心とした日本のマスコミの多くがすでに拠って立つところを失い、つまりは存在意義を失ってしまっていることを象徴しているようにも思われる。こんな報道を続けている、もしくは許容しているマスコミの人間に、自分はジャーナリストでございとか、報道の自由だの何だの偉そうなことを言われても、寝言は寝てから言えとしか思えない。チェコのバランドフのソウクプ氏の独演番組もひどいけど、発言の責任の所在がはっきりするぶんだけまだマシな気がする。

 閑話休題。
 二つ目は、日本の女性がハイヒールを履くこと、もしくは履かされることに対して抗議の声を上げているというものだった。日本を離れて長く浦島太郎状態の人間にとっては、よくわからない話だったので、ちょっと確認したら、この件に関して国会で大臣がつるし上げられる事態にまでなっていたようだ。一瞬、そんなこと国会で取り上げるなよと思ったのだが、日本という国には失敗に終わった省エネルックや、定着しつつあるらしいクールビズなんてのを政府主導で導入しなければならなかった前科があるのだった。

 それでも疑問符を消せないのは、ハイヒールを強要される状況というのがうまく想像できなかったからで、まだ道を踏み外す前、比較的全うな人生を送っていた学生時代までは、周囲でハイヒールを履いていたのは自分の意思で履くことを選んだ人ばかりだった。一番消極的な理由としては、就職活動でみんな履いているからというものがあったけど、履かされているという感じではなかった。
 ハイヒールを履くのが、辛く痛いのは、先輩に無理やり履いて歩かされたことがあるから重々知っている。実際に長時間履き続けたときの辛さはこんなものじゃないとも言われたけど、そもそもあんな不安定極まりない靴が足の健康にいいわけがない。そんなものを、学生で、履かなければいけないわけでもないのに、どうして履くのというのは、先輩の剣幕に怖くて聞けなかった疑問である。

 あのときは、確か冗談半分に、ハイヒールの愚痴を聞かされるのにうんざりしていたこともあって、「女性はいいよね。背が高く見える靴を履いても笑われないんだから」というようなことを言ったら、めちゃくちゃ怒られたのだった。でも、金なかったからそんな靴履いたことはないけど、背の低い男が背が高くみえるような上げ底の靴を履いていると、ほぼ確実に笑いものにされるのも差別じゃないのかなんてことを言いたくなってしまったのである。
 その結果、ハイヒールを履いて歩かされ、ろくに歩けなかったことを罵倒されて、夕食をおごらされたのだった。「あたしらは、こんな苦しい思いをしてハイヒールはいてるんだ、わかったか」といわれて、ハイヒールの辛さはわかったけど、先輩は横暴で理不尽だったと思う。藪をつついた自分が悪いのはわかってはいるのだけど。

 ところで、個人的には、今回の騒ぎを見て、国に何かさせるのなら、ハイヒールの全面禁止だろうと思ってしまった。そこに、背が低いことにコンプレックスを抱き続けてきた人間のうらみがはいっていないとはいわないけど。でも、足が痛くても健康に悪くても履きたいという人はいなくならないのだろうから、そんな法案を提出しても大反対が起こって廃案に追い込まれるに決まっている。
 そうすると、これはもう煙草や酒と同じ嗜好品だととらえるしかない。ならば、酒税、煙草税にならってハイヒール特別税を導入して濫用を防ぐとともに、ハイヒールをはかなければならない職場は、健康被害の出る恐れの高い危険な職場だということになるから、ハイヒール手当てを義務付ける必要があろう。だれか国会に提出してみない?
2019年6月10日22時。








posted by olomoučan at 15:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 戯言
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