ゴールデンウイークで今年は海外旅行、国内旅行観光客が激増しており、
人気観光地ではオーバーツーリズムでの観光公害が発生しているといわれている。
私は高校生の頃修学旅行で京都、奈良に行って、再度行ってみたいと思っていたが
最近の外国人観光客でごったがえしている観光地の映像を見ると、行きたくなくなる。
私が高校生の頃の京都や奈良は外国人で混雑などしてなく、日本の古都の風情を感じることができた。
その静かな風情を感じることも楽しいのだ。
ところが今の京都は風情など感じないだろう。
一方で首都圏など都会の人たちは、地方や海外へ楽しみと癒しを求めて出かける傾向である。
お金さえあれば何でもできることが多い東京でも手に入らないものがあるのだろう。
東京周辺が便利で楽しくおいしいい食べ物屋が多いというが、それなら首都圏から出ないでいればよいものを
なぜ地方にいきたがるのだろう。
やっぱり、人は自然や緑などを好み、自然には癒しがあるのだと思う。
私の地方と東京に住んだ経験がある人間からすると、首都圏や有名観光地は大変混雑し
店へ長く並んだり、電車も混雑、うるさく、通勤でも日常でもイライラするのだ。
私は過去に何度も述べたとおり、東京に8年住んだことがあり、八王子、立川、練馬区、足立区、新宿区と5か所を仕事の都合で転々とした経験がある。
その中で思ったことは、とにかくアパートが築30年とか古く、トイレが共同だったり、エアコンがなかったり、お風呂がなく銭湯が必要な物件でも広さが4畳半から6畳と狭くオンボロな物件なのに家賃が6万円程度、その他管理費がかかり、アパートを借りるための敷金、礼金、前家賃、仲介料などで40万円近くと家賃の高さに驚かされた。
また、八王子など都心からだいぶ離れた一戸建ての値段が敷地面積が150平米の土地に車1台が止めるスペースがある中で2階建て住宅で床面積150平米程度の狭い家なのに5000万円もするのに驚かされた。
それと、通勤時間帯の電車でのギュウギュウ詰めの通勤がひどく苦痛であり、それが原因で八王子のアパートを引き払って、家賃が高く風呂もついていないアパートに引っ越すなど、通勤で疲れる経験をした。
三つめは住環境が他の日本の地方都市と比べ劣ることだ。
東京は自然が少なく、交通機関での過剰な混雑や治安問題、騒音などの住環境の悪化などが以前から指摘されてきたが、人が集まることで、高い人口密度に更に拍車をかけ、住環境は良好とは言い難い。
確かに地下鉄やJRが縦横無尽に整備され、便利といえば便利だが、人が集まりすぎると人1人が居住するのに必要なスペースが狭くなり、安らぎの環境にはマイナス要因となる。
四つ目として大規模自然災害や有事の際の国家機能の確保の問題がある。
東京には日本国の行政、政府機能、官公庁、大手企業の本社が集中しているため、ひとたび大災害や有事の際に都市が破壊されたりすると、日本国の存亡にかかわる事態になりかねない。
したがって、30年以上前から、国の方針として東京の官公庁などの一極集中を避ける目的で、地方都市の発展に力を入れたり、科学技術分野の地方への移転としてつくば学園都市をつくったり、
建設省での多極分散型国土形成計画などを推し進めてきた。しかし、東京の人口集中、大手企業の集中は抑制できなかった。
よって、以下の対策が必要であると考えられる。
東京都単独での都市整備を考えるのではなく、千葉県や埼玉県、神奈川県など周辺自治体と綿密に調整を行い、上記で述べた東京の脆弱性を解消に向けた取り組みを関東を一つのブロックと考えた地域対策を考える必要がある。
特に、現在外国人観光客の増加で問題が見えてきた宿泊施設の整備は喫緊の課題であり、周辺県と連携して行うべきであると思う。現在では、宿泊施設の宿泊料が高騰し、日本人ビジネスマンへの影響も出始めている。
どうして東京に人が集まるのかは大手企業などの本社と関連会社、取引企業が東京に集中していることや賃金が高いことだと思う。
自分がなぜ過去に東京に住んだのかと問われれば、地方に仕事がなくても東京には多種多様な仕事ががあったからだ。
しかし、安倍政権になってから地方創生など、地方の発展に力を入れたこともあって、もやは東京に行かなくても地方で仕事にありつけるわけだから、住みよい地方に住んでいる。
地方は自然が多く静かで混雑してなく、そのような環境で仕事があったら最高であるのだ。
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