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2017年08月11日

Cたんぱく質・アミノ酸の構造と機能【ポイント】

今日は、たんぱく質・アミノ酸の構造と機能についてお話します。

【たんぱく質とは】
たんぱく質は体の主な構成成分であるとともに、酵素や免疫物質として働き、
あるいは酸素や栄養素の輸送・貯蔵を担うなど様々な生命活動にきわめて重要な機能を果たしています。
炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の3元素からなる糖質や脂質との大きな違いは、
この3元素の他に平均で16%もの窒素(N)を含むことです
この他に少量の硫黄(S)やリン(P)、鉄(Fe)を含むものもあります。

【アミノ酸】
自然界には300種類以上のアミノ酸が存在するが、
たんぱく質を構成するアミノ酸はこのうちの20種類に限られている。
アミノ酸は1つの分子内に塩基性のアミノ基(−NH3)と
酸性のカルボキシル基(−COOH)の両方をもつ化合物です。
@グリシン、Aアラニン、Bバリン、Cロイシン、Dイソロイシン、Eセリン、Fスレオニン、
Gシステイン、Hメチオニン、Iアスパラギン、Jグルタミン、Kプロリン、Lフェニルアラニン、
Mチロシン、Nトリプトファン、Oアスパラギン酸、Pグルタミン酸、Qリシン、Rアルギニン、
Sヒスチジン

※太字は必須アミノ酸です。
必須アミノ酸の覚え方は、私は「ヒメイロリフットバス」で覚えています。
→ヒスチジン、メチオニン、イソロイシン、ロイシン、リシン、フェニルアラニン、トリプトファン、
バリン、スレオニン

【ペプチド結合】
たんぱく質はペプチド結合によって、アミノ酸が直鎖状につながっています。
ペプチド結合とは、1つのアミノ酸のカルボキシル基と他のアミノ基の間で水がとれて結合(脱水縮合)
したものです。

【たんぱく質の構造】
・一次構造:ペプチド結合によるアミノ酸配列
・二次構造:ポリペプチド鎖の主鎖の部分部分の規則的な折れ曲がり方。
      αーヘリックス構造とβシート構造の2種がある。
・三次構造:二次構造の立体的な組み合わせによるポリペプチド鎖全体の立体構造。
・四次構造:三次構造をもる各ポリペプチド鎖の会合の仕方。

【たんぱく質の分類】
@単純たんぱく質:アミノ酸のみからなるたんぱく質
A複合たんぱく質:アミノ酸以外に非たんぱく質成分が結合したもの
B誘導たんぱく質:@Aのたんぱく質が作用を受けて二次的に生成したもの
         例)コラーゲンの変性したゼラチンなど
※生理的機能に基づく分類としては、酵素たんぱく質、輸送たんぱく質、収縮たんぱく質、
調整たんぱく質、防御たんぱく質、貯蔵たんぱく質、構造たんぱく質があります。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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