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2019年06月10日

オロモウツで飲めるPIVOEピルスナー系B(六月八日)



承前
5.コズロブナM3
Adresa: 17. listopadu 43
Web: https://www.kozlovnam3.cz/

Piva: Pilsner Urquell 12°
  Velkopopovický Kozel 11°
  Velkopopovický Kozel černý  
  Velkopopovický Kozel řezaný
  Volba sládku
※ラデガストブナがラデガストの飲み屋なら、コズロブナはコゼルの飲み屋である。この中央ボヘミアのベルケー・ポポビツェにある醸造所のビールの中で、黒はいろいろなところで飲めるのだが、普通の黄金色のビールが飲める飲み屋は、オロモウツにはそれほど多くない。この店はコゼルの11°をタンクから提供しているのかな。ビールの管理に関してピルスナー・ウルクエルの認定証をもらっているのも「醸造職人の選択」が飲めるのもハナーツカーと同じ。

Kudy: この店に行くときには、駅から旧市街に入る手前のジシカ広場で待ち合わせる。マサリク大統領の像の後にある陰気臭い建物が、パラツキー大学の建物である。ちなみにこの建物にはかつてオロモウツに駐屯していたソ連軍の本部が入っていたらしく、この陰気臭さも納得できる気がする。それはともかくコズロブナはこの建物の裏側(単に裏というにはちょっと離れているけど)にあるので、右に行って川沿いを通ってもいいし、左に行って11月17日通りにはいってもいいのだが、どちらの場合にも二つ目の角を曲がる。Sクラブという建物に入っている飲み屋がコズロブナである。

Pozor: 店名の後ろにM3がついているのは、このお店に料理を提供しているのが、M3 というレストランだからである。M3はトラムの通るマサリク大通りのモラバ川沿いの3番地にあるレストランで、ビールはピルスナー・ウルクエルが中心。かつてここにはダーシェンカというお店があって、コゼルが飲めたのを思い出す。
  

6.M.D.オリジナル1869
Adresa: Březinova 7
Web: http://www.mdoriginal1869.cz/

Piva: Pilsner Urquell 12°
   Gambrinus 10°
   Gambrinus ležák
   Excelent 11°(Gambrinus)
※ここはガンブリヌスが中心。レジャークが11°なのか12°なのかは不明。「ネフィルトロバニー(濾過していない)」「ネパステリゾバニー(殺菌処理していない)」なんて形容詞のついているビールもあるが、煩雑さを避けるために省略。これは他の店に関しても同様である。大切なのは銘柄と、醸造前の糖度である。
 一番下のエクツェレントは、最近ガンブリヌスが力を入れているホップの量を増やしたタイプのビールで、この店ではタンクで提供されている。以前は、サッカーの一部リーグの冠スポンサーを務めていたので、サッカーを見ながらガンブリヌスというイメージがあったのだが、やめて以来ブランドイメージがあいまいになっている印象を受ける。それが最近ガンブリヌスが飲める店が少なくなった理由かもしれない。

Kudy: ここに行くときの集合場所は駅前である。駅を出て、トラムの線路を越え、両側にバス停のある道路を渡ってまっすぐ正面に進むと、コスモナウト、つまり宇宙飛行士通りに入る。駅前のホテルを越えスーパーアルベルトの建物の先で右折すると、右手前方に見えてくる建物に入っているのがこのレストランである。


 以上、ピルスナー・ウルクエル系の飲める飲み屋、レストランを紹介したわけだが、これだけ回ればオロモウツで飲めるピルスナー系のビールはほぼすべて飲めるはずである。もちろん他にもピルスナー系の飲めるお店はたくさんある。こだわるなら、ピルスナーを除く三つ、つまりコゼル、ラデガスト、ガンブリヌスは、10度、11度、12度の三種類のビールを造っているはずで、そのすべてを飲もうと探してみるのもいいかもしれない。オロモウツだけで可能かどうかはわからないけど。昔は11度はなくて、同じブランドの10度と12度という組み合わせが多かったような記憶がある。

 ピルスナー・ウルクエルは、今でこそ12度しかないが、昔は10度もあったらしい。ただし、瓶ビールしかなかった可能性もある。それはともかく、ピルスナー・ウルクエルを他のブランドとは一線を画したものとするために12度に特化したブランド戦略は成功しているといっていい。チェコ社会が豊かになるとともに、ピルスナーを飲ませる店が増えているのはその結果であるというとこじつけに過ぎるか。ピルスナー・ウルクエルは、同じ12度でも他のブランドのものより一回り高い値段設定がなされているので、ビールに安さを求める人は飲まないのだ。
 ピルスナー・ウルクエル社では、恐らく廃止した10度の代わりに、プリムスという名称のビールを生産している。ただしこれは瓶ビールしか存在していないから、今回の連載の対象にはならないし、そもそも瓶ビールを出しているお店でも見たことがない。スーパーでは見かけたことがあるけど、飲んだことは……、覚えていない。
2019年6月9日24時。










posted by olomoučan at 06:50| Comment(0) | TrackBack(0) | Pivo
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