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2017年05月05日

エネルギーのタンパク質節約作用

国家試験でもよく出題されるところなので、覚えておきましょうね。

よくダイエットで主食を減らす、または抜くなどという人がいます。
主食は少量で高エネルギーですから、主食を抜ければそれだけ多くのエネルギーを減らすことが出来、
確かに体重は減りやすいくなります。
即効性のあるダイエットなので、主食を抜くダイエットは人気が出てしまうんですね。
主食を抜くということは体の中でどんなことが起こっているのか。
主食には糖質をいう炭水化物を多く含みます。
糖質は車で言うガソリンの役割をしてくれているもので、
体の中で一番エネルギーになりやすいものです。
これが不足すると筋肉を壊して、タンパク質を利用してエネルギー源を作り出そうとします。
すると筋肉量が減ります。
筋肉量が減ると基礎代謝が落ちます。
基礎代謝が落ちると痩せにくい体になります。
結果的にリバウンドしやすい体を作っていることになります。
主食の過食は中性脂肪や血糖値を上げるもとになるので、適量が重要です。

では適量とは?
主食は全体のエネルギーの50〜60%を摂取。
1800kcalが適正エネルギーだとすると900〜1080kcalを主食から摂ることになります。
ご飯量になおすと180g〜200g/食(ご飯1/2合程度)ということになります。
夕食が遅くても最低100g/食(脳が活動するために最低限必要)は食べるようにお話ししています。



2017年05月04日

絶対出る!「糖尿病」

年々増えている糖尿病や糖尿病予備群の患者さん。
糖尿病になると何がいけないの?自覚症状もないし…
良く受ける質問です。

糖尿病の怖さは三大合併症。
糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害。
この他にも脳血管障害や歯周病などのリスクも上がることが報告されています。
糖尿病性腎症が進行すると透析と言って腎臓に溜まった老廃物を除去する治療を一生受けなくてはなりません。
週に3回、一回4時間程度かかります。
糖尿病性網膜症は、最悪の場合失明に…。
目には細かい血管がたくさん通っているので、ダメージを受けやすいんですね。
糖尿病神経障害だと、神経が鈍くなってしまって、最悪足を切断なんて方もいます。
脳血管障害になったら辛いのは後遺症が残りやすいということ。
寝たきり、片麻痺、嚥下障害(うまく飲み込めない)などの障害が起きやすくなります。

これだけ怖い糖尿病。
自覚症状が出てからでは遅いんですね。

治療法は食事療法、薬物療法、運動療法の大きく三つ。
その中でもベースとなるのはなんといっても食事療法。
本来ならば、入院して病院食を召し上がっていただくのが一番なのですが、
それが難しいという方も多いことでしょう。
そんな時は宅配食のお弁当を食べてみて、栄養のバランス、味付け、分量等を確認していただくことを目的に宅配食を勧めています。





糖尿病の診断基準、合併症、糖尿病患者への投与適性エネルギー(現場では体重×25kcalで算出することが多いが、活動量によって調整)などは必ず頭にいれておきましょう。

糖尿病についてもっと勉強したければ、
日本糖尿病学会が出版している「糖尿病治療ガイド」がオススメ。
薄いのに、糖尿病の基本から食事療法、薬物療法、運動療法、合併症まですべて網羅されています。
私も職場で他の管理栄養士にオススメしたら購入して、とても分かり易くてよいと言っていましたよ!

〇糖尿病治療ガイド

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感想(2件)


2017年05月03日

最近出題が増えている項目「COPD」

「COPD」は最近出題数が増えている疾患です。
COPDは「慢性閉塞性肺疾患」の略語で、喫煙歴が長い方に多くみられます。
別名たばこ病とも呼ばれています。
患者さんは中年の男性に多いですね。

「COPD」の栄養について。
COPDの患者さんは息を上手に吐くことが出来なくなっている疾患です。
呼吸が苦しくなって、呼吸に多くのエネルギーを消費してしまうこと、
食事をするのが苦しいので、食事量が減ってしまうことから、著明なやせがみられるようになります。
BMIでいうと18.5未満の患者さんがほとんどですね。
現場では栄養補助食品など、少量でエネルギーが確保できるようなものを使用することが多いです。
呼吸商の低いもの脂質は炭水化物やタンパク質に比べて呼吸を楽にしてくれるので、
脂質をリッチに含むCOPD用の栄養補助食品も販売されています。
ただ、最近の栄養学的にはバランス良い食事が適量摂取できていれば、
故意的に脂質を多くする必要はないという見解が示されています。
その他、BCAAも積極的に摂取するのがCOPDの栄養療法です。

「COPD」は必ず出題される部分なので、しっかり復習しておきましょうね。



2017年05月02日

最近の国家試験で出題が増えている項目「嚥下」

国家試験の勉強をしている皆さんならば、一度は聞いたことがあるであろう「嚥下」について
今日は説明していきます。

私が国家試験を受けたころは「嚥下」なんていう言葉は聞くこともありませんでした。
なので、私がこの言葉を聞くようになったのは、管理栄養士として勤務してからです。
最近の高齢社会の影響を受けて嚥下障害の患者さんは非常に増えています。
なぜならば、嚥下障害は年齢と共に喉の筋肉が落ちてしまい上手く飲み込めなくなってしまう障害だからです。
その他にも脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)でも高頻度で嚥下障害が起きます。
嚥下障害になると何が問題なのか。
「誤嚥性肺炎」という誤嚥による肺炎が起こり易いためです。
高齢者による肺炎は非常に増えており、その内誤嚥性肺炎が多くを占めています。
嚥下障害というとむせて飲み込めないというイメージが強いかと思いますが、
必ずしもむせる訳ではありません。
誤って飲み込むことを「誤嚥」と呼び、むせる誤嚥を「顕性誤嚥」、
むせない誤嚥を「不顕性誤嚥」と呼びます。
むせないから安全とは言い切れないということですね。
また、実際の現場では周囲の人が食べている間に話しかけない(話しかけると喉にある喉頭蓋という蓋が開いて気道に食べ物が入りやすくなります。)、食べやすいポジション設定(45度程度のリクライニングが推奨されています)なども重要です。


飲み込み易い形態、飲み込みにくい形態なども出題されることがありますから、
併せて覚えておきましょうね。
自分自身が飲み込み易いかどうかをイメージすれば簡単なことですが、
つるつるしていたり、とろみがついているものは飲み込み易く、
パサパサしていたり弾力性のあるようなものは飲み込み難いです。

国家試験に出題されやすい「嚥下」。
しっかり復習しておきましょうね。



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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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