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レオナルド・ダ・ヴィンチ展

初!森美術館。何より六本木ヒルズが初。私が新し物を敬遠するタイプなので今更ながら、落ち着いただろう頃合にやってきた(でも「ダ・ヴィンチ」展ならば新しい頃でも行くかもしれない…)。
入口付近、券売カウンター付近は人の頭だらけで、もしかしたら入れないかもしれないぞ、という空気が流れていたにもかかわらず、けっこうスムースに入ることが出来た。係りの人がエレベーターに乗る前から誘導していて、ある程度決まった人数が流れていくためかと思われる。 これならば展示も期待できるかと思ったのだが、それも束の間、期待とは裏腹に展示物の配置の仕方が……。
内部はかなり暗く、照明が当たっているとはいえ近くで観られなければよく分からない状況。『大顔展』のときのように通路が狭いので、なかなか通れず。通りたくても皆、遠くの展示物を観よう観ようと立ち止まったままなので進まない…。 無理矢理最初のスペースを通り抜け次のスペースへ行くと、今回の目玉である“レスター手稿”の展示スペースだった。ちなみに最初のスペースはダ・ヴィンチのこの展覧会の説明と発明品の説明だったかと思う。
レスター手稿はひとつずつガラスケースの中に入れられ、本体と鏡文字で書かれた文章もちゃんと読めるように展示されていた。このスペースはさらに暗く、足元にはたまに段差がありかなり危ない。(おそらく本物は展示せずにレプリカなのでは思うんだけど…)。雰囲気を出すためなのか何なのか、あまりの暗さに困る。人がどこにいるのかも定かではないので展示物を観るよりも自分の半径50cmくらいを要注意といった感じだ。
ゆっくり観ようとしたところで、他の人が押し寄せてくる。たまに邪魔者扱いもされる…。眺めたところで、文字が読めるわけでもなく、解説の文字を読もうとしたところでこの暗さでは目が疲れるだけ。これはもうカタログを買って読んだ方が賢明だと思い、ここも去る。
次はダ・ヴィンチ年表が壁の上方に張られていてその向こうのスペースには、素描等のレプリカパネルと、今回の展示物をいろいろ観られるパソコンが数台設置されている。
何だか全体を通してレプリカしかない(イメージ)。
これならもう全スペースに置けるだけパソコンを置いて皆でカタカタやってたほうがいいんじゃないか、なんて思ったり。
最後はスクリーンに何やら流れていて、途中だったのでよく分からないが『最後の晩餐』の最近修復されたものが初公開だかなんだかをやっていた。もう暗くて足元が覚束なくてでこの短時間で疲れ果てたので、観る気にはならず…。
カタログ販売所までが薄暗いのでなにがなにやら、とにかく早く脱出したくなった。
宣伝のわりには内容が薄いというのがこの展示の感想。
森美術館自体はITを駆使して最先端なやり方をしているのだろうと思うけれど。美術館に行った、観た、という充実感がない。 どうせ最先端を行くならば、ネット上に有料美術館でも作ってくれればいいのに。会員制を導入して、会員になると少し安く観られるとか、会員でなければ通常料金で入場。カタログ販売ありで申し込むと後日手元に届くという感じ。カタログだけ欲しければ注文だけもOKというかたち。 それこそ場所時間関係なしに観られるので良いと思うけどな。バーチャルな街よりよっぽど楽しそうだし、作るのが楽なはず。 レプリカ展示ばかりならば、ネットで本物の画像を拝んだほうがまだ良い。
ダ・ヴィンチ展は昔行った日本科学未来館のものがいちばん良かった。あれほど良心的で楽しい展示はないのではないかと思うほど。また、あの感じの展示に出会いたい。
〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52F

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