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『相対性理論を楽しむ本 ―よくわかるアインシュタインの不思議な世界』

相対性理論を楽しむ本 ―よくわかるアインシュタインの不思議な世界
佐藤勝彦 監修
PHP文庫 1998年12月15日第1版第1刷

少しでも相対性理論を理解できるようにと読んでみたのだが、ほんの少しでも理解できたかどうか…のところだ。
まず第一に、特殊相対性理論が“基礎”であり、一般相対性理論が“発展”であることを知った。枠が狭く特殊だからこそ[基礎]という考えは、逆に難しくも感じるのだが、特殊では「時間と空間を統一したこと=時空」についての理論である。一般では「時間と空間と物質が絡み合って成り立っている」事を明らかにしている。これを理解するまででもなかなか大変。
特殊相対性理論は非常に物理学的要素が詰まっているので、読んでいると何度も読み直しをする破目に陥ってしまい大変だった。言われてみればそうなのだろうが、理解するまでには時間がかかってしまう。苦手分野とは時間がかかるものだ。一般相対性理論の方が特殊より難しいらしいのだが、宇宙に関係しているとなると俄然興味が湧いてくる。数式や方程式は理解できないけれど。

浦島効果で考えると、双子の兄と弟どちらが年をとるのかという、ちょいと矛盾した話がある。宇宙で高速に動くほうが老いるのか、若いままなのか…。宇宙船で加速度運動をしてきた兄のほうが地球に残った弟よりも時間の進みが遅く、年をとらないことになるという結論が適用されるが、これは一般相対性理論での考え方による「時間の遅れ」であって、特殊相対性理論の「時間の遅れ」とは別のものである。経過した時間の進み具合が異なることが重要らしい。等速直線運動と加速度運動との違いがこんなにあるとは……。

宇宙が無から生まれた場合、出発点である特異点という問題が発生する。ホーキング博士のモデルでは、虚数の時間において生まれたと考えるため、始まりは特異点ではなくなる。どうして虚数の時間があるのかは謎ではある。
この場合、時間というものがなく空間の4方向が存在したが、空間のうちの一つの方向が変質し、現在の実数の時間になったという考え方ができるようだ。

『ザ・ブランド ―世紀を越えた起業家たちのブランド戦略 (Harvard business school press)』

ザ・ブランド ―世紀を越えた起業家たちのブランド戦略  (Harvard business school press)
ナンシー・ケーン著 / 樫村志保 訳
翔泳社 2001年11月13日第1刷発行

成功している起業家たちの伝記的な書籍でもある本書。
新市場を創出した手腕というか才覚は、とにもかくにも凄いの一言に尽きる。
ブランド戦略の良質本にはお目にかかる機会が少ないので、起業家の伝記+ブランドを取り扱ったこの本は希少価値が高い。
私自身は食器に対して特に興味はないのだが、“ウェッジウッド”といえば私のような人間でも知っている有名な英国陶器だ。ここまで知名度が確立されていると、創業当初の話が嘘のように思えてしまう。しかし物事には何にでも「始まり」があるわけで、ウェッジウッドといえども同様だ。読んでいるとこの英国陶器がいかにして有名になったのかがわかるので、妙な親近感を覚えてしまう。
“ハインツ”が物流を作り上げてゆくところや、缶詰ではなく瓶詰で商品を販売するところなどは、消費者がこの商品に対し信頼感を高める要因なのだと思う。
この本に登場する6人の起業家には“信念”という言葉がピッタリくる。一貫とした信念があって、自信と誇りとマーケティング力を持ち合わせているからこそ、世界的な企業を築き上げられたのだろう。
ところで、今ではごく当たり前におこなわれている、百貨店などの化粧品売り場でメイクをしてくれるサービスが実はエスティー・ローダーから始まっていたとは驚きだ。
【目次】
■起業家と消費者
■第1部 過去
 □ジョサイア・ウェッジウッド―1730-1795年
 □[プレビュー] H.J.ハインツ
 □H・J・ハインツ―1844-1919年
 □[プレビュー]マーシャル・フィールド
 □マーシャル・フィールド―1838-1906
 □[プレビュー]過去と現在
■第2部 現在
 □エスティ・ローダー
 □[プレビュー]ハワード・シュルツとスターバックス
 □ハワード・シュルツとスターバックス・コーヒー・カンパニー
 □[プレビュー]マイケル・デル
 □マイケル・デル
 □歴史の力と起業家の動き

『古代への情熱  発掘王シュリーマン自伝』

ハインリヒ・シュリーマン著 / 佐藤牧夫 訳
角川ソフィア文庫 1994年6月15日16版

この本は私が高2(17才)のとき、世界史の先生が紹介してくれた本で、ホメロスの詩を信じてトロイアやミケーネを掘り当てたというシュリーマンの自伝だ。自伝なので自我称賛的な部分もあるものの、それあ称賛したくなるさあ、という功績を数々残しているため、読むとやはり称賛してしまうという内容なのだ。
特に彼の外国語習得方法やビジネスの考え方などが素晴らしく、シュリーマンの持つ才覚には驚嘆するばかりだ。
子供の頃の夢であるトロイアの発掘にかける情熱も凄まじいものがあり、彼の精力的な活動はなかなか真似できない、というか真似できたもんじゃあないと溜息が出てしまう。だがしかし、彼の志は読んでいる者に勇気や感動だけでなく、やる気までも与えてくれるのではないかと思ってしまうほどのものでもある。
17才でこの本を読んだときには、難しくてページが進まず、160頁という薄い本なのになかなか読み終わらなくて大変な本だと思ってたけれど、約7年経って読んでみると、こんなに面白い本はない!と思えるくらいに素晴らしい本で、あっという間に読み終えてしまった。
本は時代をこえて読んでみると感慨深いものがあり、それもまた楽しいのだなとしみじみ感じました。


**************

古代への情熱―シュリーマン自伝』 関楠生 訳
角川ソフィア文庫は現在入手できないため新潮文庫版を掲載します。
内容はどの出版社のものでもさほど変わりはないようです。
価格は380円(税込)
≪目次≫
少年時代と、商人としての人生行路(1822年−1866年)
イタケー、ペロポネーソス、そしてトロイアへの最初の旅(1868年−1869年)
トロイア(1871年−1873年)
ミュケーナイ(1874年−1878年)
トロイア第二、第三の発掘(1878年−1883年)
ティーリュンス(1884年−1885年)
晩年(1885年−1890年)

『宝島』

宝島
ロバート・ルイス・スティーブンソン著 / 飯島淳秀 訳
講談社青い鳥文庫 1994年7月10日第1刷


ロバート・ルイス・スティーブンソンの『宝島』を読んだ。
敢えて、子供向けの“青い鳥文庫”のものを読んでみた。わくわくドキドキ感がそのままで楽しかった。

宝島を見つけるまでにもっと長い時間がかかったような気がしたけれど、けっこう早くに見つけてたんだなあ〜なんて思った。宝島を見つけるまでの物語ではなくて宝島での出来事が綴ってある物語だったのだなと。

読み終わって本を閉じてみると、随分と長い時間が流れたような気がする。
読み始めとは違って大人になった自分がいるような気がした。

そしてまた最初のページを開く。

「そうそう始まりはこんなだったっけ」ってな感じ。

少年時代の冒険譚って本当にいい。気持ちいい。
一所懸命外で遊んで、走り回っていた頃を思い出す。
あの頃私が見ていた空や道端のちょっとしたもの、そして何もかもが遊びになって楽しく見えたそんな頃の風景までもがよみがえってくる。

たまに子供時代を思い起こすような“何か”を読んだり見たりすることも良いもんだ。
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