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2017年08月07日

A糖質の構造と機能【解説】

昨日の問題の解説です。

Q1.糖質に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)ケトースは、アルデヒド基をもつ。
(2)天然の糖質は、D型よりもL型の光学異性体が多い。
(3)セルロースは、β‐1,4-グリコシド結合をもつ。
(4)アミロースは、α‐1,6‐グリコシド結合をもつ。
(5)グリコサミノ具罹患は、二糖の繰り返し構造をもつ。


【解説】…(3)、(5)
(1)誤り。
   ケトースは、ケトン体をもつ。アルデヒド基をもつものはアルドースと呼ばれる。
(2)誤り。
   天然の糖質は、D型の光学異性体が多い。生体内の糖質の大部分はD型である。
(3)正しい。
   セルロースのβ‐1,4グリコシド結合は、ヒトのα‐アミラーゼによって加水分解されない。
(4)誤り。
   アミロースは、直鎖状のα‐1,4‐グリコシド結合構造である。
   α‐1,6‐グルコシド結合をもつのは、アミロペクチンやグリコーゲンである。
(5)正しい。
   グリコサミノグ罹患は、アミノ糖とウロン酸が交互に多数結合した構造をしている。
  


Q2.糖質に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)デオキシリボースは、6個の炭素原子をもつ。
(2)ガラクトースは、六炭糖のアルドースである。
(3)グルクロン酸は、グルコースの還元によって生じる。
(4)ラクトースは、α‐1,4‐グリコシド結合をもつ。
(5)ヒアルロン酸は、硫酸基をもつ。


【解説】…(2)
(1)誤り。
   デオキシリボースは五炭糖である。
(2)正しい。
   グルコースとマンノースも六炭糖のアルドースである。
   フルクトースは六炭糖のケトースである。
(3)誤り。
   グルクロン酸は、グルコースの酸化によって生じる。
   グルコースの還元によって生じるのはソルビトールである。
(4)誤り。
   ラクトースは、グルコースとガラクトースがβ‐1,4‐グリコシド結合した二糖類である。
(5)誤り。
   ヒアルロン酸は硫酸基ともたない。
   硫酸基をもつグルコサミノグリカンは、コンドロイチン硫酸やヘパリンなどである。

正解できましたか?
ここでのポイントは、「結合の種類」を覚えることと「ケトース・アルドース」です。
暗記でカバーできる部分になりますので、得点できるように復習しておきましょう。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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