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『宝島』

宝島
ロバート・ルイス・スティーブンソン著 / 飯島淳秀 訳
講談社青い鳥文庫 1994年7月10日第1刷


ロバート・ルイス・スティーブンソンの『宝島』を読んだ。
敢えて、子供向けの“青い鳥文庫”のものを読んでみた。わくわくドキドキ感がそのままで楽しかった。

宝島を見つけるまでにもっと長い時間がかかったような気がしたけれど、けっこう早くに見つけてたんだなあ〜なんて思った。宝島を見つけるまでの物語ではなくて宝島での出来事が綴ってある物語だったのだなと。

読み終わって本を閉じてみると、随分と長い時間が流れたような気がする。
読み始めとは違って大人になった自分がいるような気がした。

そしてまた最初のページを開く。

「そうそう始まりはこんなだったっけ」ってな感じ。

少年時代の冒険譚って本当にいい。気持ちいい。
一所懸命外で遊んで、走り回っていた頃を思い出す。
あの頃私が見ていた空や道端のちょっとしたもの、そして何もかもが遊びになって楽しく見えたそんな頃の風景までもがよみがえってくる。

たまに子供時代を思い起こすような“何か”を読んだり見たりすることも良いもんだ。

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