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2017年08月12日
Cたんぱく質・アミノ酸の構造と機能【問題】
それでは、「たんぱく質・アミノ酸の構造と機能」から一問出題します。
解説は次回公開します。
Q1.たんぱく質の構造に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)インスリンは、A鎖とB鎖の2本のペプチド鎖からなる。
(2)コラーゲンは、二重らせん構造をもつ。
(3)インスリン受容体は、7つの膜貫通領域をもつ。
(4)ヘモグロビンは、α鎖とβ鎖からなる2量体である。
(5)IgGは、各4本のL鎖とH鎖をもつ。
(2)コラーゲンは、二重らせん構造をもつ。
(3)インスリン受容体は、7つの膜貫通領域をもつ。
(4)ヘモグロビンは、α鎖とβ鎖からなる2量体である。
(5)IgGは、各4本のL鎖とH鎖をもつ。
解説は次回公開します。
2017年08月11日
Cたんぱく質・アミノ酸の構造と機能【ポイント】
今日は、たんぱく質・アミノ酸の構造と機能についてお話します。
【たんぱく質とは】
たんぱく質は体の主な構成成分であるとともに、酵素や免疫物質として働き、
あるいは酸素や栄養素の輸送・貯蔵を担うなど様々な生命活動にきわめて重要な機能を果たしています。
炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の3元素からなる糖質や脂質との大きな違いは、
この3元素の他に平均で16%もの窒素(N)を含むことです。
この他に少量の硫黄(S)やリン(P)、鉄(Fe)を含むものもあります。
【アミノ酸】
自然界には300種類以上のアミノ酸が存在するが、
たんぱく質を構成するアミノ酸はこのうちの20種類に限られている。
アミノ酸は1つの分子内に塩基性のアミノ基(−NH3)と
酸性のカルボキシル基(−COOH)の両方をもつ化合物です。
@グリシン、Aアラニン、Bバリン、Cロイシン、Dイソロイシン、Eセリン、Fスレオニン、
Gシステイン、Hメチオニン、Iアスパラギン、Jグルタミン、Kプロリン、Lフェニルアラニン、
Mチロシン、Nトリプトファン、Oアスパラギン酸、Pグルタミン酸、Qリシン、Rアルギニン、
Sヒスチジン
※太字は必須アミノ酸です。
必須アミノ酸の覚え方は、私は「ヒメイロリフットバス」で覚えています。
→ヒスチジン、メチオニン、イソロイシン、ロイシン、リシン、フェニルアラニン、トリプトファン、
バリン、スレオニン
【ペプチド結合】
たんぱく質はペプチド結合によって、アミノ酸が直鎖状につながっています。
ペプチド結合とは、1つのアミノ酸のカルボキシル基と他のアミノ基の間で水がとれて結合(脱水縮合)
したものです。
【たんぱく質の構造】
・一次構造:ペプチド結合によるアミノ酸配列
・二次構造:ポリペプチド鎖の主鎖の部分部分の規則的な折れ曲がり方。
αーヘリックス構造とβシート構造の2種がある。
・三次構造:二次構造の立体的な組み合わせによるポリペプチド鎖全体の立体構造。
・四次構造:三次構造をもる各ポリペプチド鎖の会合の仕方。
【たんぱく質の分類】
@単純たんぱく質:アミノ酸のみからなるたんぱく質
A複合たんぱく質:アミノ酸以外に非たんぱく質成分が結合したもの
B誘導たんぱく質:@Aのたんぱく質が作用を受けて二次的に生成したもの
例)コラーゲンの変性したゼラチンなど
※生理的機能に基づく分類としては、酵素たんぱく質、輸送たんぱく質、収縮たんぱく質、
調整たんぱく質、防御たんぱく質、貯蔵たんぱく質、構造たんぱく質があります。
【たんぱく質とは】
たんぱく質は体の主な構成成分であるとともに、酵素や免疫物質として働き、
あるいは酸素や栄養素の輸送・貯蔵を担うなど様々な生命活動にきわめて重要な機能を果たしています。
炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の3元素からなる糖質や脂質との大きな違いは、
この3元素の他に平均で16%もの窒素(N)を含むことです。
この他に少量の硫黄(S)やリン(P)、鉄(Fe)を含むものもあります。
【アミノ酸】
自然界には300種類以上のアミノ酸が存在するが、
たんぱく質を構成するアミノ酸はこのうちの20種類に限られている。
アミノ酸は1つの分子内に塩基性のアミノ基(−NH3)と
酸性のカルボキシル基(−COOH)の両方をもつ化合物です。
@グリシン、Aアラニン、Bバリン、Cロイシン、Dイソロイシン、Eセリン、Fスレオニン、
Gシステイン、Hメチオニン、Iアスパラギン、Jグルタミン、Kプロリン、Lフェニルアラニン、
Mチロシン、Nトリプトファン、Oアスパラギン酸、Pグルタミン酸、Qリシン、Rアルギニン、
Sヒスチジン
※太字は必須アミノ酸です。
必須アミノ酸の覚え方は、私は「ヒメイロリフットバス」で覚えています。
→ヒスチジン、メチオニン、イソロイシン、ロイシン、リシン、フェニルアラニン、トリプトファン、
バリン、スレオニン
【ペプチド結合】
たんぱく質はペプチド結合によって、アミノ酸が直鎖状につながっています。
ペプチド結合とは、1つのアミノ酸のカルボキシル基と他のアミノ基の間で水がとれて結合(脱水縮合)
したものです。
【たんぱく質の構造】
・一次構造:ペプチド結合によるアミノ酸配列
・二次構造:ポリペプチド鎖の主鎖の部分部分の規則的な折れ曲がり方。
αーヘリックス構造とβシート構造の2種がある。
・三次構造:二次構造の立体的な組み合わせによるポリペプチド鎖全体の立体構造。
・四次構造:三次構造をもる各ポリペプチド鎖の会合の仕方。
【たんぱく質の分類】
@単純たんぱく質:アミノ酸のみからなるたんぱく質
A複合たんぱく質:アミノ酸以外に非たんぱく質成分が結合したもの
B誘導たんぱく質:@Aのたんぱく質が作用を受けて二次的に生成したもの
例)コラーゲンの変性したゼラチンなど
※生理的機能に基づく分類としては、酵素たんぱく質、輸送たんぱく質、収縮たんぱく質、
調整たんぱく質、防御たんぱく質、貯蔵たんぱく質、構造たんぱく質があります。
2017年08月10日
B脂質の構造と機能【解説】
昨日の問題の解答です。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。
リノール酸はn-6不飽和脂肪酸である。
(2)誤り。
パントテン酸は水溶性ビタミンであるビタミンB群の一種であり、複合脂質ではない。
コエンザイムA(CoA)の構成要素である。
(3)正しい。
ホスファチジルコリンはリン酸を含む複合脂質であり、両親媒性物質である。
(4)誤り。
ステロイド骨格をもつ物質を総称して、ステロイドという。
コレステロールはステロイドの一種である。
(5)誤り。
1分子のジアシルグリセロールは1分子のグリセロールに2つの脂肪酸をもつ。
いかがでしたか?
正解出来ましたか?
一見難しく見える内容かと思いますが、特に応用問題は出題されないので、
しっかり理解できていれば得点出来るはずです!
Q1.脂質に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)リノール酸は、n-3系不飽和脂肪酸である。
(2)パントテン酸は、複合脂質である。
(3)ホスファチジルコリンは、両親媒性物質である。
(4)ステロイド骨格をもつ物質を総称して、コレステロールという。
(5)1分子のジアシルグリセロールは、2分子のグリセロールを含む。
(2)パントテン酸は、複合脂質である。
(3)ホスファチジルコリンは、両親媒性物質である。
(4)ステロイド骨格をもつ物質を総称して、コレステロールという。
(5)1分子のジアシルグリセロールは、2分子のグリセロールを含む。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。
リノール酸はn-6不飽和脂肪酸である。
(2)誤り。
パントテン酸は水溶性ビタミンであるビタミンB群の一種であり、複合脂質ではない。
コエンザイムA(CoA)の構成要素である。
(3)正しい。
ホスファチジルコリンはリン酸を含む複合脂質であり、両親媒性物質である。
(4)誤り。
ステロイド骨格をもつ物質を総称して、ステロイドという。
コレステロールはステロイドの一種である。
(5)誤り。
1分子のジアシルグリセロールは1分子のグリセロールに2つの脂肪酸をもつ。
いかがでしたか?
正解出来ましたか?
一見難しく見える内容かと思いますが、特に応用問題は出題されないので、
しっかり理解できていれば得点出来るはずです!
2017年08月09日
B脂質の構造と機能【問題】
それでは、「脂質の構造と機能」から一問出題します。
解説は次回公開します。
Q1.脂質に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)リノール酸は、n-3系不飽和脂肪酸である。
(2)パントテン酸は、複合脂質である。
(3)ホスファチジルコリンは、両親媒性物質である。
(4)ステロイド骨格をもつ物質を総称して、コレステロールという。
(5)1分子のジアシルグリセロールは、2分子のグリセロールを含む。
(2)パントテン酸は、複合脂質である。
(3)ホスファチジルコリンは、両親媒性物質である。
(4)ステロイド骨格をもつ物質を総称して、コレステロールという。
(5)1分子のジアシルグリセロールは、2分子のグリセロールを含む。
解説は次回公開します。
2017年08月07日
A糖質の構造と機能【解説】
昨日の問題の解説です。
【解説】…(3)、(5)
(1)誤り。
ケトースは、ケトン体をもつ。アルデヒド基をもつものはアルドースと呼ばれる。
(2)誤り。
天然の糖質は、D型の光学異性体が多い。生体内の糖質の大部分はD型である。
(3)正しい。
セルロースのβ‐1,4グリコシド結合は、ヒトのα‐アミラーゼによって加水分解されない。
(4)誤り。
アミロースは、直鎖状のα‐1,4‐グリコシド結合構造である。
α‐1,6‐グルコシド結合をもつのは、アミロペクチンやグリコーゲンである。
(5)正しい。
グリコサミノグ罹患は、アミノ糖とウロン酸が交互に多数結合した構造をしている。
【解説】…(2)
(1)誤り。
デオキシリボースは五炭糖である。
(2)正しい。
グルコースとマンノースも六炭糖のアルドースである。
フルクトースは六炭糖のケトースである。
(3)誤り。
グルクロン酸は、グルコースの酸化によって生じる。
グルコースの還元によって生じるのはソルビトールである。
(4)誤り。
ラクトースは、グルコースとガラクトースがβ‐1,4‐グリコシド結合した二糖類である。
(5)誤り。
ヒアルロン酸は硫酸基ともたない。
硫酸基をもつグルコサミノグリカンは、コンドロイチン硫酸やヘパリンなどである。
正解できましたか?
ここでのポイントは、「結合の種類」を覚えることと「ケトース・アルドース」です。
暗記でカバーできる部分になりますので、得点できるように復習しておきましょう。
Q1.糖質に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)ケトースは、アルデヒド基をもつ。
(2)天然の糖質は、D型よりもL型の光学異性体が多い。
(3)セルロースは、β‐1,4-グリコシド結合をもつ。
(4)アミロースは、α‐1,6‐グリコシド結合をもつ。
(5)グリコサミノ具罹患は、二糖の繰り返し構造をもつ。
(2)天然の糖質は、D型よりもL型の光学異性体が多い。
(3)セルロースは、β‐1,4-グリコシド結合をもつ。
(4)アミロースは、α‐1,6‐グリコシド結合をもつ。
(5)グリコサミノ具罹患は、二糖の繰り返し構造をもつ。
【解説】…(3)、(5)
(1)誤り。
ケトースは、ケトン体をもつ。アルデヒド基をもつものはアルドースと呼ばれる。
(2)誤り。
天然の糖質は、D型の光学異性体が多い。生体内の糖質の大部分はD型である。
(3)正しい。
セルロースのβ‐1,4グリコシド結合は、ヒトのα‐アミラーゼによって加水分解されない。
(4)誤り。
アミロースは、直鎖状のα‐1,4‐グリコシド結合構造である。
α‐1,6‐グルコシド結合をもつのは、アミロペクチンやグリコーゲンである。
(5)正しい。
グリコサミノグ罹患は、アミノ糖とウロン酸が交互に多数結合した構造をしている。
Q2.糖質に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)デオキシリボースは、6個の炭素原子をもつ。
(2)ガラクトースは、六炭糖のアルドースである。
(3)グルクロン酸は、グルコースの還元によって生じる。
(4)ラクトースは、α‐1,4‐グリコシド結合をもつ。
(5)ヒアルロン酸は、硫酸基をもつ。
(2)ガラクトースは、六炭糖のアルドースである。
(3)グルクロン酸は、グルコースの還元によって生じる。
(4)ラクトースは、α‐1,4‐グリコシド結合をもつ。
(5)ヒアルロン酸は、硫酸基をもつ。
【解説】…(2)
(1)誤り。
デオキシリボースは五炭糖である。
(2)正しい。
グルコースとマンノースも六炭糖のアルドースである。
フルクトースは六炭糖のケトースである。
(3)誤り。
グルクロン酸は、グルコースの酸化によって生じる。
グルコースの還元によって生じるのはソルビトールである。
(4)誤り。
ラクトースは、グルコースとガラクトースがβ‐1,4‐グリコシド結合した二糖類である。
(5)誤り。
ヒアルロン酸は硫酸基ともたない。
硫酸基をもつグルコサミノグリカンは、コンドロイチン硫酸やヘパリンなどである。
正解できましたか?
ここでのポイントは、「結合の種類」を覚えることと「ケトース・アルドース」です。
暗記でカバーできる部分になりますので、得点できるように復習しておきましょう。
2017年08月06日
A糖質の構造と機能【問題】
それでは、「糖質の構造と機能」から二問出題します。
解説は次回公開します。
Q1.糖質に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)ケトースは、アルデヒド基をもつ。
(2)天然の糖質は、D型よりもL型の光学異性体が多い。
(3)セルロースは、β‐1,4-グリコシド結合をもつ。
(4)アミロースは、α‐1,6‐グリコシド結合をもつ。
(5)グリコサミノ具罹患は、二糖の繰り返し構造をもつ。
(2)天然の糖質は、D型よりもL型の光学異性体が多い。
(3)セルロースは、β‐1,4-グリコシド結合をもつ。
(4)アミロースは、α‐1,6‐グリコシド結合をもつ。
(5)グリコサミノ具罹患は、二糖の繰り返し構造をもつ。
Q2.糖質に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)デオキシリボースは、6個の炭素原子をもつ。
(2)ガラクトースは、六炭糖のアルドースである。
(3)グルクロン酸は、グルコースの還元によって生じる。
(4)ラクトースは、α‐1,4‐グリコシド結合をもつ。
(5)ヒアルロン酸は、硫酸基をもつ。
(2)ガラクトースは、六炭糖のアルドースである。
(3)グルクロン酸は、グルコースの還元によって生じる。
(4)ラクトースは、α‐1,4‐グリコシド結合をもつ。
(5)ヒアルロン酸は、硫酸基をもつ。
解説は次回公開します。
2017年08月05日
A糖質の構造と機能【ポイント】
今日は、糖質の構造と機能についてお話します。
「糖質」とは、生体内において、エネルギー源や体の構成成分及び生理活性物質として利用されている。
化学的には一般に炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の三元素からなる。
「炭素の水和物」の意味から炭水化物とも呼ばれます。
糖質は、痰走塁、身糖類、少糖類(オリゴ糖類)及び多糖類に分類されます。
【単糖類】
単糖類とは加水分解によって、それ以上簡単に分解することはできない糖質の最小単位です。
単糖類を構成している炭素の数によって、三炭糖、四炭糖、五炭糖、六炭糖、七炭糖に分類されます。
栄養学的に重要なのは、五炭糖と六炭糖です。
単糖類は、分子構造中に2個以上の水酸基をもつとともに、
アルデヒド基(−CHO)、ケトン基(C=O)をもちます。
アルデヒド基を持つものをアルドース(グルコースやガラクトース)、
ケトン基を持つものをケトース(フルクトース)といいます。
【二糖類・少糖類】
2〜10個程度の単糖がグリコシド結合したものを少糖類(オリゴ糖)といい、
単糖の重合度により二単糖、三炭糖…と分類されます。
【多糖類】
約10個以上の炭糖がグリコシド結合で結合したものを多糖類といいます。
一種類の炭糖のみから構成されているホモ多糖と2種類以上の単糖から構成されているヘテロ多糖があります。
〇ホモ多糖
でんぷん(アミロース、アミロペクチン)、グリコーゲン、セルロース、キチン
〇ヘテロ多糖
グルコマンナン、ペクチン、アルギン酸、グリコサミノグリカン(ムコ多糖)
【複合脂質】
糖鎖、糖たんぱく質、プロテオグリカン、糖脂質など
次回、問題を出題します。
「糖質」とは、生体内において、エネルギー源や体の構成成分及び生理活性物質として利用されている。
化学的には一般に炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の三元素からなる。
「炭素の水和物」の意味から炭水化物とも呼ばれます。
糖質は、痰走塁、身糖類、少糖類(オリゴ糖類)及び多糖類に分類されます。
【単糖類】
単糖類とは加水分解によって、それ以上簡単に分解することはできない糖質の最小単位です。
単糖類を構成している炭素の数によって、三炭糖、四炭糖、五炭糖、六炭糖、七炭糖に分類されます。
栄養学的に重要なのは、五炭糖と六炭糖です。
単糖類は、分子構造中に2個以上の水酸基をもつとともに、
アルデヒド基(−CHO)、ケトン基(C=O)をもちます。
アルデヒド基を持つものをアルドース(グルコースやガラクトース)、
ケトン基を持つものをケトース(フルクトース)といいます。
【二糖類・少糖類】
2〜10個程度の単糖がグリコシド結合したものを少糖類(オリゴ糖)といい、
単糖の重合度により二単糖、三炭糖…と分類されます。
【多糖類】
約10個以上の炭糖がグリコシド結合で結合したものを多糖類といいます。
一種類の炭糖のみから構成されているホモ多糖と2種類以上の単糖から構成されているヘテロ多糖があります。
〇ホモ多糖
でんぷん(アミロース、アミロペクチン)、グリコーゲン、セルロース、キチン
〇ヘテロ多糖
グルコマンナン、ペクチン、アルギン酸、グリコサミノグリカン(ムコ多糖)
【複合脂質】
糖鎖、糖たんぱく質、プロテオグリカン、糖脂質など
次回、問題を出題します。
2017年08月04日
@人体の構造【解説】
今日は、昨日の「人体の構造」の問題の解説をします。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。中心体は、細胞分裂の際に染色体を移動させる。
(2)誤り。ゴルジ体は粗面小胞体と連絡しており、
粗面小胞体から送られてきたたんぱく質に化学的修飾を行う。
(3)正しい。
(4)誤り。粗面小胞体は、小胞体の膜にリボソームが付着したものである。
リボソームは、たんぱく質合成を行う。
(5)誤り。リソソームは、細胞質内の異物を分解処理する。
【解説】…正答(1)
(1)正しい。細胞膜を形成するリン脂質は両親媒性分子であり。
疎水性の部分を内側に、親水性の部分を外側にして安定した二重奏を形成している。
(2)誤り。赤血球にはミトコンドリアは存在しない。
このため、赤血球は、エネルギーを解糖系だけで産生している。
(3)誤り。グリコーゲン合成は、肝臓や筋肉の細胞質内で行われる。
滑面小胞体は、脂肪酸の不飽和化、ステロイドホルモンの合成、
グリコーゲン代謝・分泌などに関与している。
(4)誤り。細胞内液のNa+濃度は、細胞外液より低い。
この濃度サは、ナトリウムポンプによって維持されている。
(5)誤り。受精卵を使用して作られる多能性幹細胞はES細胞である。
iPS細胞は、ヒトの皮膚などの体細胞に遺伝子を導入して作られる。
正解できましたか?
覚えるだけで得点出来る部分になるので、必ず覚えておきましょう。
Q1.細胞小器官とそれらの機能の組み合わせである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)中心体ー細胞質ないの異物を分解処理する。
(2)ゴルジ体ー細胞分れるの際に染色体を移動させる。
(3)ミトコンドリアーATPを合成する。
(4)粗面小胞体ー細胞骨格を構成する。
(5)リソソームーたんぱく質合成の場となる。
(2)ゴルジ体ー細胞分れるの際に染色体を移動させる。
(3)ミトコンドリアーATPを合成する。
(4)粗面小胞体ー細胞骨格を構成する。
(5)リソソームーたんぱく質合成の場となる。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。中心体は、細胞分裂の際に染色体を移動させる。
(2)誤り。ゴルジ体は粗面小胞体と連絡しており、
粗面小胞体から送られてきたたんぱく質に化学的修飾を行う。
(3)正しい。
(4)誤り。粗面小胞体は、小胞体の膜にリボソームが付着したものである。
リボソームは、たんぱく質合成を行う。
(5)誤り。リソソームは、細胞質内の異物を分解処理する。
Q2.人の細胞の構造と機能に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)細胞膜は、リン脂質の二重層からなる。
(2)赤血球には、ミトコンドリアが存在する。
(3)滑面小胞体では、グリコーゲンの合成が行われる。
(4)細胞内液のNa+濃度は、細胞外液より高い。
(5)iPs細胞(人工多能性幹細胞)は、受精卵を使用する。
(2)赤血球には、ミトコンドリアが存在する。
(3)滑面小胞体では、グリコーゲンの合成が行われる。
(4)細胞内液のNa+濃度は、細胞外液より高い。
(5)iPs細胞(人工多能性幹細胞)は、受精卵を使用する。
【解説】…正答(1)
(1)正しい。細胞膜を形成するリン脂質は両親媒性分子であり。
疎水性の部分を内側に、親水性の部分を外側にして安定した二重奏を形成している。
(2)誤り。赤血球にはミトコンドリアは存在しない。
このため、赤血球は、エネルギーを解糖系だけで産生している。
(3)誤り。グリコーゲン合成は、肝臓や筋肉の細胞質内で行われる。
滑面小胞体は、脂肪酸の不飽和化、ステロイドホルモンの合成、
グリコーゲン代謝・分泌などに関与している。
(4)誤り。細胞内液のNa+濃度は、細胞外液より低い。
この濃度サは、ナトリウムポンプによって維持されている。
(5)誤り。受精卵を使用して作られる多能性幹細胞はES細胞である。
iPS細胞は、ヒトの皮膚などの体細胞に遺伝子を導入して作られる。
正解できましたか?
覚えるだけで得点出来る部分になるので、必ず覚えておきましょう。
2017年08月03日
@人体の構造【問題】
それでは、「人体の構造」から二問出題します。
次回、解説します。
Q1.細胞小器官とそれらの機能の組み合わせである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)中心体ー細胞質ないの異物を分解処理する。
(2)ゴルジ体ー細胞分れるの際に染色体を移動させる。
(3)ミトコンドリアーATPを合成する。
(4)粗面小胞体ー細胞骨格を構成する。
(5)リソソームーたんぱく質合成の場となる。
(2)ゴルジ体ー細胞分れるの際に染色体を移動させる。
(3)ミトコンドリアーATPを合成する。
(4)粗面小胞体ー細胞骨格を構成する。
(5)リソソームーたんぱく質合成の場となる。
Q2.人の細胞の構造と機能に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)細胞膜は、リン脂質の二重層からなる。
(2)赤血球には、ミトコンドリアが存在する。
(3)滑面小胞体では、グリコーゲンの合成が行われる。
(4)細胞内液のNa+濃度は、細胞外液より高い。
(5)iPs細胞(人工多能性幹細胞)は、受精卵を使用する。
(2)赤血球には、ミトコンドリアが存在する。
(3)滑面小胞体では、グリコーゲンの合成が行われる。
(4)細胞内液のNa+濃度は、細胞外液より高い。
(5)iPs細胞(人工多能性幹細胞)は、受精卵を使用する。
次回、解説します。
2017年08月02日
@人体の構造【ポイント】
今後は、実際の出題問題も踏まえながら要点の解説をしていきたいと思います。
今日は、管理栄養士国家試験のテキストを開くと一番最初に出てくる内容。
「人体の構造」についてです。
ミトコンドリア、リボソーム、小胞体(粗面小胞体・滑面小胞体)、ゴルジ体、リソソーム、
中心体などなど。
それぞれの機能はしっかり理解していますか?
細胞の構造の図も覚えておきましょうね。
ミトコンドリアは出題されることも多い部分になります。
ミトコンドリアは、内膜と外膜を持ち、内膜はクリステというひだを作ります。
内部のマトリックスと呼ばれる部分にはクエン酸回路や脂肪酸のβ酸化系の各酵素が含まれ、
内膜には電子伝達系や酸化的リン酸化に関与する諸因子が存在します。
ミトコンドリアは細胞の活動エネルギーとなるATPを合成する主要な場となっています。
心臓や筋肉などエネルギー代謝が盛んな細胞に多く、
細胞の生命維持に重要な関わりを持っています。
次回、問題を出題します。
今日は、管理栄養士国家試験のテキストを開くと一番最初に出てくる内容。
「人体の構造」についてです。
ミトコンドリア、リボソーム、小胞体(粗面小胞体・滑面小胞体)、ゴルジ体、リソソーム、
中心体などなど。
それぞれの機能はしっかり理解していますか?
細胞の構造の図も覚えておきましょうね。
ミトコンドリアは出題されることも多い部分になります。
ミトコンドリアは、内膜と外膜を持ち、内膜はクリステというひだを作ります。
内部のマトリックスと呼ばれる部分にはクエン酸回路や脂肪酸のβ酸化系の各酵素が含まれ、
内膜には電子伝達系や酸化的リン酸化に関与する諸因子が存在します。
ミトコンドリアは細胞の活動エネルギーとなるATPを合成する主要な場となっています。
心臓や筋肉などエネルギー代謝が盛んな細胞に多く、
細胞の生命維持に重要な関わりを持っています。
次回、問題を出題します。