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2017年08月04日

@人体の構造【解説】

今日は、昨日の「人体の構造」の問題の解説をします。

Q1.細胞小器官とそれらの機能の組み合わせである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)中心体ー細胞質ないの異物を分解処理する。
(2)ゴルジ体ー細胞分れるの際に染色体を移動させる。
(3)ミトコンドリアーATPを合成する。
(4)粗面小胞体ー細胞骨格を構成する。
(5)リソソームーたんぱく質合成の場となる。


【解説】…正答(3)
(1)誤り。中心体は、細胞分裂の際に染色体を移動させる。
(2)誤り。ゴルジ体は粗面小胞体と連絡しており、
   粗面小胞体から送られてきたたんぱく質に化学的修飾を行う。
(3)正しい。
(4)誤り。粗面小胞体は、小胞体の膜にリボソームが付着したものである。
   リボソームは、たんぱく質合成を行う。
(5)誤り。リソソームは、細胞質内の異物を分解処理する。




Q2.人の細胞の構造と機能に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)細胞膜は、リン脂質の二重層からなる。
(2)赤血球には、ミトコンドリアが存在する。
(3)滑面小胞体では、グリコーゲンの合成が行われる。
(4)細胞内液のNa+濃度は、細胞外液より高い。
(5)iPs細胞(人工多能性幹細胞)は、受精卵を使用する。


【解説】…正答(1)
(1)正しい。細胞膜を形成するリン脂質は両親媒性分子であり。
   疎水性の部分を内側に、親水性の部分を外側にして安定した二重奏を形成している。
(2)誤り。赤血球にはミトコンドリアは存在しない。
   このため、赤血球は、エネルギーを解糖系だけで産生している。
(3)誤り。グリコーゲン合成は、肝臓や筋肉の細胞質内で行われる。
   滑面小胞体は、脂肪酸の不飽和化、ステロイドホルモンの合成、
   グリコーゲン代謝・分泌などに関与している。
(4)誤り。細胞内液のNa+濃度は、細胞外液より低い。
   この濃度サは、ナトリウムポンプによって維持されている。
(5)誤り。受精卵を使用して作られる多能性幹細胞はES細胞である。
   iPS細胞は、ヒトの皮膚などの体細胞に遺伝子を導入して作られる。

正解できましたか?
覚えるだけで得点出来る部分になるので、必ず覚えておきましょう。

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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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