よく転職の動画で将来20年程度でAI(人工知能)で仕事がなくなるという動画あるが、
AIの最新の研究や実験を見ると、そう簡単に仕事がAIに置き換わることはないといえる。
AIにもいろいろ種類があるが画像認識AIは顔認証や道路での自動車交通量の解析統計など一部の判断に利用が始まっている。
顔認証のような簡単な認識でも、かなりの高度な技術が駆使されている。
一方で制御AIはセンサーやロボット技術などと組み合わせ、工場などの閉鎖空間での利用を進めているが
実用化まではまだまだ時間と研究が必要で、一部の単純な作業に限られ普及していない状態で
適正な判断での動作ではまだまだ課題が多く、実用化は難しい。
置き換わる可能性があるのは室内での単純なロボット作業、限定された空間での単純認識までであろう。
内閣府で発表している業種別のデジタル化による効率化が可能な業種のだいたいのデータが発表されている。
その中で、AIやデジタル化が難しい産業は飲食サービス業がトップで医療や介護、
現場での判断が必要な建設業などであり、今後もAIやロボット化での対応が難しいといわれている。
製造業もAIやロボット化、デジタル化が進展している。
一番デジタル化で人が余る業種は銀行や保険などの産業といわれている。
今は料金の支払いはコンビニででき、お金の引き出しはコンビニの現金自動預け払い機で可能である。
つまり、銀行や保険業はこれから淘汰されて、人が余ってくる業界であると考えられる。
よって、大手電機メーカーなどの製造業や銀行業界は、もうすでにリストラ着実に進められている。
ところで、建設業や関連業は温暖化が原因で水害が急増して、大規模地震予測もあることから
人手不足は今後もどんどんすすんでゆく。なにしろ少子高齢化で若者が入ってこないのだから。
建設業界隈でも国土交通省の方針のもと、DX(デジタルトランスフォーメーション)
AIの導入、徹底したIT化を2025年までに完了すると進めているが、人材不足である。
人材不足の内容が職人の不足から施工管理者のような頭脳労働者の不足が顕著になってきた。
施工管理者は頭脳労働といいながらパソコンやコンピュータソフトのスキルが得意する人材が不足しているのだ。
今後も不足するだろう。
AIがどのようなことが得意で何が苦手な作業かを調べると。
AIが得意な作業は工場内など決まった室内や閉鎖空間での作業、簡易な判断であり、
例えば屋外や自然環境、現場作業のようにオープン空間での作業や認識が苦手であるのだ。
それとAIに作業させるためにAIに多くのデータを投入して、学習させる必要があるが
人と同じ簡単な作業をさせるために、数が月が必要であったり、
その学習した作業は作業条件が変わると、ほかの作業では使えないなどデメリットがあり
AIの仕事への活用はまだまだ、課題が多く、簡単に実装はできないようだ。
AIが行う作業を途中確認したり、認識判断した結果を最後は人が適切かを確認する作業はなくならないと考える。
最近の自動車の自動運転技術は道路の路側とセンターラインが敷設され、
高速道路のような閉鎖空間ではAI技術での自動運転は可能だろうが
オープン空間である一般道路のように市街地や自然環境に囲まれた場所で横断歩道があったり、
いろんな建物があり、人が横断したり、樹木が生い茂る複雑な空間をAIは瞬時に認識学習して安全走行するのは難しいのだ。
高速道路でも積雪があたったり、路面の凍結があったり、GPSとの通信障害があれば自動運転は難しいだろうし、事故が起きた場合、AIでは対応できないだろう。
今の自動運転技術はあくまで人が乗って運転確認している中で高速道路内限定だ。
自動運転を社会に普及させるには道路交通法の改正、その前に自動運転技術で事故が起きない検証が必要だ。
高速道路を降りて一般道路に入ったら、自動運転は無理だ。
よって、高速道路以外の一般道路での物流ドライバーやタクシー運転手の仕事はこれから10年はなくならないと最新のAiの研究実験を見て思う。
AIが進化して期待できるのは、音声などの高度なナビゲーションで、最短ルートや
料金が一番安いルート、リアルタイムで混雑しているルートを避けた運転ナビゲーションシステムによる運行が考えられる。
一方、建設分野では科学技術イノベーションで2040年までに全自動化を進めるとしているが
地形が複雑な場所でAIに単純作業でもまだまだできないのだ。
建設分野でもIT機器の利活用が進んで、もう10年前には人では危険な場所での作業が必要な場合や効率化でカメラを搭載した重機を遠隔操作で操作して作業が始まっているが、
やはりAIでは対応ができないオープン空間での作業は人でないとできない作業である。
国内での最先端AI研究所が現場で土砂を掘削して積み込む単純な作業をAIにやらせた実験があるが
まだまだ実用化へのレベルには遠いといえる。
それよりも障がい者のほうがはるかに汎用的な能力が高いといえる。
よって、建設現場のようなオープン空間での重機作業は自宅などにいて
障がい者が遠隔操作を行うほうがはるかに実用可能性と効率性に貢献できると考えられる。
近い将来、建設現場での重機作業や物流会社同士での物資の納品は
自宅にいて車載カメラを見ながら監視したり、軌道修正したりの
あくまで人が行う業務して進化してゆくと考えられる。
それと障がい者の雇用の場は遠隔操作で行うオープン空間での仕事が増えると考えられる。
人間というのは汎用性が高い存在であり、経験によって最適な認識と判断ができる存在だ。
AIは自動化での処理スピードが速いが、適切な判断能力で問題が多いのだ。
疑問があっても、問題があっても、問題だと認識できない。
AIを利用するよりも判断能力や汎用性が高い人である障がい者や高齢者を活用したほうが建設工事では労働生産性に貢献できると考えられる。
究極な見方として、人が機械から真の優しさや癒し、謝罪を感じることができるだろうか
できないだろう。
やはり、人でないとできない医療や心理カウンセリング、精神衛生、トラブルの解決はAIでは無理だろう。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image