2006年02月22日
Rabe !!!!
烏に襲撃された。
繁殖期はまだ先だと思うのだが、餌にありつけないためか かなり凶暴化しているようだ。
そもそもの襲われた原因はあるにはある。
首輪を付けていたので飼い猫だと思うが、最初はこの猫が烏に襲われていた。
あまりにも騒ぎ威嚇する烏に驚いた猫は、驚愕の表情を見せ(猫なのに!)、震えだし、ついには腰を抜かした。猫が腰を抜かした様を見るのはこれが初めてだ。
猫も腰が抜けると人間と同じく、下半身からすっかり力が抜け、ヒコヒコと動く。前足は震えながら一応普段どおりに動かせるのだが、後ろ足は機能を停止してしまったようだ。顔には恐怖の色があり、目は真剣そのもの。しかし後ろ足が動かない。逃げたくても逃げられない状態だ。
そんなにゆっくりと観察したわけではないのだが、ざっとそんな感じだった。
急いで、烏に対して私が威嚇し、猫を助け出そうと頑張った。その間に、猫は腰が抜けつつも何とか後ろ足を引きずり塀の影に隠れた。これで逃げおおせたと思ったのだがそうではなかった。敵は空を飛ぶので、すぐさま塀の影の猫の元へ飛んでいった。
これはイカン!と私はまたも烏を威嚇し、猫から遠ざけようと必死になった。またも威嚇が効いたのか、烏は塀から木の枝に移った。その隙に猫は素早く何処かへ走り去っていった。腰の抜けたのがなおったらしい。
猫助けも落着と思いきや、烏のヤツは今度はその付近に住んでいる犬に睨みをきかせ始めた。この犬は器量が悪いので勝手に“ブッシー”という名前を付けているのだが、器量が悪いだけでなく頭も悪いらしく、よく無駄に吠えている。今日は猫が襲われているときに少し吠えていたが、烏があまりにも恐いせいか睨まれた途端に「クウンン〜」と犬小屋の奥の方に身を隠した。
犬が入れるほど入口が広いのだからあまり安全とはいえないが、本犬はそこが安全だと思っているようだ。
と、今度はブッシーの家に遊びに来ていた赤ん坊を抱いたお母さんが出てきた。「またね〜」と楽しそうに出てきたのだが、自転車に荷物を乗せたと同時に、枝に止まっていた烏が赤ん坊めがけて飛来した。抱えた赤ん坊を守ろうと必死になるお母さんに、続けて攻撃をしかけた烏は「カアーーーー」と一鳴き。お母さんは荷物そっちのけで赤ん坊をしっかり抱え、「カラスが恐いのよ〜」と叫びながら出てきた友人宅にまた戻っていった。半泣きの声だった。
…ついに烏の標的は一部始終を見ていた私に変更されたらしい。
烏がこちらを睨みつけ飛び上がるが早いか、私が一歩走り出すが早いかは分からなかったが、「よーいドン!」といわんばかりに、一斉にあちらは飛びこちらは走り出し始めた。
しかし明らかに飛んでいるほうが有利である。
高い木の枝から半楕円形に空を切り、真っ直ぐ、一直線ににこちらへ向かってくる。
空からの攻撃が私の後頭部に直撃するかどうかという瞬間に突如救世主が現われた。
目の前に凛として立っていた2本の杉の木である。(花粉症の方には憎き杉の木だろうけれど)。
杉の枝に阻まれて、烏はそこで止まらざるを得なくなった。杉の木様様だ。
戦意を喪失したのか、烏はそれ以上襲ってこようとはしなかった。
烏を気にして後ろ上方を振り向きふりむきしながら、私は何とか家路に着いたのであった。
今日は猛禽類に狙われる小動物の気持ちを存分に味わったような気がする。
繁殖期はまだ先だと思うのだが、餌にありつけないためか かなり凶暴化しているようだ。
そもそもの襲われた原因はあるにはある。
首輪を付けていたので飼い猫だと思うが、最初はこの猫が烏に襲われていた。
あまりにも騒ぎ威嚇する烏に驚いた猫は、驚愕の表情を見せ(猫なのに!)、震えだし、ついには腰を抜かした。猫が腰を抜かした様を見るのはこれが初めてだ。
猫も腰が抜けると人間と同じく、下半身からすっかり力が抜け、ヒコヒコと動く。前足は震えながら一応普段どおりに動かせるのだが、後ろ足は機能を停止してしまったようだ。顔には恐怖の色があり、目は真剣そのもの。しかし後ろ足が動かない。逃げたくても逃げられない状態だ。
そんなにゆっくりと観察したわけではないのだが、ざっとそんな感じだった。
急いで、烏に対して私が威嚇し、猫を助け出そうと頑張った。その間に、猫は腰が抜けつつも何とか後ろ足を引きずり塀の影に隠れた。これで逃げおおせたと思ったのだがそうではなかった。敵は空を飛ぶので、すぐさま塀の影の猫の元へ飛んでいった。
これはイカン!と私はまたも烏を威嚇し、猫から遠ざけようと必死になった。またも威嚇が効いたのか、烏は塀から木の枝に移った。その隙に猫は素早く何処かへ走り去っていった。腰の抜けたのがなおったらしい。
猫助けも落着と思いきや、烏のヤツは今度はその付近に住んでいる犬に睨みをきかせ始めた。この犬は器量が悪いので勝手に“ブッシー”という名前を付けているのだが、器量が悪いだけでなく頭も悪いらしく、よく無駄に吠えている。今日は猫が襲われているときに少し吠えていたが、烏があまりにも恐いせいか睨まれた途端に「クウンン〜」と犬小屋の奥の方に身を隠した。
犬が入れるほど入口が広いのだからあまり安全とはいえないが、本犬はそこが安全だと思っているようだ。
と、今度はブッシーの家に遊びに来ていた赤ん坊を抱いたお母さんが出てきた。「またね〜」と楽しそうに出てきたのだが、自転車に荷物を乗せたと同時に、枝に止まっていた烏が赤ん坊めがけて飛来した。抱えた赤ん坊を守ろうと必死になるお母さんに、続けて攻撃をしかけた烏は「カアーーーー」と一鳴き。お母さんは荷物そっちのけで赤ん坊をしっかり抱え、「カラスが恐いのよ〜」と叫びながら出てきた友人宅にまた戻っていった。半泣きの声だった。
…ついに烏の標的は一部始終を見ていた私に変更されたらしい。
烏がこちらを睨みつけ飛び上がるが早いか、私が一歩走り出すが早いかは分からなかったが、「よーいドン!」といわんばかりに、一斉にあちらは飛びこちらは走り出し始めた。
しかし明らかに飛んでいるほうが有利である。
高い木の枝から半楕円形に空を切り、真っ直ぐ、一直線ににこちらへ向かってくる。
空からの攻撃が私の後頭部に直撃するかどうかという瞬間に突如救世主が現われた。
目の前に凛として立っていた2本の杉の木である。(花粉症の方には憎き杉の木だろうけれど)。
杉の枝に阻まれて、烏はそこで止まらざるを得なくなった。杉の木様様だ。
戦意を喪失したのか、烏はそれ以上襲ってこようとはしなかった。
烏を気にして後ろ上方を振り向きふりむきしながら、私は何とか家路に着いたのであった。
今日は猛禽類に狙われる小動物の気持ちを存分に味わったような気がする。
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