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悠久の美 中国国家博物館名品展

平成館外観中国国家博物館名品展というわけで、今しかこれら美術品を見られないのではないかな〜と足を運んだ。快晴で気分も晴々〜太陽
先ずは展示構成。
冠新石器時代 前1万年頃−前2000年頃
冠二里頭文化・商時代 前19世紀頃−前11世紀
冠西周・春秋・戦国時代 前11世紀−前3世紀
冠秦・漢時代 前3世紀−後3世紀
冠西南中国の滇文化 前3世紀−前1世紀
冠三国時代−五代 3世紀−10世紀

≪新石器時代 前1万年頃−前2000年頃≫
〈彩陶瓶〉〈彩陶罐〉というものがあった。これって〈ラスター彩陶〉となにか関係が!?(宮殿とモスクの至宝展)と思ってしまったわけだが、〈彩陶瓶(さいとうへい)〉は前4500年頃−前4000年頃のもので、〈ラスター彩陶〉のような輝きはなく普通の土器と同じ。
「彩陶とは中国新石器時代を代表する土器の一つであり、文様を彩色後に焼成する。」というもので〈ラスター彩陶〉とはまったく違う代物であった。〈彩陶罐(さいとうかん)〉のほうは、少々光沢があるので何か〈ラスター彩陶〉との繋がりがあるのかなと思ったのだが、こちらも前3100年頃−前2800年頃のもので、黄河中流域で発達した〈彩陶〉が前4000年頃から遠くの地域でも独自の発展をしたそうで、〈彩陶罐〉は黄河上流域で発展した「光沢のある橙色の器面に渦がうねるような文様を黒で描く力強い彩陶」なのだとか。というわけで、中国における〈彩陶〉はイスラムの〈彩陶〉とは違うものみたいだ。しかし、〈彩陶罐〉の文様はなかなかどうして良い感じなり。

二里頭にりとう文化・しょう時代 前19世紀頃−前11世紀≫
この時代のものは〈青銅〉が多い。石器時代の後だから青銅器時代ということか。新石器時代の頃が黄河文明ならば、二里頭文化・商時代は“殷”の頃かな。ちょっと確認をしなかった…^^;
その青銅器の模様がとにかく細かい。我われが思い浮かべるような中華模様とは違うけれど、その原形ではある感じだ。何を思ってこんな風に模様付けをしたのか、当時の人の考えが残っていないのが残念だ。
〈鴞尊(きょうそん)〉というみみずくを模った容器、どうやらとても非実用的な容器だ。みみずくというよりは妖怪に見える。謎な容器だ。原始アートはどの時代も共通? 商時代・前13−前11世紀の品。
〈石磬(せっけい)〉というもの、「磬(けい)」は打楽器だそう。青銅器が多い中での石の品。これに描かれている紋様めいた動物が気に入ってしまった。そしてその動物は「虎」。「渦文」というのは霊気を発する神聖な存在を意味しているそうで、この虎は神聖なものとして描かれているのだそう。昔のものは奥深い。。。そういえばシャーマンの世界でも「渦文」が描かれているような気が。 商時代・前13−前11世紀の品。

2007年1月2日[火]〜2月25日[日] 〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9

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